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#マーケティング 記事まとめ

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#マーケティングのタグがついた記事を中心に 、マーケティングに関する理論や実践についての記事をまとめていきます。
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この17年間で電通の内勤に起こっていたこと(私見)。

営業職を3年間。その他の職種を14年間。 合計17年間、広告会社の電通で働いて、昨年12月からは酒屋の経営をしている。 そんな転職の経緯は以前も書いたので、今日は17年間の電通生活について書いてみようと思う。 テーマは「内勤」。 電通の内勤とは、外に出て広告主と折衝する営業以外の、社内でデスクワークをする職種のことを指す。パッと思いつくのは「クリエーター」や「プランナー」と呼ばれる界隈の人たちのことだ。 この17年間で、内勤は凄まじく変化した。 私も何度肩書きが変わ

新人広報PRパーソンへ、PRストラテジストが伝えたい5つのこと

ようこそ、PRの世界へ! 新年度を迎え、新たに広報PRの仕事に就いた人も多いのではないだろうか。 PRの仕事は大変なことが多いけれども、同時にとても面白くてエキサイティングなのが醍醐味。僕はPRの専門家として、「X」(旧Twitter)でもよくPRについて投稿している。今回はその中でも過去に反応のよかった投稿を取り上げ、PRの仕事とはどうあるべきなのか解説してみよう。 この春からの新人PRパーソンだけでなく、(その上司や先輩になるであろう)バリバリと仕事をこなしている現役

【企画・撮影・編集】Instagram/TikTok、伸びるショート動画が生まれるまで

こんにちは!株式会社andのサトウです。 先日2023年の振り返りnoteを公開したところ、メールやDMで予想以上の反 響をいただきました👀 TikTok/Instagramでのショート動画マーケに悩んでいる担当者さんにとって少しでもヒントになればと思い、今日はandのショート動画がどのように作られているのかをご紹介します。 まず、アカウントについてご紹介Little Rooms(Instagram/TikTok) ライフスタイル百貨店「Little Rooms」の

メディアは広告であり、2024年は広告が問われる

※トップ画像はAdobeFireflyに「2024年は広告がメチャクチャになっているのが問題として浮上する」と入力して生成されたもの みなさん、すでに2024年の業務を開始したことだろう。MediaBorderも遅ればせながら最初の記事をお届けする。今年、メディアにおいて最重要問題となるのは、広告だと思う。それは、テレビ広告においてとネット広告とで問題の方向が違ってくる。 メディアは広告とセットの存在である SVODはじめ「サブスク」の形態が2010年代に急速に浮上した

耳から入ってくる情報をやさしいと思った。ラジオとパワポの話。

僕はハガキ職人をやっていた。 勉強するのが嫌で、でも机に向かっていないと怒られるから。 机に向かって、耳はイヤフォンで塞いで、ラジオを聴きながら、ハガキを書いていた。 20年以上前のことだ。 10年後、僕はパワポ職人になっていた。 PCに向かって、仕事をしているフリをして、パワポで遊んでいた。 くだらないことをパワポでまとめてはTwitterで発信していた。 それがきっかけになって、もう3年も日経COMEMOでキーオピニオンリーダーをやっているのだから、人生はなか

SUPPOSEのマーケティング

ジャンルレスにメディアやイベントに呼んでもらい、話をする。 自分で言うのもなんだけど、これほど他業種のメディアに呼ばれている建築家は、なかなかいないのではないだろうか。 ぼくが建築のことだけを発信していたとしたら、おそらく今のようにはなっていなかった。

正直、ペルソナを設定する意味が未だにわからない。

マーケティングの仕事をして、もう17年経つ。 しかし今だに自分のことを「マーケティングができる人」と思うことができない。そのくらいマーケティングは難しいし、奥が深いし、「正直、やってみないとわからない」ことも多い。 そんなマーケティングの仕事で、ずっと引っかかっていることがある。 それが「ペルソナ」だ。 マーケティングの世界では頻出ワードであるこの「ペルソナ」。 簡単にいえば「商品やサービスのユーザー像」のこと。 似たような表現で「ターゲット」もあるが、このターゲッ

