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実践的な学びで描くキャリアの可能性。大学2年生の学び(多浪の大学生活編#5)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。

実質6浪で大学入学。会計学科に入学し公認会計士を志すも資格の難易度の高さゆえ、たったの一ヵ月で断念。大学卒業後に向け新たな道を模索し始めていました。

単位取得で必死になった大学一年。いくつか単位を落とし単位取得だけで精一杯。何とか1年目を乗り越えました。

大学二年ではこれまで避けていた少人数形式の授業を選択。より実践的でビジネスに近い少人数形式の演習授業将来の可能性を見出しました。

前回の話はこちら。

今回の記事では「大学の少人数制の授業のこと」をより詳しく書いていきたいと思います。

少人数制の授業を受講し続けた意義

大学二年生の初め。
私の数少ない友人からの誘いがあって、少人数形式の授業を選択しました。

大学一年生の時。私は少人数形式の授業を避け、大教室の講義ばかり受けていました。
私はコミュニケーションが苦手で多浪コンプレックスも持っていたため、若い学生とのかかわりを一方的に避けていました。
しかしこれが、大学で友人ができない原因でした。

大学二年で初めて少人数制の授業を受講した時、
ビジネスに近く実践的な授業内容に強く興味を持ちました。
毎週の授業がとにかく面白かったです。

「少人数制の授業は課題が多そうで面倒くさい」

「周りとコミュニケーションも取りたくない」

…これまでネガティブなイメージを持っていたのですが、
圧倒的に授業の面白さが勝りました。

大学二年生の時に出会った、実務・ビジネスに近いこの少人数形式の授業将来への希望・可能性を見出しました。

私が受講した少人数形式の授業

いくつか私が実際に受講した授業で特に役に立ったものをご紹介します。

ビジネスプレゼンテーション

言葉の通りプレゼンの授業です。
前期はプレゼンの基礎、後期はビジネスシーンを想定したプレゼンを学べました。

担当してくれるのは、現役でコンサル業をしている講師です。

パワーポイントを全く使ったことのない学生に対し、一からソフトの使い方を教えてくれます。
それだけでなく、ストーリー構成や伝え方・話し方のコツなど丁寧に分かりやすく解説してくれました。

毎回決められたテーマでスライドを作り、学生たちは毎週発表します。

当時私は、人前で話すのが大の苦手でした。
人前に出るだけでも手足の震えがとまらないレベルです。

この授業を通じ、人前で話す訓練を繰り返すことで、
一年後には人前で話すことが一切苦ではなくなり、むしろ発表が好きになりました。

情報ネットワーク

科目名は概念的ですが、
簡単に言うとビジネスシーンを想定したECサイトを作る授業でした。

クラス内でチームを組み、架空の企業を想定しネットショッピングサイトを作ります。

レンタルサーバーの申込み、サイトの構築、ショッピングカートの設置…等々、ほぼ実践の授業でした。

半年以上かけECサイトを作りました。そのサイトが評価され成績が決まります。

大学の学費内でここまで手厚くECサイト構築を初歩から学べるのは、非常に貴重な機会でした。

Eコマース

ビジネスシーンを想定し、ブログでのマネタイズを学ぶ授業です。

こちらも架空の企業を想定し、ブログを設立実際にアフィリエイトに申込み収益の仕組みを作りました。

こちらの授業も、現役の社会人講師が担当してくれました。

毎週の授業で記事を書き講師にレビューしてもらいます。

今となっては「ブログで収益を得る」のは一般的ですが、
当時は今ほどブログビジネスは知られていませんでした。

私はこの授業で数十円のアフィリエイト収益を稼いだ記憶があります。
お金を稼ぐ難しさも学びました。

外国書購読

英語のビジネス書をひたすら購読する授業です。

TOEICのスコアを伸ばしたいと思い受講しました。

大学受験では2年半英語の勉強し、それなりに英語に自信を持っていたのですが、ビジネス英語となるとほぼ全く通用しません。

この授業でビジネス寄りの英単語や表現に触れ続けたのはメリットでした。毎週購読するビジネス書の内容も面白かったのを憶えています。
英語以外にも学びがありました。

プログラミング

C言語を学ぶ授業です。

…と言ってもC言語の初歩中の初歩です。

文系学生向けに、授業は「超」がつくほどスローペースで進むため、
つまずくこともありません。

一年間のカリキュラムは入門の内容で終了しますが、文系からエンジニアを目指す人にはうってつけの授業です。

私は社会人になった後、ITパスポートを取得しましたが、大学の時に学んだこのプログラミングの授業が地味に活きていました。将来何が役に立つかは分かりません。

データベース

マイクロソフト「アクセス」の使い方データベースの基礎を学びました。

私はこの授業を受けるまで「アクセス」というソフトが、
一体何のソフトなのかも分かりませんでした。

実はこのデータベースの授業。
社会人になって一番役に立った授業です。

私は大学卒業後、一社目の途中でキャリアチェンジしてデジタルマーケティングの仕事をするようになりました。
このマーケの仕事ではデータベースを頻繁に扱います。

ここでデータベースの基礎が社会人になって一番活きています。

少人数形式の授業の受講後を振り返る

以上の通り、大学2年生の頃はこの少人数形式の授業でがっちり固めていました。

いずれもビジネスに近い内容だったため、実践的で将来役に立つ授業ばかりでした。専門学校や外部のスクールで受講したら100万円以上は払うレベルの内容です。

まさか大学の会計学科でこのような授業を受けられるとは思っていませんでした。

当時、私の周りの学生たちは、

「少人数形式の授業は面倒くさい」

「課題が多い」

そんなイメージを持っていたのか人気がありませんでした。

そのため受講者数が少なかったからこそ先生に質問できる機会も多く
受講している学生の意識も高かったためメリットは数えきれないほど多くありました。

改めて少人数形式の授業を受講するメリットを記載します。

  • 社会人の基礎PCスキルを身につけられる

  • ビジネスの事例に沿った課題に取り組める

  • 意識の高い学生と友人になれる、つながれる

  • 毎週出席し課題を出せば、単位も良い成績も取りやすい

特に「良い成績を取りやすい」というのが重要です。

少人数なため、先生に顔と名前を憶えてもらいやすく、真面目に授業に取り組んでいれば一番良い成績を取りやすいです。授業は欠席をしなかったため全てA(一番上の成績)でした。

大学の成績は侮れません。

就職活動の時に企業に成績表を提出しますが、
実はこの成績表。人事や面接官がよく見ているのです。

ビジネスに近い学問は、社会人になっても学ぶ機会はあります。
しかしそのほとんどはOJTか、自分で学ぶかです。

一年かけて基礎からじっくり教えてくれる機会は大学だけではないでしょうか。

大学は社会人になる土台を醸成するためにも重要な場所だと、今になって思います。

続く。

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