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嫌いな仕事を辞めたい。でも辞められない。資本主義社会による束縛

こんにちは。夕霧です。

前回の記事では資本主義社会によるイノベーション(技術革新/業務改善)が人々の生活を楽にするのではなく、反対に心と時間の余裕を奪ってしまうという話をさせて頂きました☟

このイノベーションというものはとても厄介で人間の心と時間の余裕を奪うだけではなく、生きる選択肢すら奪ってしまうのです💦

読者の皆さんも一度は考えた事がありませんか☟?

今の仕事を辞めたいけど…でも生活もあるし辞められないな…

実はその嫌だけどこの会社で働かざるを得ないとさせているのはイノベーションによるものだと私は考えています。

今回の記事ではその事について詳細に記事を書いてみます☟


イノベーション(技術革新/業務改善)が奪う生きる選択肢

産業革命以前の働き方

時代を遡って考えてみます。
18世紀イギリスで産業革命が起こる以前は日本でも職人が自分の家で商品を作って売っていました。

学術的にはこれを家内制手工業と言います。
蕎麦職人が蕎麦を売る例で参考に解説します。


家内制手作業工業はいわゆる職人仕事でした

生産効率向上を目指し工場制手工業⇒工場制機械工業へ

家内制手工業は16世紀~18世紀にかけてイギリスで変化を遂げます。
生産性向上を目指し資本家(会社経営者)が労働者(会社員)を雇い大量生産で安価な商品を生産する工場制手工業⇒工場制機械工業へと変わり、現在の社会システムが完成しました☟


分業による大量生産の弊害

一見すると現代の工場制機械工業は安い商品がたくさん買えて便利に思えますが、実はこれが現代人の生きる選択しを奪う結果に繋がっています💦

考えてみましょう。
蕎麦を生産している労働者(会社員)が今の仕事を失ったらどうなりますか?

麺/スープしか作り方が分からない会社員は一部の仕事しか分からないので自分だけで収益を出せる訳でもなく、他の会社組織でも同じ様に働ける保証がありません…

そうです。

読者の皆さんも一度は考えた事がある
今の仕事を辞めたいけど…でも生活もあるし辞められない
という深刻な悩みはこうして生まれました。

分業は経営者にとっても悪影響を与える結果に…

分業による大量生産は会社経営者の権力を強める事はもちろん更なる弊害を生んでいます。

今度は会社経営者に注目してみます。


会社経営者もまた自分の力だけで蕎麦を生産出来ません💦
出来るのは労働者(会社員)に命令/指示を出すだけで、彼もまた蕎麦生産の仕事の詳細をほとんど把握出来ていないのです。

こうした状況で生まれるのが経営者/上司によるパワハラやモラハラです。

仕事の内容を一部しか分からない経営者/上司は実際の仕事場で何が大変なのか?どいった事が問題なのか分かっていない事の方が多くなるのです。

「なんでこの仕事が出来ないんだ!?」
「もっと効率上げて仕事しろ!」

分業による大量生産はそういった発言をする無知な経営者を生む結果に繋がってしまったのです。

資本主義の次の時代を創造するヒントはここにある

このブログの主題である

◆未完成に終わったマルクス資本論の続きを描く事
◆資本主義社会をアップデートした次の時代を創造する事

そのヒントはこの分業によって失われた労働の「構想」と「実行」を取り戻す事にあると私は考えている。

それはつまり労働者(会社員)から経営者に至るまで社会人一人一人が組織に頼らずとも個人で商品やサービスを生み出せる様にする事。

ここから先の話はまた次回以降の記事で書かせて頂こうと思う。

最後まで御読み頂き有難う御座いました。
またの御訪問をお待ちしております🎵

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