
第二話 続き
「よし、お菓子作りを始めよう!!!」
パフェといちごとスピカは、あめづくりを始めました!!
「ちょっと待って。」
パフェは、部屋に入り、『あめ大図鑑』という本を持ってきました。
「まずね、あめにはいろいろな種類があるんだ。」
パフェはそう言って、スピカにその本を見せました。
「えっ、こんな棒についてるのなんかあるの⁉」
「それは、ロリポップって言ったりするよ!」
いちごも言いました。
「ええっ、全部可愛い!!」
そして、スピカは言ったのでした。
「早く、友達にこれをあげたいな・・・!」
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「スピカ!!もう、勇気出てるでしょ!?」
いちごは言いました。
「あっ・・・た、確かに!!お菓子って、ほんとにすごいね!!人に勇気を与えることまでできるんだから!!」
「・・・うんっ」
三人は一緒に言いました。
三人は一緒に作っていきます。
スピカが、仲直り出来ることを願って。
心を・・・込めて。
そうすれば、きっと、何とかなる。仲直りできる!!
三人は、そう思ったのでした ―――
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次の日。
スピカは、勇気を出しました。
「ねえ・・・」
「・・・な、何?」
「あの・・・ごめんっっ!!!」
「・・・えっ・・・?」
「私、あんなこと言っちゃって・・・お詫びにこれを受け取って欲しいの!!」
「何?これ・・・」
「”あめ”だよ。美味しいんだ。すっごく・・・だから食べてほしいの!!」
「・・・・・!!」
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パフェといちごは、スピカと友達が、仲直りできることを願っていました。
そして午後三時。スピカはスイートツリーハウスにやって来ました。
「・・・」
「スピカ、どうだったの?」
二人は、スピカに聞きました。
「それは・・・・・・許してくれたよ!!」
「!!よかった・・・!!」
「その友達ね、私のあめを食べたら、おいしい、て言ってくれて、すごくうれしかったの!!」
「お菓子ってすごいよ!!仲直りできる、幸せになれる、そして、美味しい!!」
そして、パフェが言いました。
「私たち、そんなお菓子を作れるようなパティシエになりたいね・・・!」
「「さんっせい!!!」」
いちごもスピカも言いました。
「よーし、私たち、これからパティシエになるために頑張ろう!!」
「「「おー!!」」」
〈終わり〉 三話へ続く!!