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【感動だらけの池島】第2の軍艦島を自由気ままに1人旅①
「自由気ままに旅をしたい。」
つい最近、こんなことを考えながら一人旅に出かけた。
旅先に選んだのは、池島である。
佐世保市から高速船で、約1時間で行くことができる。
池島は、第2の軍艦島として知られている。
この島は、西彼杵半島の西側沖合約7㎞のところにあり、周囲は約4キロである。
島の中心部分は、迷路のようになっていて、探検するのが面白い。
行きの船で、ワタナベアニさんの『カメラは、撮る人を写しているんだ。』(ダイヤモンド社)に書いてあったことを思い出した。
まず、1日目はカメラを持たずに歩く。
撮りたいものを目だけで記憶しておいて、次の日にそれを撮るんだ。
これを私の池島旅に当てはめてみると、
「1周目は、何も撮らずに歩く。撮りたいものを目だけで記憶しておいて、2周目にそれを撮るんだ。」となる。
しかし、私はあえて逆のことをしてみた。
「1周目は、自分の撮りたいものを撮りまくる。2周目は、自分が撮ったものをじっくりと見る。」というものである。
結果的にこの旅の仕方は、正しかったのではないかと思った。(私の感覚です。)
それでは、その理由とともに、私の池島旅について書いていく。
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池島港で高速船を降りたら、幻想的な景色が広がっていた。
すぐさまシャッターを押す。
天気は晴天で、廃墟になった建物に光が美しく当たっていた。
船を降りた場所から、池島港船客待合所に向かう。
船客待合所の前に、池島ウォークマップが設置されていた。
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池島港船客待合所の前を通り過ぎたあと、旧発電・造水施設を目指して進んでいく。
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この道を進んでいくと、団地が見えてきた。
池島では新しいほうの団地で、人が住んでいるようであった。
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この団地の方へさらに進んでいくと、独特な木が現れる。
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この木の根元に設置されているベンチの周りには、様々なものが飾られていた。
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独特な雰囲気でのお出迎えである。
くまモンやドラえもんのような置物があった。
ベンチはボロボロで、座れるものではなかった。
この木のお出迎えを受けあと、1匹の猫ちゃんがこちらを睨んでいた。
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鋭い目つきである。
すこしビビりながらも、しっかり撮らせてもらった。
私が、猫ちゃんの縄張りに入ってしまったのであろう。
そして、開いているか開いていないか分からない定食屋さん?を通り過ぎてからヤギさんのもとへ向かう。
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定食屋さんの前を通り過ぎ、奥へ進むと5~6頭のヤギさんが現れる。
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草を食べているヤギさんからのんびりしているヤギさんまで様々だ。
しっかりと芝生の整備をしてくれているようであった。
人の声がせず、ヤギさんの鳴き声が響き渡っていた。
ヤギさんがたくさんいる場所で、島民の方が1人作業をしていた。
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ヤギさんのいる場所を通り過ぎて、旧発電・造水施設の方へ向かう。
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間近でこの景色をいることができて感動した。
この建物の写真は、池島に来る前も見ていたが、実際に本物を見ると圧倒された。
もう少し近づいてみるとさらに凄い。
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もはや芸術作品に見えてきた。
建物の周りの植物、鳥の鳴き声、日の当たり方すべてが重なり合ってこの感動を生み出している。
本当に素晴らしい。
次は、旧発電・造水施設を通り過ぎて郵便局や公民館、小・中学校がある場所へと向かう。
この話は、次回へと続く。