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2019年12月の記事一覧

「 #会計の地図 」全文無料公開

2021年3月16日発売の新刊「会計の地図」を全文公開します!!!!! 本の内容を全22この記事に分け、2021年3月8日から毎日公開し(平日のみ)、4月6日には本の全200ページの内容すべてが公開される予定です。なぜ1冊まるごと全文を公開してしまうのか、なぜ小分けにして公開するのか、についてこの記事の最後に背景や経緯を書いています。興味があればぜひ。 この記事は1番目の記事になるので「はじめに」と「もくじ」を掲載しています。この次の記事から本文であるパート1に進んでいき

フリーランスが会社に常駐したら、幸福度が上がった話。

12月にnoteを書こうと思っていたら、あっという間に1週間も経ってしまった。もう、今年の振り返り、の季節ですね。 世界を旅しながら働くのは、本当に楽しかった今年の1月に独立して、未経験からフリーランスになった。楽しかった。本当に、好きなときに好きな場所にいられる。やっぱり海外が好きだったから、ほとんどずっと、ひとりで東南アジアをふらふらしていた。 楽しかった。本当に。 楽しかった、はずだった。 だけど。 いつの間にか、世界を旅しながら働くことの優先順位が下がってい

地底アイドルにもTOがいた話

地下アイドル用語の1つにTOというものがありまして、トップオタの略、つまりその子の所謂1番強いオタクと言いますか、まぁそう言った存在の方がいるんですよ。 TOがいない現場ももちろんあって(みんな平等だから1番なんてないよみたいなね)、私自身もTOという言葉を、わかりやすいから使うときもありますがあまり肯定派ではなくてですね。でも今回の記事ではわかりやすくする為にあえてTOという言葉を使います。 まずはじめに、オタク=趣味です。 どんなに強かろうが、金を使おうが、命削って社

生ゴミを有機肥料に! manu coffeeと土壌の専門家が取り組むアップサイクル 〜特集:次世代のための食の循環①〜

はじめに自社焙煎した新鮮な豆を1杯1杯丁寧に抽出するスペシャルティコーヒーの専門店「manu coffee」。スペシャルティコーヒーブームが起こるずっと前からここ福岡の地にオープンし、現在福岡市内に5店舗を構えるまでに成長している。 そんなmanu coffeeが店舗拡大と並行して注力してきたのがリサイクル事業だ。約10年前からストローやカップ、牛乳パックなどのリサイクルに取り組んできた。ただどうしても解決できない問題があったと、manu coffeeの福田雅守さんは話

旧ソ遺構・マンガン鉱山の街

 ジョージアを友人と一緒に回っていた時の話。我々の目的地は、ジョージアにおいてはツカルトゥボとチアトゥラ。どちらも旧ソ連の遺構物のある街だ。そんな辺境とも偏狂ともいえるような場所を目的地としていたのだが、どちらも大変満足であった。一つ目のツカルトゥボは先日noteにまとめたため、忘れないうちにもう一つのチアトゥラについてもnoteにまとめる。 チアトゥラ入口。「Mn」はマンガンの元素記号  旅の収穫は何か?もちろん人により色々あると思う。僕の場合は、ストーリー(あるいはコ

コラージュアートの作り方

作品をUPするようになってから 「コラージュアートを始めたいのですが...」という話を時々聞きます。 なので手っ取り早くnoteに書いてしまおうと思ったわけなのですが、これはあくまで僕個人の作り方であって全ての人達(コラージュをされている方々)がこのような作り方をしているわけではないです。デジタルで精密なコラージュを作られる方もいますし、色々な方法があると思います。参考程度になればという考えです。 ①道具・素材を集める。 「道具」 基本的に3つの道具を使います。 1つ

行きたいところに自由に行ける喜び

社会人2年生の息子が、通勤に使っている自転車。 息子は肢体不自由なので普通の自転車は運転できません。そこで障害者用のものを、息子の障害に合わせて特注で作ってもらいました。 作って下さったのは、東京・足立区にある堀田製作所です。 今から10年ほど前、息子が中学生になった頃、この堀田製作所で息子の自転車を作ってもらいました。 この出会いには、とても不思議ないきさつがありました。 ある晩、夫の夢に知らないおじいさんが出てきて、「この子に自転車を買ってやってほしい。」と言わ

