ネパールの旅日記⑤日目 心が満ちていれば何だって豊かだ
ヨガをした。泥酔のチャラい兄ちゃんに一緒にやろと言われ、それを断った。でもね、やりたかった。やってみたら、きもちいい。じーっと自分の身体とコミュニケートするの。
今朝ね、いつもいくカレー屋さんでまた朝カレー。ここは地元の人しかいない。
お兄ちゃん2人がすごくいい顔で笑う。美味しさはそこが大きい。味はさらに超えてくる。
今日、明日用にサモサと芋まんじゅう?みたいなのとchipsを買った。サモサの中はジャガイモ。おーいし。ミトチャ!とっても美味しいってネパール語で伝えたら、お兄ちゃん、小動物が跳ね回るみたいに喜んでくれた。首をコロコロ振るの。こだまみたいに。
言葉をもっと覚えてまた来よう。
もっと話したい。
そうだ。これがコミュニケーションだ。
相手をもっと知りたい。心の底の方から湧いてくるpure heart.
Lin. 同室の子。スペインのsea sideからだって。若くて、少し引っ込み思案?んー、まだドキドキしてる感だった。19だって。若いねー。
分かったの。会いたい人が心を豊かにする。会いたい人はpure happyな人。私もpure happy smileで居られるところ。あのお店。
ペンを買ったのには意味があったみたい。黒インクが切れる。
通りで会ったネパール人。あれはモテる。スーッと守ってくれて、一度去りそうになってもう一度。そして、ガイドじゃないから大丈夫って。ついていってみればよかった。祭りを案内してくれたはず。
今日のうわぁ〜〜!はsinging bowl. これ絶対買ってく。monkey templeで額に赤をつけた背の高い兄ちゃんが売ってる。何より空気が好きだった。売るためではなく、ただ良いものだと伝えてくれている。
よく宿に遊びにくる地元の兄ちゃんたちが屋上で凧上げしてた。kite runner. カイトランナー。相手のカイトの糸を切ったら勝ち。楽しそうでじっとみてたら一緒にやらせてくれた。
あー楽しい。ダーラムとラーラム。みんな屋上に登ってやるんだって。最後は木に引っかかってキレちゃった。たこがするする回りながら落ちていく向こうに月がそっとあった。
見て、月、すごくきれい。って。
あー、そんなものもきれいに感じてる。ここで会うんだ。ただ話すよりもずっと繋がれる。2人ともきれいな目をしてるんだ。
私はネパールのマガリっていう部族に似てるって。山の近くに住んでる。明日移動するところから近い。
私ここに導かれてるのか。
何かが繋がっていく。
会いに行こう。
マガリ=マガール
アーリア系 カス族
シナ・チベット語族系
「丘陵部ジャナジャティ」
ネパールで最も長い歴史を持つ民族の一つ。
ダウラギリ南部西部
国内3番目に多い民族。シャーマニズム、テングリが含まれていたが、現在ヒンドゥーが主。ダルカ兵を構成する民族の一つ。
豊かだ。心が満ちていれば何だって豊かだ。
私の名前の由来、英語で言ってびっくりした。
Buddha eye 慧眼 仏のまなこ
兄ちゃん、目ひん剥いてびっくりしてた。ここにきて私の名前と繋がる。
ダルバート!美味しかった〜。空芯菜炒めがまた。チキン柔らか。ポテトインゲン炒めも。スライスきゅーり、大根、玉ねぎも。スープも。野菜。うれしい。
やっと私の顔で笑えた。食べ過ぎか、喜びか、全然眠くない。でも、すぐ寝ると思う。一緒に凧やったあと、しばらく歓びが身体から離れなかった。カレー屋のにいちゃんの後も。
私の喜び。ここか。
呼ばれる場所がぐんと近づいた。いってきます。ほぼ、ポカラ。
あけちゃんと電話。ずっと言いたかった私の心の支えの数々。いつも話聞いてくれる。お母さんっていうより姉妹。友達。心底楽しめたと思う。深まったと思う。一緒にきたら。チベタンやったんかな。