12月22日水曜日
大々的な会議が終わり、各国の秘密組織が次々と出航して行く。潜水艦のデザインにはお国柄が良く出てる。ピラミッド型は抵抗が大きくて進まないのかも…。海底を這うように広がって行く様子が圧巻で所属する組織の資金力が高い事も頷ける。後にリーダーの金使いが粗い理由や裏事情などをミッションを通して知る事に為る。必要経費として落とせる武器などを買ってるのであり、個人的に流用してる訳ではない。念のため…。窓から眼を離し、振り返った途端に台車にて何かを運んでる黒髪の少女とぶつかってしまう。
「お兄ちゃん、駄目!?」
何故かコード類によって絡み合ってしまい、身動きが取れなく為ってる。変な部分に当たってるのか、甘ったるい声を上げられて慌ててしまい、却って状況が悪化してる。助けられるまで密着状態が深まるばかりだった。
ただでさえ、隠せていない程に布地の面積が少ないセパレート・タイプの黄色い水着。背中側は紐だけの状態。惜しみなく圧倒的なプロポーションをさらして見せ付けて来てるバープル・ヘアの美女。既に顔が真っ赤に為ってる事が自分でもわかってるのに何故か紐が解けてしまう。慌てて隠そうと足掻くために後ろから抱き付く形と為ってる。膨らみを掴まれても、驚いただけだったのに硬い代物が押し付けられるように当たってるのでは戸惑ってるような表情を浮かべる。右腕によって半ば押し潰された右側の膨らみ。手に余り、指先が潜り込んでしまってる左側の膨らみ。手のひらを押し付け過ぎて左指が草叢へと入り込む。熱い吐息を吐くとリードを始める美女。息や胸が弾むままに色々と求めて来る。言われるままに手を動かす事に必死で細かな事柄を覚えていない事が残念でも、それがチーム・リーダーとの出会いだった。
女子トイレに長い列が出来てる。「躾はバッチリです」と笑顔を湛えてるブロンドが誘導を務めてる。個室内では「1人、2回までです」とアナウンスする妹に似てる黒髪少女が無表情にてマッサージを施してる。機械的に手を動かしてるだけなのに気持ち良い声を隠し切れないように上げてる女性達。響き渡る上擦った声がお客を惹き付ける。誰も居なくなった深夜にサングラスを掛けてる基地司令官が体毛の濃い裸をさらして何かを行ってた事を知る者は少ない。
玉座のような豪華な椅子に納まってる黒衣を纏ってる少女。ブロンドがツイン・テイルに纏められてる。魔女と蔑ませられた事は今や過去。訪ねて来る者が観られない。扉まで敷かれてる赤い絨毯。背後の壁へと掛けられた垂れ幕。外に何も置かれていない細長い空間。凍り付いたような無表情によって凛とした空気感がもたらされてる。閲見の間として使われてる部屋にて日がな一日を過ごす。右手の親指以外にはめられた4色の指輪。人差し指の赤いのが紅蓮の指輪、中指の青いのが蒼海の指輪、薬指の黄色いのが黄鋼の指輪、小指の緑色の代物が碧嵐の指輪。背もたれの左側に立て掛けられてるのが使う事のなくなった紫水晶の杖。コアを内包してるメタリックなデザインが神秘性を醸し出してる。立ち上がり、右手側の窓へと向かう。花壇のお花へと水を撒いてる少女。笑顔が幼く見せてるのか、印象としては異なるのに似た顔立ち。白いワンピース姿が無邪気さを際立たせてる。後に聖女と称えられる運命を有してる。現れた執事が微笑みを浮かべてる。相手へと合わせた対応としても、外の者へは見せた事のない表情。
「楽しそうね。これからはあの娘へ仕えなさい」
呼び付けた黒衣の少女が呟く内容を黙って聴く執事は視線を落としてる。
「出来る限りの事を行ってあげなさい。但し、余り甘やかさないように…。あたしみたいに為ったら困るでしょ?」
最後の命令を下した事で誰も現れなくなったこの場所に佇む必要性が失われた。
