就活絶望の12月。立ちはだかった年齢の壁とキャリアセンターで見つけた希望(#多浪の就職活動編#11)
こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。
実質6浪で大学に入学。大学3年生から新卒での就職活動を開始しましたが、エントリーした企業40社中、書類選考を通過したのは1社のみ。一次選考に挑みましたが、多浪・年齢と思われる理由で不採用となりました。
深い絶望感に沈んでいた時、夏の1dayインターンに参加した企業からOB訪問のオファーがあり、なんと…そのまま最終選考に進むことになりました。
逃すことのできない好機。念入に対策を練り全力で最終面接に挑みました。
…しかし、ここでも多浪・年齢と思われる理由で不採用…。
私は再び絶望の底に叩き落されてしまいました。
前回までの話はこちら。
就活への不安に心が沈んでいく
唯一掴んだ最終選考のチャンスを逃し、他に書類選考を通過した企業もなく…この時私はひどく落ち込んでいました。
人事担当者から最終選考のオファーをもらった時、
「ロクさんにはぜひ入社してもらいたい」と言われていました。
「こんなオファーをもらったら、入社できるんじゃないか?」
「ほぼ内定は確定なんじゃないか」
そんな風に舞い上がっていました。
一瞬浮かれたかと思うと、すぐに奈落に突き落とされてしまいました。
「やはり多浪じゃ就職できないんじゃないか…。」
突然、激しい不安感が押し寄せてきました。
解決策を模索する
「このままエントリーし続けて運よく面接に進めたとしても、また多浪を理由に落とされるんじゃないか」
…そう思い始めていました。
多浪や年齢に対する不安を抱えたままやみくもに就職活動を続けても、うまくいかない気がしてきました。
この多浪・年齢による就活への不安という根本的な悩みをどうにかしたいと思い何か解決策はないか探ることにしました。
本当に就職できるのか、誰か相談できる人はいないのか探すことにしました。
そこで、以前大学で開催された就職ガイダンスのことを思い出しました。
以前もらったガイダンスの資料を見直して、大学のキャリアセンターで行っている就活相談の案内を発見しました。
大学のキャリアセンターに向かう
さっそく翌日、すがるような思いで大学のキャリアセンターに向かいました。
すぐに受付で面談予約をします。
大学の職員であろう女性スタッフが私の面談に応じてくれました。
私は実質6浪で入学したことに対して、どこか後ろめたさや恥ずかしさを感じていました。以前の私なら多浪であることを隠し、恥ずかしくて誰にも相談できなかったと思います。
しかし、就活で現実を突きつけられ、「多浪が恥ずかしい」などと言っていられる状況ではありません。
スタッフとの面談では包み隠さず、
実質6浪、26歳の大学生として新卒で就職活動をしていること、
多浪・年齢の理由で不合格が続いていること、
これらを切実に相談しました。
すると、スタッフは私の話に対して非常に真剣に向き合ってくれました。
多浪の就職活動を相談
これまでの経緯をキャリアセンターのスタッフに伝えた後、
「実質6浪の26歳でも新卒で就職活動をし内定をもらうことは可能なのか」
単刀直入に聞いてみました。
この時いっそ「実質6浪じゃ就職できない」とはっきり言ってくれた方がラクなんじゃないか、諦めがつくんじゃないか、と思っていました。
とにかくこの時、結論を知りたい気持ちでいっぱいでした。
女性スタッフ「…そうだね。就職活動ができなかったり、絶対に内定をもらえないっていうことはないと思う。ただ前例を聞いたことがないから探して見るね。ちょっと待ってて。」
女性が資料を探しに行ってから数分後。
女性スタッフ「ロク君と似た境遇だった学生の就活体験記を二つ見つけたよ。」
私の大学の先輩であり、多浪としても先輩の就活体験記でした。
先輩の就活体験記
これまでインターネットで多浪の体験ブログを見たことはありました。
しかし、ここまで具体的に書かれた体験記は初めて見ました。
少し時間をもらい、じっくり読むことにします。
一人目は実質4浪の学生でした。大学入学当初の私と同じく、公認会計士を目指していたものの、大学在学中に資格を取得できず、結果的に会計事務所に就職と書かれていました。
二人目も実質4浪で大学に入学。短大から再受験し、この大学に入学。実質4浪で就職活動したと書かれていました。その学生が最終的に決まったのは最大手のゼネコンの総合職でした。
特に二人目の先輩の記録は感情豊かに綴られていました。
企業に応募したが落ち続けたこと、非常に苦労した事、挫けそうだったこと、あきらめずにエントリーし続けたこと、そして最終的に進路が決まったこと…。並々ならぬ苦労の重みを感じました。
最後にこの体験記はこう締めくくられていました。
「私と同じ状況で苦しんでいるあなたへ。」
「あきらめずに就職活動を続けてほしいです。上手くいかない時もあるかもしれません。あきらめなければ、あなたのことに共感してくれる人が必ずいます。この体験記が、悩んでいるあなたに届くことを強く願っています。」
私のこれまでの苦労がフラッシュバックしました。
思わず涙がにじむのを堪え、この就活体験記を閉じました。
就活の再起を誓う
私は先輩方の言葉に励まされ、就職活動を諦めずにやり抜こうと誓いました。
スタッフ「これくらいしか情報を出せなくてごめんね。役に立てたかどうか分からないけど…。」
私「いえ!自分と同じ多浪の先輩がいるとは思いませんでしたし、体験談を読めたのは収穫でした。もう一度就活、頑張ってみようと思います。」
卒業するまで就活を続けてやろう。
エントリー可能な企業が尽きるまで最後までエントリーし続けてやろう。
そう思って、なんだか燃えてきました。
スタッフ「前向きになったみたいで良かった。なんか、君なら決まりそうな気がする」
この言葉に確かな根拠はないかもしれませんが、励ましの声が嬉しかったです。
私は再び就職活動の戦場に立ち向かうことに決めました。
続く。
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