ネパール旅日記9日目 地元の家にhomestay
2023.10.29
free bird
僕たちは自由なんだ。
ヤラエルがくれた言葉。良い言葉。Yes, we are free bird.
今、観光地Bat caveのチケット売り場の中で、チケットをもぎるおいちゃんとおしゃべりしてる。私すごいなー。きっと、普通の旅でも経験できないことをたくさんさせてもらってる。
ここは緑に囲まれてる。緑はいい。彼らはいつも、元気?って聞いてくれてるような気がする。
今朝、パッキングをして荷物を背負ったら、歩きたくなった。お世話になった宿を去り、1時間、ゆっくりゆっくり、少し汗をかくくらいで歩いた。行き先ばかり気にしていると、今、目の前にある美しいものを見落としてる。
ネパールでは髪の長さはhonestなんだって。一番長い民族はマガルともうひとつ。ここでもマガル。見た目も中身も、そうありたいなと思う。
リンゴとバナナをくれた。お手伝いさん?チケットもぎりのおいちゃんが、チャイを頼むとしばらくして持ってきてくれる人がここにはいる。だからといって誰も偉ぶることもなく家族のように。
今朝はヤラエルの作ってくれたトマトタマネギサラダとカレーピラフ(ナッツ入)。身体が喜ぶ。fresh foodを求めてたんだと思う。
今、bat caveにいるおいちゃんが私と話したいって言ってくれた。まっすぐ見てくれているのがわかるから嬉しい。うまく喋ることができないみたいで、お姉さんが間に入ってくれる。←って書こうとしてやめた。それを形にしたくない。そんなもの何の関係もないところに今いる。
そういえば、Rohil(ナルの長男)と字を書いた。多分彼は左利きの脳で右手でペンを持つ。たまに字がひっくり返ったり左右を逆に書いたりする。そして、もっと書きたいのがわかる。彼は脳腫瘍があり、ナルもシッタも筆談を諦めていたみたい。実際はネパール語が書けないだけでローマ字は書けた。2人はそれを見てすごく喜んだ。みんなが彼を諦めてる。それが一番彼の可能性を閉じ込める。ずっと一緒にいると慣れていくのもわかる。初心忘るべからず。それを胸に刻んでいたい。
会話中、気づけばわかったふりをしている私に気づく。でもいっかーと思う。小さなことを気にしない。相手はきっとわかって欲しいと思ってると思うけど。何が知りたいか言ってくれたら答えるよって。すこーしズレてるのはわかる。でも、気にしない。多分、彼は私のやりたいことをしてあげたい。ナルに、「ここにいる間に何がしたいの?」って聞かれる。それはきっと神(天?)からの言葉。私の内側からの。知りたいのは、
どんな人で、どんな生活をしているか。
ポカラでオススメのところ。
今何時かも気にしてかなった。時間にも縛られていない。
「気をつけて。ナルといると、Kayではなく日本人がどういう人なのか評価されるよ」って。
そうね、ここはネパール。私は日本人。ナルに対して、きっとそういう見方もある。
Suraj(チケットもぎりのおいちゃん)のお家に来た。彼はナルのお友達。今夜は彼の家にhomestayする。
彼の家の空き部屋を貸している人たちの中にマガール民族がいた。現れる。繋がる。オニサ。日本人みたいだ。そしてまた、家族の縁の薄い子。Surajの両親もすでにいないそう。でも、彼らの近くには豊かな家族がある。それを見なさい、知りなさい、と言われている。受け取るだけ。何を受け取るか選んでいる私。
AZに電話した。おもしろがってほしくて。折り返しはない。いらないと思ってかけたのに、帰ってこないとどんどん気になる。彼らと同じ。彼らは私。
Surajの貸してくれた部屋にはドアがない。ドアがないと落ち着かない。みんなごろんならいいのかな?どっちにしろおならができない。ぶーって出したい。
ここまで来て思う。私が求めているもの。英二さんは関係なく。内側が複雑。思考を揺さぶられるから。でも、間違いなく風は吹いてる。見せられてるから。