青木尚佳さん(Vn)無伴奏リサイタル@紀尾井ホールの巻
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公益財団法人 日本製鉄文化財団主催
青木尚佳 ミュンヘン・フィル コンサートマスター就任記念
紀尾井レジデント・シリーズⅢ - 第1回 プログラム、チラシより、
行ってまいりました。
初めての紀尾井ホール。
そして初めての青木尚佳さんのリサイタル。
更に初めてのイザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会。
ヴァイオリン名曲集的な彼女のアルバムを聴いて、「間違いない!」と思ってはいました。
ご本人が旧Twitterに1週間程前に上げた、韓国ソウルのホテルの部屋でのイザイの演奏動画を観て、その期待は確信に変わりました。
そして今日。
期待を上回る素晴らしさ!
私の席は後ろから数えた方が早く、青木さんまで30mはあったと思いますが、ホールの響きがいいのに加え、青木さんの豊かで嫋やかなヴァイオリンの音色が、会場を包み込むような存在感。
そして、その技術に裏打ちされた、いや、その技術を語るのも憚られるような、その表現力に圧倒されました。
これぞヴィルトゥオーゾ。
こんなに豊かで美しいヴァイオリンの音色はなかなか聴くことができません。
1曲毎でなら何度か生演奏を体験したことのあるイザイの無伴奏ですが、全曲通して聴いたのは音源のみで、生演奏では初めて。
青木さんの演奏は曲毎の色合いで、しかしイザイの無伴奏の世界を、全曲通じて十二分に表現していました。
うまく言葉で表現できないのがもどかしいですが、私は勿論のこと、会場のオーディエンスの殆どの方は、来年の今頃この会場で開催される彼女のリサイタルに足を運ぶのは間違いないでしょう。
それほどの大喝采。
久しぶりに鳥肌立ちました。
チケット我慢しなきゃっ!と思ってるのに、これだからやめられないんだよなあ。。
そうだ。
気がつけば私、これが今年最後の演奏会です。
今日はnoteでフォローしあっている方と開場時にロビーで初対面できたし、素晴らしい演奏を聴いて感動したし、年の瀬にいい時間を過ごせました。
ニューオータニのイルミネーション、写真に撮っておけばよかったな。
代わりにこちらで(笑)。
他にレポートしてない演奏会もあるのですが、来年いくつかまとめて記事にしたいと思います。
ではまた!