デルタ・マインド12閑話表裏反転
(意外と、激しいのね……)
ベッドへとうつ伏せにて沈み込んでる紫髪が熱い吐息を漏らす。
腰を抱え込まれて深々と捩り込まれてる状態。
ガーター・ベルトとストッキング以外を剥ぎ取られた姿にて攻め込まれて歓喜へと打ち震えてる肉体。
家族包みの付き合い。親友の夫を寝取る事へと抵抗感が乏しい。
遠慮無く注ぎ込まれると驚きよりも、嬉しさにて身悶える。
禁断の行為にて子供を授かっても、余り気に掛けない性格がトラブルを招くとしても、まだ先の出来事。
見下ろす笑顔へと囚われてる心。
ソファへと仰向けと為ってる相手を跨がってる姿勢にて腰を振るう。
触れられるだけで全身へと走り抜ける甘さを伴う痺れ。
お世話係を務めてたはずなのに第2次成長期を迎えた頃からは求められると身体を半ば反射的に開くように為る。
浴室では無くても、躊躇わずに脱いでしまう。
気持ち良いポイントへと指先が触れて来るだけで濡れて来てしまうために贖えない肉体と為ってた。
取り憑いた人物へと少しでも好意を抱く相手を自由に出来る能力が素晴らしい。しかし、取り憑ける条件の〝近しい存在〟が意味不明。
此奴は凄い。クラス・メイトの女子へと留まらず、学校中、お客まで虜。下手すると全ての女性から愛される勢いを感じられる。
喫茶店の女性客と片っ端から交わる。
(なっ、何!?吸い出される?)
注ぎ込む体液と共に意識まで持って行かれて取り憑いてる肉体から引き離される。女体を操れないのか、条件へと反してるのか、外の理由なのか、わからないのにそのまま閉じ込められた。
切っ掛けさえ与えれば欲求の指向性を容易く操れる。
与えた能力へと溺れて手当たり次第に行うからヤバイ存在にて囚われる。
愛しい相手1人へと絞ればリスクを下げられても、観てる方が詰まらない。
折角の暇潰しも終わりらしい。
次の何かを考えなければと口角を上げたのに笑ってるように見えない。
狭間懆慈
無邪気さを画へと描いたような性格。面白ければ何でも許されると思ってる性質の悪さ。
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