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多浪生が語る。大学時代に『やっておくべき』だったこと(多浪の大学生活編#9)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。

私は実質6浪で大学に進学しました。大学一年生時は24歳、卒業時は28歳でした。

大学の会計学科に入学し公認会計士を目指しましたが、試験の難しさからたったの一ヵ月で断念…。

その後は大学で孤独だったり単位を落としたり様々な失敗がありましたが…ビジネスに特化した少人数制の授業を集中して受講したりと少しずつ前向きになりました。

結果的には充実した4年間を過ごし、苦戦しながらも無事に就職しています。

社会人になった今。大学4年間を振り返り「やっておけば良かった」と思ったことを書いていきたいと思います。

前回の話はこちら。

やっておけば良かったこと『海外短期留学』

まず一つ目です。

それは、海外短期留学です。
1週間から3ヶ月間ほどの海外への留学です。

これから大学を目指す人、大学在学中の人にはこの海外短期留学を強くお勧めします。

まず一般的な短期留学のメリットです。

  • 語学力が身に付く

  • 視野が広くなる

  • 自己解決できる力が身につく

1つ目の「語学力」は言葉の通りです。2つ目の「視野が広くなる」異文化に触れることで思考が柔軟になり枠に捉われない発想ができるようになります。

特に3つ目が大事です。海外という自身にとって未知の場に身を投じた時、自己解決できる力が身に付きます。

実のところ、私は社会人になった後に短期留学を3ヶ月間経験しました。当時私は英語をほぼ話せませんでした。もちろん、それまで海外は全くの未経験です。

留学初日に街で迷子になったことがあります。頼れる人もおらずジェスチャーだけで道行く人に聞きながらホームステイ先に帰りました。

当時は泣きそうになったものですが…限られた手段のみで状況を突破する自己解決力が身につきました。
そんな経験こそ学生時代に積んでおけば…と、社会人になってから思います。

新卒の就活時。留学先で迷子になったエピソードは「どう乗り切ったか?」を中心に語れば面接官の興味も引いたなぁと思います(笑)

続いて、なぜ大学在学中に短期留学をすべきか?です。

  • 留学するための時間的余裕があるのが大学在学中

  • 大学やプログラムによっては単位を取得できる

人生において短期留学できるタイミングはいくつかあります。
しかし、将来を見据えて短期留学をするなら大学在学中がベストです。

社会人になると短期留学する時間を確保するのは困難です。

大学やプログラムによっては単位として認定される短期留学もあります。積極的に利用することを強く薦めます。


私は大学在学中の4年間、英語の勉強に力を入れていました。

その理由は少しでも就職を有利に進めたいと思ったからです。

…とはいえ、当時のTOEICスコアは500程度。とても就職が有利になるレベルではありませんでした。

特に私が苦手としていたのはリスニングです。受験英語ではリーディング・ライティング中心の勉強しか取り組んでいませんでした。

大学では英会話の講座も2年間ほど受講していましたが、結局英会話できるレベルに至らず…。ただ講座を受けただけで終わってしまいました。

英語を学ぶなら「留学」ですが、「留学」と聞くとハードルが高く感じます。

英語を話せなければ挑戦できないのでは…?と思います。

私もそうでした。

しかし、英語を話せないからこそ短期留学は有効ですし意味があるものになります。

英語を話せるようになるには話さざるを得ない状況に身を置くことが大事です。そこで初めて身につきます。

時間的に余裕のある大学在学中にアルバイトでお金を貯めてでも、短期留学で自分に投資すべきだと思います。
社会人になった後に活きるという意味で、大きなリターンがあるでしょう。

経験の引き出しは社会人になった後に大いに活きてきます。

やっておけば良かったこと『大学のゼミ』

二つ目は、「大学のゼミ」です。

ゼミとは「大学の少人数の教育プログラム」です。主に研究ディスカッションを重視した形式の授業です。

私は大学入学時、周囲とのコミュニケーションを避けていました。当時私は24歳で大学に入学。周りは6歳も年下です。

私の大学では一年目からゼミに入れましたが、年齢ギャップから周りと打ち解けられないだろうと思い込みゼミに入りませんでした。

本音で言うと、ゼミから逃げていました。

私の大学では一年目にゼミに入らないと二年目以降の本ゼミを受ける権利を失います。

結局私は大教室の講座ばかりを受け…友達もできず、大学一年時は孤独な大学生活を送っていました。

ゼミに入るメリットは以下を挙げられます。

  • 課題や卒論を通じ成長できる

  • 少人数制のため友人を作りやすい

  • 意識の高い学生切磋琢磨できる

ゼミによっては負荷が大きいゼミもあります。課題や卒論も大変です。

しかし社会人になるとそれ以上に重いタスクが降ってきます。

ゼミでの課題、卒業を乗り越えた経験がそれらに対応するための基礎土台になります。

大学時代に負荷の大きい課題に取り組んできたかそうでないかで
社会人になった後の対応力(思考力・瞬発力・行動力)に大きな差が出てきます。

やっておけば良かったこと『高難易度の資格取得』

3つ目は、高い難易度の資格取得です。

例えば、簿記1級中小企業診断士等のビジネス系の資格やTOEICでのハイスコア取得です。

私は大学時代、TOEICや簿記2~3級、漢字検定を勉強していました。

簿記2級を取得した後、簿記1級取得も考えましたが、その難しさから断念してしまいました。

なぜ「高い難易度の資格取得」を大学在学中にすべきなのか。

短期留学の話と重なりますが、これも資格勉強する時間的余裕があるのも大学時代だからです。

時間を気にせずじっくりと勉強に打ち込めるのは、
人生の中で大学在学中定年退職後くらいではないでしょうか。

それならば、社会人になる前に取り組みたいものです。

これは社会人になってから気づいたことですが、就職後も資格は重要視されます。
資格は入社前の就職活動時だけではなく、入社後にこそ発揮すると思います。

TOEICを昇進の条件にしている会社もありますし、入社後に簿記などのビジネス系の資格取得を指示する会社もあります。

社会人として働きながら勉強する時間を捻出するのは大変なものです。
仕事と勉強の両立は大変です。

私は今IT企業で管理職をしていますが、今の立場になってTOEICや資格の重要性を理解できます。

複数の社員を俯瞰した時、TOEICスコアが高い社員、高難易度の資格を持っ社員は優秀に見えますし、実際にも優秀な人が多いです。

TOEICや資格はただ知識を測るものではなく、努力をし成果を出せる指標とも言えます。

時間的余裕のある大学時代にこそ、簿記1級、中小企業診断士、TOEICハイスコアなどの高難易度チャレンジするのが良いです。

以上、私が考える「大学時代にやっておくべきだったこと」でした。

次の話はこちら。

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