広報って必要?クラシコム初のひとり広報が模索した1年のあゆみ

こんにちは。クラシコムの馬居(うまい)です。 もともとは2016年ごろからフリーランスとして「クラシコムジャーナル」の編集や人事など様々なお手伝いをしていましたが、2021年に正式にクラシコムの社員としてジョインしました。 そしてこの一年は、はじめての広報活動にチャレンジしていました。 実はこの広報活動を始めた頃は「広報って必要なのかな?」とすら思っていた私たち。でも、今ではすっかり「私たちには必要!」と胸を張って言えるようになったこの1年の歩みを振り返りたいと思います

10万PV以上見られた記事を振り返り、「バズ記事」の再現性について検討する。

コンテンツ制作の際に「多くの人に読まれたい」と望むのであれば、「バズる」ことを考慮しないわけには行きません。 検索上位を取ることに比べて、アクセス増加に即時性があり、しかも「バズ」は、その記事の検索順位も上げることが出来るからです。 しかし「バズ」についてはまだまともな知見が少なく、プロの作家だから、あるいはライターだからバズを生み出すことが出来る、というわけでもありません。 むしろ、プロではなくともバズることはできるし、何度も繰り返しヒットを飛ばすアマチュアのブロガー

メディアの話、その14。広告はいつから嫌われ者なのか。

広告は、いつから嫌われ者なのだろうか。 メディアをひとつの事業としてみたとき、広告がないと存在できないビジネスモデルをとっているメディアは実に多い。 まず、なんといっても地上波のテレビ。 それから、ラジオ。 この2つに関しては、受信料を徴収するNHKを除くと、広告収入なしでは、テレビやラジオのコマーシャルなしでは、事業が成り立たない。もちろん、不動産で稼いでいる局もあるけれど、テレビやラジオの番組放映事業については、あくまで広告が稼いでナンボである。テレビやラジオの人

マーケティングと広報の違い #1~役割の違い~

「広報」と「マーケティング」― この2つの機能の違いが何なのか?業界関係者でない人であれば自然に持つ疑問ですが、ネット上の解説を見ていてもあまり個人的に満足が行くものがなかったので、今回記事にしてみることにしました。 元々の意味は?「広報」の元々の意味は「広く知らせること」です。大辞林では「団体が、事業内容や活動状況を一般の人に広く知らせ、理解を求めること。また、その知らせ。」となっています。定義のレベルでは、広く知らせるという手段は明確であるものの、それを実行することによ

「ソーシャルメディア」と「マスメディア」で購入意向を高める、そのプロセスを紐解いてみた

家でテレビを見たり、スマートフォンでニュースサイトやTwitter、Instagramを眺めたり、検索したり、出社する電車で何気なく中吊り広告を見たり、街中で屋外広告を見たり……。 世の中には情報があふれていて、私たちは毎日それらを見聞きしています。この数十年で情報量は爆発的に増え、企業やブランドが情報を伝えたくても伝わらない時代です。 どのようにしたら企業からの情報が消費者に伝わり、商品やサービスについて知ってもらえるのでしょうか? さらには、興味を持ってもらい、購入意

メタバース: As content, as a platform, as media

メタバースが激しくバズっている。 根拠のない期待が膨らみ過ぎ、来年あたりにはバブルが弾けるのではないか。 何も起きないまま、話題だけで地に沈むにはあまりに惜しい。 本稿は、今後も粘り強く挑戦してくれる方々のために、なぜ今メタバースが話題になっているのか、今後どのように推進すべきかにつき、少しでも解像度を上げることに貢献できればと思って書いた。 本質に迫るためには、ゲーム論を拡張するのが最も効率的と考える。 ゲーム業界の方は、これを純粋にゲーム論として読んでいただければ結構。

広告プロダクトを作る会社が見る、広告の未来(2021年版)

広告プロダクト開発会社、フリークアウトHD代表の本田です!毎年のように年イチでnoteにまとめているモノになりますが、広告プロダクト開発をする会社の立場から考える、広告の未来について、今年も懲りずに書いてみます。 この内容は、2021/05/25にフリークアウト社内で行われたグループ総会にて、私が話したことの中から、パブリックに出せそうな内容を中心に再構成したものになります。読んでいただいて、こういった話にさらに興味を持たれて、フリークアウトで働いてみたいと思われた方は、フ