天鳴の刻06闇の覚醒

朝食の席へと着いた時に空席が目立つ。マダム、女医、ナースの3人はそもそも食べないために端から用意されていない。眼が合った先輩が首を傾げる。弁護士が姿を見せないなんて珍しい。時仔は何かしら手間取ってるだけと思った通りに遅れて現れる。しかし、鳴江を連れて来ていない。何故か鍵が掛けられており、入れなかった事を伝えて来る。流石にお昼も出て来ない事がおかしいために様子を観に足を向ける。ノックしても、反応を返されない。何か起きたと感じられて思わず、扉を蹴破って後悔した。無残な姿にて横たわる鳴江を視界へと捉えた。悲鳴を上げる先輩と時仔。何時と変わらず、ハンディ・カメラを平然と回してる鳩子へと怒鳴る。糸子が付いて来て居なくて良かった。息を確かめて溜め息を漏らす。妹の憐れな姿を見続ける訳にも行かず、先輩と時仔へと後を任せる。鳩子の首根っこを掴んで女医の部屋を訪ねた事にて異常事態が起きてる事を嫌でも知り得た。

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