ドライソフトボックスで湿度の変化を調べてみた。
こんにちは。
カメラやレンズを守るためには湿度管理が重要だそうです。湿気はカメラにとって大敵で、甘くみるとカビの餌食になるそうです。(恐ろしい😱)今回、Hakubaのドライソフトボックスを購入したのでアーカイブに残そうと思います。
ドライソフトボックスは、自宅でも出先でもカメラやレンズの保管ができるボックスです。ドライソフトボックスでどれだけ湿度をコントロールできるのかを実験してみました。
実際に使ってみた感想や、除湿剤の効果、最適な湿度の保ち方まで、分かったことをまとめています。湿気対策を考えている方の参考になれば嬉しいです!
購入のきっかけと選んだ理由
カメラを外出先で保管する時も湿気から守りたい!と思い、Hakubaのドライソフトボックスを選びました。あまり物を持ちたくないので家と外一つのもので保管できるものを探していました。
家では100円ショップで買った密閉ボックスなどでも代用できますが、出先での湿気対策は難しくないか?と考えていたこの頃。自宅でも外でも使える保管方法があれば、余計な物を買わなくていいんじゃないかと思いました。
一方で、防湿庫という選択肢もありました。しかし、購入しませんでした。理由は「大きい・重い・高い」からです。電源も必要で、コンセントが一つ埋まってしまうし、引っ越しや移動時に保管しているカメラやレンズをどうするのかを考える必要があります。何より、私の場合、カメラとレンズが各1台ずつしか持つ予定がないので数万円もかけて防湿庫を買うのはもったいないと感じました。
ドライソフトボックスと除湿剤の特徴
Hakubaドライソフトボックス(Lサイズ)は、カメラと大きなレンズを収納できるサイズで、除湿剤を入れるポケットも付いています。自宅だけでなく、旅行先でも使える点が便利です。
ただ、名前に「ソフト」とある通り、防御力はほぼゼロです。それに意外と大きく、無印のリュックにはそのままでは入りません。Mサイズならリュックに収まるかもしれませんが、Lサイズはカメラバッグが必要になりそうです。(Mサイズでも入らなかったらごめんなさい。)
使った除湿剤はHakubaの除湿&防カビ剤(シリカゲルタイプ)です。手のひらくらいの大きさで、100円ショップで売っている小さな除湿剤と比べると、かなり吸湿力が高い気がしました。
実験:湿度の変動
まずは除湿剤を入れずにドライボックスを開けた状態で放置してみました。
次にHakubaの除湿&防カビ剤を使って10分待ってみると、湿度が42%まで下がりました。やはりサイズが大きい除湿剤の方が速く湿度を下げられますね。湿度を適切に保つには、ある程度の大きさがある除湿剤の方が有利かもしれません。
理想的な湿度範囲とその保ち方
カメラやレンズに適した湿度は30〜50%とのこと。湿度が50%以上だとカビが生えやすく、逆に30%以下だとレンズやカメラの一部に使われているゴムや樹脂が劣化しやすくなるそうです。ドライボックス内でこの範囲をキープできるように、湿度計でのチェックは必須だと感じました。
※ちなみに湿度計は、hakubaさんのものを購入しました。
除湿剤の選び方と量の調整
除湿剤は小さなものから大きなものまで色々ありますが、小型の除湿剤だと湿度を下げるまでに時間がかかるのに対し、大型のものは早く湿度を下げられますが、逆に下がりすぎることもあるのでは?と思いました。小さい除湿剤と大きい除湿剤をうまく組み合わせると案外微調整ができて良いかもしれません。
HakubaのドライソフトボックスLサイズには、Hakubaの除湿&防カビ剤を1つ入れるだけで湿度が42%程度まで下がることがわかりました。また、実験で冷たいアイスキャンディーを入れてみたところ、湿度が30%まで下がりました。つまり、湿ったカメラや冷えた物を入れると湿度がさらに下がる可能性があるということですね。
ドライソフトボックスのメリットとデメリット
使ってみた感想をまとめると、ドライソフトボックスは外出先でも保管ができそうな便利そうなアイテムだなと思いました。ざっと触ってみた時点でのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
正面が透明なので湿度を確認しやすい
比較的リーズナブルで1万円以下
自宅でも外でも使用可能でデザインもシンプル
デメリット
大きいサイズは持ち運びに不便(リュックにそのままは入らない)
耐震性がなく、衝撃に弱い
除湿剤や湿度計などが必要
今後の期待と改善点
全体的に思ったより大きいということ以外は不満点はなさそうです。耐震性や保護力がない点は少し不安ですが、レンズに付属のカバーをつけて保管すれば多少防御力は上がりそう。
外側に少しでも緩衝材が入っていればより良さそうですが、そうするとサイズがさらに大きくなり、持ち運びがさらに難しくなりそうです。
今後、日常的に使っていく中で、新たに気づいた良い点や改善点があれば、またまとめたいと思います。