新潮文庫nexがいま出逢いたい作品像 #創作大賞2024
4月23日にスタートした、日本最大級の投稿コンテスト「創作大賞」。今回は21メディアに協賛いただき、優秀作品は連載・書籍・映像化など、クリエイターの活躍を後押ししていきます。
創作大賞に応募したいけれど、「どんな作品を書けばいいの?」「作品を書くときのポイントは?」などの疑問や悩みを抱える方に向けて、各メディアにアンケートを実施。今回は新潮文庫nexにお答えいただきました。創作大賞に応募するさいのヒントとして、ぜひお読みください。
——編集部の特徴や強み、代表作・話題作を教えてください。
魅力的なキャラクターと、力のある物語。新潮文庫nexは、その二つを兼ね備えた文庫オリジナル作品を刊行しているラインナップです。
昨年刊行された杉井光著『世界でいちばん透きとおった物語』は、読者をあっと驚かすたくらみで40万部を超える大ヒットとなりました。また、紺野天龍著『幽世の薬剤師』や町田そのこ著『コンビニ兄弟』など、続刊を待つファンのいる人気シリーズがあるのも新潮文庫nexの強みです。
ミステリが得意な編集者、異世界ものに詳しい編集者、一般文芸で経験豊富な編集者、などなど、新潮文庫nexにかかわる編集者は多様なので、作品の幅もいろいろです。ジャンルを問わず「面白い作品」を出していく、というスタンスが「nexらしさ」だと思います。
——読者層はどんな方が多いですか?
作品ごとに読者の年齢層や性別の割合は異なりますが、10代の頃から小説に娯楽として親しんできて、大人になってもその趣味を持ち続けている、そんな本好きの方が多いと思われます。
——なぜ創作大賞にご参加いただいたのでしょうか?
公募の文学賞とはまた違った、新たな才能に出会える貴重な機会だと考えたからです。
——今回参加いただいた部門を選んだ理由は?
エンタテインメント小説として、面白いものが集まりそうな部門だと感じたからです。
——創作大賞では、具体的にどのような作品を期待していますか?
ミステリにせよ、お仕事小説にせよ、ファンタジーにせよ、それぞれのジャンルの王道を突き進むかに見えて、意外なひねりがあったり、読者を裏切る仕掛けがあったり、というサービス精神のある作品を期待しています。
キャラクターが魅力的であれば、なおうれしいです。
——すでに世に出ている作品例で、期待する作品のイメージに近いものがあれば教えてください。
『世界でいちばん透きとおった物語』のように、読者の想像の上をいく仕掛けが隠されている、そんな作品を期待しています。
——そのような作品を書くときのポイントはありますか?
「これを書きたい!」という熱い思いは大切ですが、一方で「これを読む読者はいまどんな気持ちになるだろう」と読者目線を忘れずに執筆することがポイントだと思います。
一緒に仕事をした作家からの受け売りですが、キャラクターをつくるにしても、設定を2、3行で書くだけではなく、キャラの過去や好きな食べ物など、とにかく背景をつくり込むことが大切です。それができると、説明しなくてもキャラに深みが出て、実在している気がします。
——応募者へのエールや期待のメッセージをお願いします。
小説を最後まで書き上げるということは大変なことだと思いますが、誰かが「面白い」と言ってくれる喜びを想像して、ぜひがんばっていただきたいです!
私たちの想像を上回る驚きやたのしみを与えてくれる作品をお待ちしております!
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日本最大級のコンテスト「#創作大賞2024」募集中
出版社やテレビ局を合わせて過去最多の21メディアに協力いただき、「創作大賞2024(第3回)」を開催します。応募期間は、4月23日(火)から7月23日(火)まで。奮ってご応募ください!
新潮文庫nexの参加部門の詳細は、下記からご覧いただけます。