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2019年2月の記事一覧

フリーランス、っていう立場。

SNSやブログを見ると「フリーランス最高!」「なんでフリーランスにならないの?」的な文章を見る機会が多いと最近感じます。私も新卒入社4年弱で退職してフリーになった(現在は法人経営)身ですので、フリーランスの良さや恩恵には預かってきたのですが、猫も杓子もフリーはキャリアのゴール、フリーは勝ち組、という風潮はどうかなと思っています。 下北沢の居酒屋で「俺はサラリーマンには絶対なりたくねえ!」と息巻いていた大学生ぽい若者を見かけましたが、会社員というのは社会に飛び込んでいない若者

アボカド胡瓜トースト

胡瓜を好きになったんはいつからやろう。昔はあってもなくても、どっちでもエエと思ってたん。今はこの料理には胡瓜がなければ!って思うのもあるし、なんやったら胡瓜が主役の子もおるよ。 去年教わって試した胡瓜だけの冷やし中華はびっくりするくらい美味しかった。今から夏が待ち遠しい。あんまり夏が得意ではないんやけど、こういうとびきり面白いことがあるから毎年「暑いのはかなわんけど去年より楽しいな〜」って思う。 それから胡瓜はトーストにのせてもとてもエエの。バタたっぷりのトーストに塩もみ

日本人がNASAで働くには〜正職員になるまで〜

火星ローバーに魅せられてNASAジェット推進研究所 (JPL) を目指した筆者。夢が叶い職員として働けることになりました。しかしこのときは任期付き職員としての採用で、JPLで正職員のポジションを獲得するためにはさらなる試練が待ち構えていました。 ジェット推進研究所(JPL)はNASA の中でも無人宇宙探査ミッションを担当していて、太陽系のすべての惑星に探査機を送り込んだ世界唯一の研究機関です。代表的な探査機には現在も火星で探査を続けているローバーのキュリオシティや星間空間に

餃子のおんがえし

むかしむかし、あるラーメン屋におじいさんと私がおったそうな。 おじいさんは激怒していた。ぷりぷり怒っていた。「普通ラーメンと餃子を頼んだら、それは餃子が前菜で、ラーメンがメインということだろう!普通それくらいわからないか!ラーメンが先なんて普通じゃない!」と大声を出していた。 おじいさんには道理はわからぬ。けれども餃子の立ち位置については、人一倍に敏感であった。「普通」「普通は」を連呼し、自分が絶対正しい、正しい自分は間違った店員を叱りつける権利があると勘違いをし、怒号は

デザイナーに必要な言語化をTwitterで練習してみてわかったこと

こんにちは!ひのふ(@pinopo_)です! 去年ぐらいから私、言語化の練習を始めました。どうやって練習しているかというと、Twitterを使用して練習しています。今日は言語化について記事を書こうかなと思います!✍️ そもそも「言語化」とは何か?ネットで調べると以下のような検索結果が出ました。 言葉で表現すること。感情や直感的なものを説明・伝達可能にすること。           辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書から引用 まさにその通り、自分の

なぜ「企業文化」が大切なのか?|カルチャーデザイン

皆さん「企業文化」と聞いて、一体どのようなものを思い浮かべるだろうか? それはそれぞれのカイシャというものに空気のように存在していて、厳密言えば2つとして同じものは無い、法人におけるDNAや血液のようなものだ。しかし多くの人は「企業文化」というものに対して真に正面から向き合い、それが根本何であるか、なぜ大切なのか、どんな構造でどんな力学が働くのか、どのように浸透/維持していくのかという深い考察にふけることはきっと無いのだろう。 かく言う私も、そんな「企業文化」という概念に

