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トリックプレーとリスクヘッジ
先日のJリーグ「磐田-鳥栖」戦で、面白いプレーがありました。
ご存じの方も多いと思います。
詳細は割愛しますが、
鳥栖がコーナーキックでトリックプレーを仕掛けようとしたところ、磐田の選手がそれを見抜き未然に防いだばかりか、そこから磐田に先制点が生まれたんです。
鳥栖にとって、相手は下位の磐田。
勝たなければならない試合で、前半8分に先制点を奪われた。しかも自ら仕掛けたトリックプレーからの逆襲というまさかの展開で。
これはその後の試合展開にも大きく影響したと思います。
勢いに乗った磐田は前半に2点を追加。
後半は鳥栖が攻勢に出ましたが、1-3で敗戦。
痛い黒星となりました。
ここでちょっと問題提起。
トリックプレーが見破られたときの、鳥栖選手の対応。
その瞬間、ボール近くの2人はただ棒立ちで見ていて、ボールを奪われてしまった。
なぜそうなってしまったか。
それは、見破られた時のことを想定し、対処法を用意していなかったからだと思います。
今回は、どういう方法があったでしょう。
たとえば、磐田の選手が寄ってきたときに、主審に「距離が近い」ことをアピールする。もしくは鳥栖のキッカーが、手でボールをセットし直す方法があったと思います。
あくまで「インプレーにしたつもりはないですよ。」「これからコーナー蹴りますよ」の姿勢を貫く方法ですね。
もしそれが通れば、トリックプレーは中止して、普通にCKを蹴れます。
ただ後者の場合、ハンドを取られる可能性もあるので、これは賭けですが。
個人的に今回の最善手は「体を入れて上原に蹴らせない」だと思います。
バレた!と思ったら、体を入れて、ボール保持するのが一番かも。CKのチャンスは失いますが、相手のカウンターは防げますからね。
いずれにしても、成功しなかったときにどうするか?
その準備をしていなかったことが、まさかの失点に繋がってしまった。
トリックプレーもサッカーの魅力のひとつ。
ただ、仕掛ける側にもリスクがあることを理解して、見破られたときにどう対処するかまでを想定して実行しないといけませんね。
いやー、サッカーって面白い。