【Elden Ring】エルデンリングの武器の派生・補正値の謎に迫るの巻【S寄りのA?上質は不遇?ステータス80以上は伸びにくい?】
同じAでも武器によって最終的な補正値が全く違うというのはよくあること
なぜそうなるのかDSMapStudioでちょっと見てみました
注意! DLCに伴うアップデート以前に作成された記事です陳腐化した情報が含まれています!
武器の基礎補正値
ゲームではS~Eで表現されている補正ですが、分かりやすいように記号でランクが分けられているだけで実際はちゃんと数値が決められています
数値の中身は以下の通りです
E:25以下
D:25~59
C:60~89
B:90~139
A:140~174
S:175以上
こうしてみると同じ補正B表示でも50近い差が生じることが分かります
AとBを比較してもSよりのAとCよりのBでは大きな差がありますね
たとえばツリースピア+25の技量補正Cは66、通常巨人砕き+25の筋力補正Bは129で、ランク1つの違いでも実際は2倍近い差があります
この補正値を%に変換して武器の基礎攻撃力に掛けた数値が画面に表示される補正値になります
Eは最大でその武器の基礎攻撃力の25%の補正値、Sなら175%以上の補正値が追加されます(仮に攻撃力100補正Sの武器があるなら、175が補正として追加され、合計した攻撃力は275になる)
ただしステータスが低いとその分だけ補正値は減少し、Sでも175%補正がそのまま加算されることはほぼありません
つまり同じ補正ランクでも画面に表示される補正値が違うのは実際の補正の数値と基礎攻撃力の差が原因です
なので基礎攻撃力が低ければ補正Sが補正Aに攻撃力で負けることもあります
武器の補正は派生させた段階で大まかに決まります
未強化の打刀の基礎補正値は以下の通りです
通常:筋力36技量55
重厚:筋力51
技量:筋力9技量51
上質:筋力59技量59
炎:筋力40技量9
雷:筋力9技量40
炎と神聖:筋力7技量11信仰47
魔法:筋力5技量8知力48
冷気:筋力32技量49知力40
毒と血:筋力32技量49知力30
神秘:筋力32技量49知力77
未強化打刀の補正筋力D技量Dは同じDでも、かなり差があるのが分かります
この数字だけ見ると上質や冷気と神秘がとんでもなく強い派生に見えますが
実際は強化した時の伸びに違いがあります
各派生:強化に伴う補正の変化
強化による補正や基礎攻撃力の伸びは派生ごとにテンプレが用意されていて、同種の派生なら全ての武器で同じ成長を遂げます
つまり初期値の違いが最終的に大きな違いとなります
例えば鋭利な打刀+25(筋力E技量A)の実際の補正値は筋力11技量142ぐらいになります
どの派生でもメインの補正以外も伸びますが、当然派生によって消失した補正はや元々存在しない補正は伸びることはありません
以下は最大強化時の基礎攻撃力と補正の変化
通常
最終強化で基礎攻撃力が2.45倍になる
補正は物理と技量共に1.5倍、属性は1.8倍になる
重厚
最終強化で基礎攻撃力が2.35倍になる
補正は筋力2.8倍、技量は伸びない、属性は1.8倍になる
重厚(補正低下型)
最終強化で基礎攻撃力が2.2倍になる
補正は筋力2.6倍、技量属性1.2倍、属性補正は1.8倍になる
巨人砕きやグレートソードなどに設定されている技量強化が残るタイプの重厚派生
筋力補正と基礎攻撃力は低下しており筋力特化にとっては旨味が少ない
巨人砕きの場合はもともと技量補正が消えているので単純にマイナスにしかならない
鋭利
最終強化で基礎攻撃力が2.35倍になる
補正は技量2.8倍、筋力1.3倍、属性1.8倍になる
鋭利(補正低下型)
最終強化で基礎攻撃力が2.2倍になる
補正は技量2.5倍、筋力1.3倍、属性1.8倍になる
主に短剣系武器に設定されている基礎攻撃力と補正の低い鋭利派生
同じ短剣でも慈悲の短剣は通常の鋭利派生なので基礎攻撃力の伸びがいい
おそらくバランス調整のためだと思われるが、短剣武器にとって利点はない
上質
最終強化で基礎攻撃力が2.05倍になる
補正は物理と技量共に1.9倍、属性は1.8倍になる
炎
最終強化で基礎攻撃力が1.7倍になる
補正は筋力2.1倍、技量1.2倍、他は1.8倍になる
雷
最終強化で基礎攻撃力が1.74倍になる
補正は技量2.1倍、筋力1.2倍、他は1.8倍になる
炎術・神聖
最終強化で基礎攻撃力が2.0倍になる
補正は信仰2.3倍、他は1.8倍になる
魔力
最終強化で基礎攻撃力が2.0倍になる
補正は知力2.35倍、他は1.8倍になる
冷気
最終強化で基礎攻撃力が1.8倍になる
補正は知力2.0倍、筋力技量は1.9倍、信仰神秘は1.8倍になる
毒・血
最終強化で基礎攻撃力が2.15倍になる
補正は神秘1.45倍、他は1.9倍になる
神秘
最終強化で基礎攻撃力が2.25倍になる
補正は神秘1.8倍、他は1.5倍になる
ユニーク武器(喪色)
最終強化で基礎攻撃力が2.45倍になる
補正は全て1.8倍になる
これを利用すると初期補正値からざっくりとした最終強化の補正値が分かります
初期補正値がDの喪色武器であれば最終的にCか、補正100程度のBになるわけです
まだwikiに最終強化が載っていないDLC武器も最終強化を推察できます
不要な補正が消えた分がメインの補正に追加されて強くなるという話も聞きます
