天穹02茶土
茶土は大いに悩んでる。
最近、朱火(シュカ)の姿を観ていない事が増えた。父親の橙天(トウテン)と仲違いしてるらしい事が耳へと入ってる。喚き散らしてみんなへと迷惑を掛けないように1人で遺跡を目指してしまう。気が付いた黄輝(キキ)が直ぐに後を追うために大事へと到らない。それでも仲間として心配を拭えない。
青銅の鎧を纏う茶髪。自らよりも仲間を優先させる心優しき前衛(タンク)が性格を表す。ショルダー・シールドとアーム・シールドを付けた防御重視の装備。背中へと回せるショルダー・シールドが背後から観たら甲虫(ビートル)の羽カヴァーを思わせる。手首の腕輪へと収納出来るアーム・シールドのギミックにて普段は邪魔と為らない仕様。体格や性格へと即した充実した装備は防具屋を営む母親である白雪からのプレゼント。
左右へと常日頃から付き添う桜花と桃花の2人。白い法衣を纏う双子を区別出来る者が少ない。歩く時に腕へとそれぞれ抱き付かれる茶土が潰れる柔らかさにて何も言えないまま今では何とか慣れてる。
双子のサポートを受けて幼い子供達の面倒を看る事へと差し支えず、悩んでる時間を持てる次第。
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