天鳴の刻01夢の鼓動天池糸子

マダムとの務めを終えて与えられた部屋へと戻って来る。思ってた以上に疲れてしまった。ベッドにて倒れ込むように眠りへと落ちる。噴き上がる衝撃にて反射的に眼を覚ます。暗くてはっきり見えなくても、目の前にて揺れてる割れ目を捉える事が出来る。何を行われてるのかもわかる。わからないのが相手が何者なのか、夜這いを仕掛けた理由。名前を呼ばれた事にて相手が糸子であるとわかった。

天池糸子、Fカップを有する従姉妹。茶色と云うより、赤みが強い橙色の短髪。幼くボーイシュな顔立ちへと反してグラマラスなボディラインを有する。バストへとエネルギーを取られてるのか、天然と云うよりも幼稚。色々と抜けてるために世話が欠かせない。恥ずかしがらないために着替えまで行わされてる。ブラジャーの付け方がわからない上にショーツを穿き忘れるために最初から手伝った方が早い。しかし、欲求自体が知能の低さ故に持ち合わせていないし、何処にてやり方を覚えたのか、わからない事が増えた。

裸体を晒す糸子が向きを変えて握り締めた代物へと腰を下ろす。初めてと云う事を心配しても、止める事なんて出来ない。求めてしまってるために力強さを保ってる。怖さを知らない故の思いっ切りの良さにて一気に根本まで入れたために痛みが少なくて済む。本人は痺れを感じてる程度らしい。腰へと手を沿えて支えてたのにガマン出来なくなってバストまで腕を伸ばす。揉み心地の良さに手のひらの方が気持ち良い。ブラジャーを着ける時に指先を食い込ませてしまうだけで良く揉まないでいられたと感心してしまう程の柔らかさ。従姉妹であるし、想いが別だったために求めずに居られただけらしい。もう何もかも壊れてしまった。己の欲望を止める障壁なんて最早、何1つとして存在しない状況と為った。

落ち着いた後に行き成り行為へと及んだ理由を尋ねたら、鳩子の入れ知恵であるとわかり、溜め息を吐いた。半ば依存して来てる糸子の寂しさへと付け込んで自らの趣味嗜好を充たした模様。すると一部始終、観られてる事と為り、改めて深い溜め息が漏れる。今更と個人的に諦めてるとしても、相手へと悪い。叱ったところで意味が無い事が余計に遣る瀬ない。


目覚めると砂地へとうつ伏せにて半ば埋もれてた。起き上がり、砂粒を叩きながら辺りを見渡すと仰向けにて倒れてる者を見付ける。駆け寄ると服装が異なる糸子だった。胸のヴォリューム的に間違いないはずなのに眼覚ました相手から否定されてしまう。成瀬川巳以浬と名乗る女性にて連れられて館へと向かう。彼女の話しにて竜巻へと巻き込まれたらしい事がわかる。お互いに無事だった事が信じられない。人物も、建物も、印象として似通ってるのに別らしい。見た目も、声も、同じなのに性格や物腰が別人らしく違ってる。

ベッドへと座らせられると谷間にて挟み付けられる。受ける感触が似てるのに手慣れた様子が明らかに異なる。鳩子から教えられただけの糸子では無理なレヴェルの卓越した奉仕。先端部分を含まれる頃には耐えられなくなってた。ここまで行える者なんて限られてる。相手の顔が脳裏へと浮かんだ瞬間に意識が弾けた。違う人物を思い浮かべるなんて失礼。お世話の意味を知った時は既に溺れてる。

オレンジ・カズンF

応援がモチヴェイションへと繋がります。