~ショウタロウのつぶやき10~
「実力以上に評価される人」はメールの送り方が違う…「上司の上司」までCCに入れる「意外なワケ」
※今回は、株式会社ダニエルズアーク代表取締役: 大原 昌人さんの教えです。ご参考にして頂けると幸いです。
人事評価で「上位5%」に入った人たちの働き方「驚きの共通点」
「メールを送るときは、直属の上司はもちろん『上司の上司』までCCに入れたほうがいい」……
そう語るのは、元「楽天市場」史上最年少プロデューサーで、著書に『ハッタリの作法』がある大原昌人さん。
爆速で出世したいなら今すぐ実践したいこのテクニックについて、詳しく教えて頂きます。
CCの範囲を1.5~2倍に広げ様
メールを使ったハッタリ技として「CCの範囲を1.5~2倍に広げる」事がおススメです。
若い読者の中には、「えっ」と引いてしまった方もおられるかもしれません。少し前にニュースになっていましたが、令和の若手社員の傾向として、CCに上司を入れたがらない人が増えている様なのです。
しかし、CCに入れるべき関係者を入れずにメールをしていると、上司は「なんでコソコソやっているんだ」「見られたくない様な、やましい事があるのか」「本当に仕事をしているのか」などと変に勘繰ってしまうし、情報共有やフォローアップの面からも好ましくありません。
それにより、上司をCCに入れておかないと自分がどれだけ頑張って仕事をしているかが上司から見えず、評価されなくなってしまいます。
どんなにいい仕事をしても、それを見て評価してくれる人がいなければ意味がありません。だから、メールでやり取りをする時は、必ず上司をCCに入れる事。それも、できれば直属の上司だけではなく、その上の上司も含める様にすまし様。
感覚的には、これ迄「大体ここまでCCに入れておけばいいだろう」と思っていた範囲の1.5~2倍の関係者まで入れる様にしてください。
それだけで周囲から見える仕事の流通量が圧倒的に増えるので、「コイツは仕事しているな」という事が伝わるし、普通はCCに入れない様なお偉いさんまで入れておくと「私までCCに入れるという事は、それだけ自信があるんだな」と勝手に解釈してくれます。
役員までCCに入れた事で高い評価に
私も楽天時代、この細やかなテクニックのお影で役員からお褒めの言葉を頂いた事がありました。
入社2年目で、新入社員の教育係になった際の事です。教育係は、自分が受け持つ新入社員に毎日フィードバックのメールを送るという決まりがありました。
同じ様に教育係になった同期はみんな直属の上司だけをCCに入れていましたが、私は部署の役員やマネージャーが入っているCCグループも含めてフィードバックのメールを送っていました。
そうしたら、役員の1人がたまたま私と新入社員のやり取りに興味を持ってメールを読んでくれた様で、私の上司に「大原君はフィードバックも適切だし、後輩の事をよく見ているね」と伝えてくれたのです。
実を言えば、私はそこまで新人教育が上手い訳ではなかったのですが、その役員は他の教育係のフィードバックメールを目にする機会がなかったから、私だけがしっかり後輩に指導している様に見えたのでしよう。
その年の人事評価では、役員の言葉も一助になったのか、後輩育成力の項目において最高点を付けて貰う事が出来ました。もしも役員グループをCCに入れず、フィードバックメールを共有するのが直属の上司までだったとしたら、私の頑張りは役員の目に触れず、評価に結び付く事もなかったかもしれません。
尚、CCは「念の為に見ておいてください」というくらいの軽い意味あいで使われるもので、返信の義務などはありません。上司は軽く流し読みをして状況を把握するだけでよく、ほとんど負担にはならないので、安心してCCに入れてしまって大丈夫です。
ただ、まれにCCでメール量が増える事を嫌がる人もいるので、これまでCCに入れていなかった人を新たに追加する場合は、予め相手に「〇〇さん、何かあったときに見ていて欲しいので、クライアントとやり取りする際CCに入れさせて頂きますけど、基本スルーで構いませんので、よろしくお願いします」などと断りを入れておけば、相手を不快にさせる事はありません。
この様に、仕事で評価されるためには多少の「ハッタリ」は欠かせない事例です。 以上
今回の教えで想い出した事は、私が新社会人になった1995年当時は、未だPCが誰もが使えるtoolではありませんでした。しかし、2年後独りで山陰エリアを担当する辞令が出ました。しかも岡山から毎週、営業車で行商するスタイルに変更された状況で、頻繁に上司・先輩にアドバイスや聞きたい事が出来ずに独り悩んでおりました。私が島根県・鳥取県を独りで行商スタイルになった事は、社内でもテスト的に捉えられ、其れ迄の現地駐在のスタイルからコスト削減を計る企みもありました。世の中では、ディスクトップ型パソコンの時代に私は、ノートパソコンと持ち運びのインクジェットのプリンターを営業車に積み込み、販促物・資料なども乗せて活動を強いられました。
未だポケベルから携帯電話に移行した頃もあって、直属の上司や先輩に報連相し、アドバイスをもらっても具体的な事がイメージ出来ず、辛く・悩みも日々多くなっていました。エリアマネージャーとして広島の上司、支店長からもヒアリングも多くなって来たのでメールは常にTO;直属の上司・CC;営業所のメンバー・支店長にする様にする様になりました。業務課長にもCCでメールする事もしばしばありました。
今回の大原さんの教えを知らず知らずに当時から実践していたのだと振り返ります。皆さまも会社で転勤・異動などは、約3年間が目安だと思います。私の場合、2年で福岡支店福岡営業所に異動の辞令があり、山陰より大きなマーケットで取引先様も多く、規模も大きな得意先・新規開拓の役割を負う責任リーダーを任されました。
上に昇進する欲は正直ありませんでしたが、当時の会社の状況からは、様々な苦境にあった事もあり、即、“カイゼン”して実行出来る担当を付ける事でお得意先様への安心感・安定共有を説得し納得してもらう狙いがあったとも考察出来ます。若い頃は、体力もあり元気で挨拶し、“宵打ち朝駆け”のフレッシュマンを実践出来る担当者が受け入れらあれる土壌の世相も反映していると思います。
今は、色々な媒体で必要な情報・テクニックを教えてもらえる進んだ環境です。今の働き盛りの方々に自分の考えやアイデアを聞いてくれる事がスタンダードになっておりますので憶せず、攻めの行動で“失われた30年”に疲弊した私ら世代に遠慮せず、伸び伸びと楽しんで働いて欲しいと切に望んでおります。
今回も最後まで読んで頂けた事、本当にありがとうございます。 「W」より
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