免許はいらない
メイクアートという言葉がある。
メイクアップアーチストという言葉もある。
つまり、メイクとは芸術なのだ。
だが、別に芸術は一流の腕前の人のみに許されるものでもないはずなのだ。
その道で食べられる人もいれば、趣味として楽しむことだって可能である。
それは芸術に限らず、スポーツや音楽なども同じようなことが言えるだろう。
というわけで、メイクアップアーチストなどの足下にも及ばないメイクだけど。
あっと驚く技能なんて身に付けることも出来そうにないけれど。
メイクすることで楽しいと感じる気持ちがあり続ける限り、私がメイクをする意味は十分にあると信じている。
メイクをするだけなら、一流である必要はない。
自分が楽しむだけなら免許もいらない。
最も身近なキャンパスである私自身の顔に描こうとするメイクという芸術を阻止できる権利は誰一人持っていないのだから。