¥1,000

日本版Amazon Goの試金石?完全キャッシュレス・レジレス・ウォークスルーなカフェで次世代購入体験をしてみた

こんにちは「身勝手な事業開発担当」松本です。 完全キャッシュレス、レジレス、ウォークスルーなAmazon Go形式の店舗が日本でもどんどん増え始めるかもしれません。そんな取り組みを実験的に始めたカフェに今回は行ってみました。 Developers.io Cafeに行ってみたクラスメソッドさんが昨日オープンされたDevelopers.io Cafeにいち早く伺い、完全キャッシュレスなカフェ体験をしてきました。プレスリリース及び公式サイトは以下を参照。 場所は秋葉原駅からそ

対価をきちんと支払うということ。

 本は、できる限り新書で買うことにしている。  それは、その本を生み出した作者やその周りの人びとに、自分が支払った対価がきちんと届くように、と考えているからだ。だから基本、ぼくは古書店には行かない。  これはあくまでぼく個人の考えであって、だれかのやり方が間違いだとか、否定したいとか、決してそういうことではない。  冒頭2文ですでにもっとも言いたいことを言ってしまったわけだけれど、気をとり直してそのことについて考えていることを述べていきたいと思う。 *  こう思うよう

なんで美術史を学ぶの?この疑問に入門書はどう答えているのか、比較してみた。

美術史を学ぶ理由って何なの?なにかいいことがあるの? 美術史のことなんてぜんぜん知らないよ~という方は、こういった疑問を最初に抱くんじゃないでしょうか。 この疑問は素朴でシンプル、かつ本質的です。 だからこそ、真剣に答えなければいけないなと感じます。 でも、それはなかなか難しそうです。 そこで今回は、美術史の入門書では、この疑問にどのように答えているのかをいくつか比較してみたいと思います。 取り上げる本は、次の4冊です。 1.E.H.ゴンブリッチ『美術の物語』

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『音楽とおじさん』第1話

21世紀に必要なのは "ビジネス" よりも "アカデミック" 英語

【主要なアップデート】 (2020.08.14)人工知能の発展を追加 (2019.04.06)目次のフォーマットを変更 ==== こんにちは、Choimirai School のサンミンです。 アメリカの小中高で英語を教える時重要視しているのは、Academic English です。一方で、日本で重要視しているのは、ビジネス英語。 Choimirai Schoolでは「Roam Research+Newsela Pro」、を通してアカデミック英語を鍛えることが出来ま

子どもの英語習得における地獄

本記事は、米国オレゴン州ポートランドを中心に毎月発行されている日系紙「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(加筆含む)です。通常、1記事150円~200円ですが、今回に限り、全文無料で公開しようと試みましたが、note有料マガジン内にて1記事のみ無料とすることはできませんでした。よって今回は、無料範囲を限りなく末尾まで広げるという方法によって、無料公開を実現させることとしました(一部お問い合わせいただいた皆様、たいへん遅くなりました)。予告なく終了することも

¥200

なおすことはセラピー

ものをなおす、という仕事をしている。 誰かにとっての思い出のカップや湯呑み、先祖代々受け継いでいる重箱、そんなものが次々とうちにやって来ては修理して返してあげる、そんな仕事だ。 ものをなおす仕事に関わったのは今から6年前、京都の茶道具の卸会社で修復部門として働いた時だった。 ちょうど6年前は漆で作家活動をしていて、この先、物作りを続けていくのが正しい道なのかわからなくなっていた頃でもあった。 ものづくりが好きだったはずなのに、ものを作り出すことは同時に端材や消耗品など多量

ソビエト・ロシアのアニメ

 日本におけるソビエト・ロシアアニメの代名詞的存在は、「カワイイ」の最高峰・チェブラーシカと、手塚治虫や宮崎駿にも影響を与えたユーリー・ノルシュテインであろう。しかしもちろん、ソビエト・ロシアアニメの世界は非常に多様で特殊で、そして未だ、ロシア国外では未知な部分の多い、隠れた宝庫だ。  強力な全体主義国家でありながら、ソビエトにおけるアニメーションにはプロパガンダ色は薄く、意外にものびのびした広がりを見せている。  シリーズアニメが少なく、その代わりに作家性が存分に発揮さ