Direct Connect 構築の進め方とポイント
本記事ではDirectConnectの概要と
構築にかかる費用や進め方、
ポイントについて説明します。
目次は以下となります。
・Direct Connectの概要
・Direct Connectの費用感
・Direct Connect構築のスケジュール感
・Direct Connect構築の注意事項
・Direct Connectの概要
Direct Connectは、企業などの拠点から
AWSへプライベートな接続を構築するものです。
Direct Connectロケーションと呼ばれる
AWSへの接続箇所への接続を構築します。
接続方法には、
専用接続とホスト接続の2種類があります。
・専用接続
単一のユーザーとして接続する形式です。
通信速度は
1Gbps、10Gbps、100Gbpsから選択します。
・ホスト接続
パートナーと契約して接続する形式です。
通信速度は50Mbpsから指定できます。
Direct Connectとよく比較される
サービスとしてサイト間VPNがあります。
次項で費用感と併せて比較したいと思います。
・Direct Connectの費用感
Direct Connectの費用感を
VPNと比較する形で表にしています。
コストパフォーマンスに優れる VPNに対して
Direct Connectは
安定した通信品質が長所となります。
案件の要件と予算に照らし合わせて選択します。
Active回線としてDirect Connect
Standby回線としてVPN(インターネット)を
選択することも可能です。
筆者の案件では擦り合わせの結果
そのような構成となりました。
・Direct Connect構築のスケジュール感
Direct Connect構築のスケジュール感を
以下に表現しています。
現地調査
筆者の担当した案件では、業者から
サービス開始の2ヶ月前から
3週間前までの間に現地調査が必要と
言われました。ただし、
所定の業者用ラックまで既に
回線が敷設されていれば、
フロアや部屋次第ですが現地調査不要と
言われることもあります。
LOA-CFAを業者へ連携
これもサービス開始の3週間前をめどに
提出を求められます。
LOA-CFAとは、
Letter of Authorization and
Connecting Facility Assignment
設備の接続割り当て書ならびに承認書
のことで、接続リクエストが受理されると
ダウンロードすることができます。
LOA-CFAには、
主に以下の情報が記載されています。
- 発行日
- 依頼者
- 発行者
- 発行対象施設
- 施設 ミートミールーム
- 接続ID
- 顧客区分点
- コネクタ種類
発行から90日以内に接続完了しないと
期限切れとなるため注意が必要です。
・Direct Connect構築の注意事項
企業ネットワーク内で
Customerルータを設置する際の
注意点ですが、
Direct Connectもインターネット回線と
同じように回線終端装置(ONU)を
Customerルータの先に
設置する形となります。
インターネット回線(NTT系列)の
知見から、ONUは縦置きの機械だと
思っていたのですが
縦置き不可の
横置きのONUが来ました。
インターネット回線側はもちろん
縦置きのため、ラック上少し
不格好になってしまいますが
仕方のないところです。
今回はDirect Connect構築の
ポイントと進め方について
説明させて頂きました。
何か一つでもご参考になれば
幸いです。
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。