アトリビュート・メイズ11アマリリス
通路を塞いでた氷の塊を裏拳にてノックでも行うように軽く砕いて先へと進む。スーツ姿にて後ろへと控えてるアクアマリンが防ぐ事も、料理を行ってるらしいフレイアをわざわざ呼び出して戦う必要性すら無かった物足りなさを感じる。
長年に渡り、放置されてたらしいのに湧きが悪い様子。根城として使ってるボスのレヴェルが著しく低い。拳へと火炎を纏わせて一撃にて倒せた。封印を解く目的にてアンジェリカの相手を強いられた方が大変だった。
前へと浮かぶグレイテルの案内にて階段を上がる。左右へと続く壁の造りが途端に変わる。
出迎えてくれた灰色のローブを纏う人物へと寒気を覚える。グレイテルから紹介を受けてるのに内容が耳へと余り入らない。留守番を頼まれて頷く事しか行えない。全力にて戦っても、ダメージを与えられるとは思えず、何が起きても、敵対なんて選べない。逆らう事自体が意味を持たない。無邪気なグレイテルでさえ半ば無意識に傅く存在なのである。
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