12月6日月曜日
握り締めてるダイアモンドのブローチを見詰める。このサイズで本物ならば計り知れない価値を有してる。若葉色の台座が葉っぱに見て取れるから透明な花のようなデザインと為ってる。
今までに3つのアイテムを使ってる。残るラストのアイテムをどのように用いるのか、タイミングも含めて要と為る。
トンネルを抜けて来た汽車へと跳び乗る。気を引き締めるままに手を掛けた扉を開けて車両内へと足を踏み入れる。
崖から見下ろせる池の真ん中へと位置する浅瀬まで追い詰めたターゲット。
けしかけた鰐によって襲わせたのに容易く蹴散らされた。
やはり狙撃しかないと云う彼女へ後を託して滑り降りると建物内へと入る。
エントランスにて戯れ合ってる男女。ストレッチャーへと仰向けに寝かされてる患者に覆い被さってる白衣の人物。通路にて倒れてる者へと跨がってる半裸の髪が長い人物が壁を背にして立つ全裸男の股間へ対して顔を埋めてる。忙しなく首を動かしてる後ろ姿では性別の特定までに到らない。白い背中と赤いカクテル・ドレスの対比が眼に付くだけ…。
患者は医者にとってのモルモット同然。何を行っても許される世界が目の前へは広がってる。力尽きたように腰掛けたり、寝そべってたりする姿が多い階段を上がって行く。
イヴェントの1週間前に集まり、担当者を決める。用具類の点検やポスター作りを行う。
手分けして町内会の掲示板へと貼って回る。打ち上げたら解散と為る一連の流れ作業。
連日集まったところで特にやる事なんてなく、次第に顔を出す人数が減って行く。
倉庫内の片付けや整理を行ってるのだけれども、それだって週の中程には終わる。冷蔵庫内に残されてた賞味期限切れの飲食物。テーブルへと載せきれない多さ。遠慮して消費しない者が多いらしい。捨てるのが勿体ないと集まってるメンバーにて分ける事に決めても、残ったのはやはり捨てるしか手立てがなかった。
保管し続けても、新しく入れられず、邪魔としか為らない。
ダンジョン内を闇雲に歩き回ってるのに何故か気が付いたら構造体の右半分を長々と南下してる。
通せんぼするガードナーを動かすより、表示と非表示とを切り替える方がスウィッチの設定としては楽。
位置関係の条件設定を怠ったり、ミスしたりすると壁へとめり込む事が起きかねない。
欠片を手に地上にまで戻る。満身創痍で山小屋を後にする。〝枠なし〟が何を指し示してるのかも覚えていない。
繰り返す事によって何時までも完結しない内容。鰐とモルモットの現れ方が前とは異なる。
モニターをずっと見続けてる状態なので起きたら眼が疲れており、寝た気がしない。
いいなと思ったら応援しよう!
![呉羽葉月](https://d2l930y2yx77uc.cloudfront.net/assets/default/default_profile_3-39088fff430aa9ec11d6e2a385dbcad45c8b79bde6c0c9ded10cd7abb960174f.png?width=600&crop=1:1,smart)