技量が残って筋力が低下している重厚に関してはそれらしく見えますが、補正が消えても別の補正にその分加算されるということはないようです
たとえ補正Eでも無いよりはあったほうが攻撃力は高くなります(効果を実感できるかは別として)
現時点では血派生がやっぱり強いのは分かるが、不遇と言われる上質もなんとなくまだ強そうなオーラを漂わせていますね
ここから強化による増加に加えて、ステータスによる補正の増減で実際の表示火力が決まります
ステータスによる補正の増減
HP、FP、スタミナ、攻撃力といったステータスは綺麗な直線ではなく、序盤から中盤の成長期と全く成長しなくなる終盤の停滞期があります
これはレベル20まではこのぐらい成長する、レベル60まではこのぐらい、レベル80までは~と段階ごとに成長スピードが設定されているからです
レベルによる変動は以下の通り
鋭利(重厚)
技量1:ステージ0(0%)
技量20:ステージ1(25%)
技量60:ステージ2(75%)
技量80:ステージ3(90%)
技量150:ステージ4(110%)
※重厚の場合は筋力で見る
上質
1:ステージ0(0%)
16:ステージ1(25%)
60:ステージ2(75%)
80:ステージ3(90%)
150:ステージ4(110%)
属性派生(魔力、炎、炎術、雷、神聖)
1:ステージ0(0%)
20:ステージ1(40%)
50:ステージ2(80%)
80:ステージ3(95%)
99:ステージ4(100%)
神秘系?
1:ステージ0(0%)
20:ステージ1(35%)
60:ステージ2(75%)
80:ステージ3(90%)
150:ステージ4(110%)
(〇〇%)は武器の補正を引き出せる割合です
技量20と技量60の間では25%から75%の間で補正値が変化する仕組みになっています
60から80は15%しか増えません
高いステータスを持つキャラほど武器本来の力を引き出すことができ、補正が高い武器は成長が鈍化してくる後半でも補正の低い武器より引き出す余地が大きくなります
補正が低い武器が高レベルだと威力が伸び悩むのは逆に極わずかな上昇量を80から150の間で引き延ばしているためです
鋭利な打刀+25(補正値:筋力11技量142)を技量80のキャラが使った場合、
ステージ3に相当するので武器が持つ技量補正の90%を基礎攻撃力に掛けた数値が画面に表示されている補正値となります
補正値142の90%の128(128%)を基礎攻撃力258にかけた数値に微量の筋力補正を加え、補正値は340になる
技量A武器でも、守人の剣槍は基礎攻撃力が高く、さらに補正値が168もあります(あと7でSになる)
結果として技量80で補正値472と破格の攻撃力になるわけです
これに関しては別にバグというわけではなさそうです
対してダガーは基礎攻撃力が低く、守人の剣槍とさほど変わらない技量Sなので補正値は低めになります
また、短剣は基礎攻撃力が低いタイプの鋭利派生に設定されていることが多いです
短剣は技量キャラでも鋭利以外の派生を考慮してもいいかもしれませんね
基礎攻撃力が高い特大武器は上で紹介した補正の低い重厚派生にされバランスがとられています
もし通常の重厚派生だったなら今より特大系の威力は絶大なものだったかもしれません
150のステージ4は基本的に達成不可能です
80~150の間に緩やかに20%上昇していくようになっていて、80~99の上昇値は少なく、多くの武器で80以降は恩恵がなくなってしまいます
60~80も武器によっては補正が低かったり、基礎攻撃力が低かったりしたら実感できる違いはないものと思われます
ただし筋力は両手持ちで1.5倍になるので他のステータスよりステージ4に到達できる可能性があります
筋力99で重厚巨人砕きを両手持ちすると100程度表示攻撃力が上がります
属性派生はステージ4が他の派生より低く、補正も前倒しになっていて50で80%に達します
低いレベルで高い攻撃力を得られる反面、高ステータスの恩恵は弱く、特に80から99まで上げた時の上昇値は5%しかありません
補正Eに関しては最大でも25%程度しか補正値を得られません
仮に筋力150のマスモンスターが10ぐらいしか筋力補正がない鋭利打刀を使っても得られる筋力補正はごくわずか、殆どの場合補正Eに関しては無視するのがいいかもしれません
上質は強化による補正の上昇が少なく基礎攻撃力が低く、成長期にあたるステージ2の中途半端な場所で筋力と技量を止めなければならずやや不遇です
レベル150ぐらいに収めようとする場合、筋力B(112)技量B(112)ぐらいの上質派生を使うより、筋力か技量に寄せて重厚あるいは鋭利を使った方が補正値が高くなる傾向にあります
ただしレベル上限にこだわらないなら重厚と鋭利を上回る火力を得られます
逆に血派生は派生による補正の低下が少なく、加えて神秘による攻撃力追加と出血ダメージもあり非常に強力な派生です
レベル無制限でも上質に迫る物理火力を出せるので150付近以外でも強い派生です
状態異常系派生のステ20止めについても最も上がりやすい場所で止めているのが良くわかります
モーションの強さや戦技との相性によって実戦の使い勝手は変わるので、数値=強さではありません
エルデンリングは豊富なバフでいくらでも火力は底上げできるので、ボス攻略は耐性で無効になってる属性以外ならどんな派生でも問題ないと思います
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