みんなが主役になれる「持ち寄りお鍋」【今夜のラガーのおとも。#10】

発売から130年、多くの人に愛されてきた『キリンラガービール』。このビールをよりおいしく愉しむために、料理研究家の瀬尾 幸子さんと“最良のおとも”を考えていく連載企画もこれが最終回となりました。 シンプルで家庭的な“普段着のおつまみ”を、瀬尾さんならではの視点からご紹介してきましたが、最後は「持ち寄りお鍋」を囲みながらこれまでの連載を振り返り、あらためて「家飲みの楽しみ」についてうかがいました。 家庭料理は「くたびれない」ことが大切─春先から晩秋にかけて全10回。ラガーに

岡田武史さんがサッカーを理論的に体系化したーー書籍『岡田メソッド』ができるまで

縁あって、サッカーの元日本代表監督である岡田武史さんの本の制作に携わった。 ご存知の人も多いと思うが、岡田さんは、日本代表やクラブ監督をいくつか歴任された後、2014年から愛媛県の今治市で「FC今治」というサッカークラブのオーナーになられている。 その岡田さんが、ご自身のサッカー指導者としてのキャリアで培われてきた指導法やサッカー観を集約した「岡田メソッド」をまとめて本にする。これが今回のプロジェクトのミッションである。 はじめて岡田さんにお会いしたのは3年前、雑誌の仕事

私が死のうと思ったのは――三十歳誕生日記念エッセイ

僕が死のうと思ったのは 誕生日に杏の花が咲いたから その木漏れ日でうたた寝したら 虫の死骸と土になれるかな ――中島美嘉「僕が死のうと思ったのは」(amazarashi作詞・作曲)  いよいよこの日を迎えてしまった、この日まで生き延びてしまった――  十代から二十代前半の私は、三十歳まで生きられればそれでいいと思っていた。  そのことを私より二年早く三十路に足を踏み入れた恋人に言うと、「昔の友達もそう言ってたんだけど、嘘つけ、と思ったよ」と一笑に付された。  そうか、私も

【全訳】Whereby(旧appear. in)リブランディングストーリー

オンラインミーティングツールのWhereby(旧appear.in)が、12月4日(水)、スタートアップ業界でも稀に見る大規模なリブランディングを発表しました。 Whereby(旧appear.in)は、ノルウェーのオスロに拠点を置くスタートアップ。ブラウザでアクセスしURLを共有するだけでビデオ会議が行えるサービスを展開しています。チームが始動したのは2013年で、日本ではここ1〜2年で、リモートワークに寛容なスタートアップやフリーランスなどを中心にユーザーが増えています

なぜペルー料理はおいしいのか:クリオージャ料理の味覚の構造

(修正しました。詳細はコメントにて) はじめに  ペルーは美食の国だ。例えば2019年現在、World Travel Awardsという観光についての世界的なランキングにおいて、8年連続で「World’s Leading Culinary Destination(世界最優秀グルメ観光地賞)」を受賞している。世界ベストレストラン50というレストランランキングの2019年版で、上位10店にペルーのレストランが2軒もランクインしていることからも、ペルー料理の評価は伺われよう。す

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VRおじさんの初恋 その1

世の中には「勝ち組の会社にいるのが好きな人」と「自分の手で会社を勝ち組にしたい人」がいる

経営者として人材の採用・育成に携わり、世の中のビジネスパーソンは大きく、二つの種類に分類できることに気がつきました。「勝ち組の会社にいるのが好きな人」と「自分の手で会社を勝ち組にしたい人」の二種類です。 どちらかが優っていて、どちらかが劣っているという話をしたいわけではありません。ただ、本当の意味で勝ち組になっていくのは後者——つまり、「自分の手で会社を勝ち組にしたい人」だと思います。 なぜなら、「負け組を勝ち組に押し上げる」という稀有な経験と、「全ての会社には栄枯盛衰が