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ネパールの旅日記⑥日目 身体が疲れると心がギュッと締まる

2023.10.26
少し複雑な朝をPokhara行きのバスで迎える。いつものお店。あれ、そんなにリアクションが良くない?大きなカバンを背負ってるから?んー。でも美味しいチャイにはありつけて、シロップびしゃがけと、昨日のイモとサモサを食べた。

もう一つ高いグレードのバスは揺れにくいそう

いざ、出発に向けてエンジンがついた。実はわくわくしてる。すっごい揺れるらしい。わくわく。隣にきれいな男の子が座った。多分、スタッフ。やだ、こんなにイケメンだとオナラもできない。よかった。きっと日本語は読めない。
地元の人が前で観光客が後ろみたい。古いけれどコンセントもfootレストもある。窓はかたまって開かなかった。

朝起きて、bedを片付けて、ヨガとコアチューニングとギター。roodtopで静かに日が上るのを眺める。

カトマンズ→ポカラ行 バス 
7:00発 14:00着予定

7:00きっかりに出発。
隣の兄ちゃんマスクした。いるのかな。止まってる時間がうんと長い。途中、検問みたいなのやってた。盛大に事故った車。私の肩を借りる兄ちゃん。支えようと思った。心で支えればいいと思った。空気をつくる。
バスが止まった。何の時間?って聞いたら、多分トイレだよって教えてくれた。兄ちゃんには、やっぱりキシむイスは心地悪いみたい。あちこちいじって修理を試みる。でも治らず。笑 通路に水があった。多分もらえるんだ。

1時間ほどで景色が緑に変わる
トイレ

宗はお金がないからという。でもうちにはお金で買えないものがたくさんあった。あの無駄な時間が我が家の幸せだった。きっとすぐ分かる。

昨日の泥酔のヨガ兄ちゃん。ヨガのお姉ちゃんにちゅーしたい、って言ってた。その断り方がすごく参考になった。同時に、したいと思う彼の気持ちもわかる気がした。全身に滲み出る、柔らかいもの。それが合図。

バス、全然動かなくなった。反対車線からは車が大量にくる。あれかね、工事で片側通行なんかな。

ランチ休憩。広いレストラン。バイキング形式。500Rsと700Rsでメニューが違う。お腹空いてないからいらんかなと思いつつ、何となく食べてみた。日本人にも声かけてみた。バスの隣の席の兄ちゃんと前の席の兄ちゃんがいろいろやってくれる。遣いの人やと思う。遣わしたから後は自分で聞けって言われてる気がする。日本人の人に、ABC(Annapurna Base Camp)はガイドなしじゃ行けないと教えてもらう。着いてみてみる。ガイドをつけると900ドル。どうする。経験には変えられん。

レストラン。広くてきれいで混み混み。
チャーハン、焼きそば、豆カレー、ポテト
全然動かない。
渋滞の中、バスの乗客に売りにくる
ネパールのバスは運転席周りが賑やか
どうやら一年くらい、道を広げる工事をしているそう。
砂ぼこり
マスクの理由がここで分かった
おーおきな竹のブランコ

17:00過ぎ
Pokharaについた。お金でモヤモヤする。もう1時間歩く元気が残っていない私と、タクシーで600Rsっていう兄ちゃん。500Rsで交渉したのに途中でやっぱり550Rsって言ってきたから降りようとしたら500Rsにしてくれた。
I don't like it. お金あるでしょって言ってくる。

ABCへの道、少しずつ見えてくる。お金と共に。

バス、あんまりわくわくしてたからか、一番揺れる壊れたキシむイスに座ってた。やった。絶対酔わない自信があった。全然大丈夫だった。

宿の部屋は押し入れみたいなところで、マットレスがデカすぎて置けないから、とぺちゃんこのガチガチの布団。でも言ってみたらマットレスを持ってきてくれた。なぜか、ずっと電話しながら座ってコチラをみてるお母さん。オーナーの息子さんとお母さんはすごく近くにいる。2人でエネルギーが増す人だ。多分、昔パートナーだった。お母さんずーっと電話してるなぁ。そんなに何を話してるんだろう。

宿の屋上から。やっと拝めたヒマラヤの山。
陽が沈む

わし、そういえばしばらくノーブラ。全然気にしなくなった。自分で洗濯もいつも通り。お風呂のシャワーお湯が出た。嬉しい。

英二さんに、もう少しで電話するところだった。心の保養。宗が間に入ってくれた。サンの顔も見れた。元氣になった。

バス停から宿までの裏通り。どうやら言葉の通じないところに来た。パンを買おうとしたら、店が終わっちゃったみたいで。買ったばかりのパンをあげるよって、おばちゃんがくれた。お金はいいの。あげるよって。とっても優しい顔で微笑む。そうか、あの人の向こうに神様や仏様が微笑んでるんだ。そんな、全てを包み込む笑顔。乗りたいバスを逃してまでも。向こう側の大きな愛。

なんとなく、ここまできて思うこと。

ずっと同じ人が使いとしているわけではないみたい。
隣に座った人や、なんか気になる人がポロッとこぼす一言とかで進んでる。

でも思ったところじゃないところから来たりする。
ゴールはあるのか、何もなくて帰ってくるのか。

軽く。軽く。気づいたら眉間にしわがよってる。

ゆらゆら、たゆたう感情。

神様、あなたに全てお任せします。
私が私を活かせるよう。
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タクシーでぼられそうになった後、宿の部屋は押入れみたいなところで、マットレスは置けないからってぺちゃんこのガチガチ布団。同じお金払うのにって思っちゃう。

みんな、お金取ることで必死だ。心が疲弊する。

でも何より、取られないことに必死になってる自分に。

お金持ちになろう。周りを喜ばせられるくらい。

長旅だった。7時間の予定のバスは10時間を優に越えた。早く寝て、明日またたくさん、ゆっくり、歩こう。

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