崖下へと通じる道を探してると水路にてゴム・ボートを浮かべてる人達を見掛けた。調査のために川を下るそうなので乗せてもらう事にする。手伝う事を条件に快く歓迎される。止まって欲しいポイントにて何かを調べ始めるために頼む必要性がない。少しばかり水位が上がったところで落ちたら無事では済まない。舟を浮かべられるのは川の中心だけで崖下付近は白い小石によって敷き詰められてる。少なくとも、崖の半分以上が水に浸からなければ助かる見込みも立たない。ダイヴした少女の遺体が見付からないのでは流された事だけは確かだった。手伝える事柄が荷物運び程度では頼まれたのが片付けだったのは助かった。専門的な内容や難しい事を端から他人へと頼むはずもない。
バスが停まった事で眼を覚ます。ブレーキの掛け方が乱暴なのか、眠ってるのが多いためにわざと揺らしたのかなんてわからない。それでも左側のゴーグルを掛けてる1人が眠ったままだから肩を揺さ振って起こす。右側が先に空と為り、降りるのが最後と為ってた。手摺りを握って跳び降りて地面へと着地する。しゃがむ時にミニ・スカートの中が見えないように気を付けながら膝を折るのが普通と思われるのに赤いジャケットを羽織ってる女性が敢えて見せるような仕草を取る。何かを探るために行ってると思っても、行動と目的とが繋がらない。歩道が草木によって覆われてるために使えず、車道の左側を歩く羽目と為る。更に水溜まりによって阻まれたために右車線へと出たいのに右側へと大きく曲がってるのでは先が見通せなくてセンター・ラインを越える行為が危険。後ろが詰まって来る前に踏み出さなければ為らず、耳をそばだたせる。
話に夢中で過ぎ去る時間へと気が付かず、チャイムの音で我に返った。急いで移動しなければ為らず、慌ててルートを間違えてしまってた。校内を回り込んでる余裕がなくて校庭を突っ切るのだけれども、上履きで歩いてる者が多くてホッとした。芝が敷かれてる傾斜にて手間取ってる悠木碧の姿を見掛けた。手を引いて上がる事を助ける。悠長に歩いてると思ったら向かう教室が違ってた。今更、間に合わないと交ざったまま寝る事に決めた。
路地からバス通りへと出た途端に何かによって打つけられたのは忘れてる。チーム・メンバーは4人。妖艶なリーダー、妹と似てる少女、呼び込みしてる女性とブロンド。囚われてオカマを掘られそうに為ってるのを仲間達によって救われてる。テレヴィを観る事より、優先させたのに時にはBL的な展開が入り込む。2108年に『銀河の支配者』と云うタイトルにて連載中の『銀河の海賊(パイレーツ)』が映画化される事が巻末で明かされてる雑誌を読んでる内容。『鬼滅』にて童女を演じてる声優ばかりの教室。雑談の内容を忘れてるのでは綴れない。忘れてるシーンが多くては繋がらない。色と属性とがバラバラ。
黒衣の魔女
レッド・バーナー
対象一体を炎にて包む。火傷付加。
オレンジ・ライト
眩暈状態にして命中率を下げる。
グレイ・チャーム
対象一体を魅了して操る。
白衣の聖女
ホワイト・ヘイル
対象一体を凍らせる。凍傷付加。
グリーン・ネット
対象一体の素早さを下げる。
ピンク・シエスタ
眠らせた者の体力回復。攻撃を受けるとクリティカル扱い。
寡黙な執事
ブラック・ボルト
対象一体へ対して黒い稲妻を落とす。感電付加。クリティカル率が高い。
イエロー・ジャブ
攻撃がヒットした対象一体を麻痺状態へと変える。
パープル・ブロウ
攻撃がヒットした対象一体を毒状態へと変える。
謎の存在
ブルー・アングル
対象一体へ対して泡を打つける。水球にて包み込めるまで与えられるダメージが低い。
ブラウン・ロック
対象一体を沈黙状態へと変える。
インディゴ・ライ
対象一体を混乱させて移動方向を逆に変える。
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