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スライムの特性を考える

御機嫌よう、日暮八日です。
皆さんはファンタジーはお好きですか。私は大好きです。今回はファンタジー生物の特徴から「こんな性質があったらおもしろいな」という妄想記事です。どうぞお付き合いください。


スライムとは

まず、スライムとはどんな存在だろうか。一般的なイメージはゲームなどで序盤に登場する倒しやすい敵だろう。しかし、作品によっては非常に恐ろしい怪物として描かれる。したがって、作品によって細かな設定は異なる。今回は以下の定義で話を勧める。

スライム ( 英: slime )は、ファンタジー作品などに登場する 粘液 状あるいはゼリー状の体を持った架空の 怪物 である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スライムの特性

今回の考察ではスライムの代表的な特徴として以下のものに注目する。

  • 触れたものを溶かす

  • 驚異的な再生能力

これの2つの特性をもとに私は2通りの仮説を立てた。
まず、1つは酸性であるという仮説である。これは特に1つ目の能力にフォーカスを当てたものである。

2つ目はプラナリアに似た生物であるという仮説である。これは2つ目の再生力にフォーカスを当てたものである。

以下、これらについて細かく考察していく。

酸性物質説

スライムは触れたものを溶解するという特性から酸性である仮説が立てられる。多くの作品では生物から無機物まで大抵のものを溶かしている。そのため、pHは胃酸と同じ1.3~3.5であるとする。

そのため、スライムの体液が付着した場合は塩酸などがかかった際の対処と同様であると考えられ、アルカリ性物質での中和や流水での洗い流しが有効的だ。

アルカリ性物質の具体例としては重曹、牛乳、オリーブオイルなどが挙げられる。

次に食用化について考察していく。
スライムが酸性の物質であった場合、食用は難しいだろう。現代では酸性を和することで生まれる食品はあまりない。しかし、バタフライピーのように化学変化を著しく示すものがある。

そのため、スライムが清流から発生してスライムになる段階で酸性となったものであれば、純粋な酸性物質として扱える。したがって、茶葉を使うことで見た目を楽しむ飲料を作ることが可能かもしれない。

プラナリア説

スライムには驚異的な再生能力、切られても分裂する力がある。現実にもそういった能力を持つ生物がいる。プラナリアだ。プラナリアを参考とし、スライムをプラナリアに類似した生物と仮定する。

スライムが対象を取り込み消化する生物の場合、熱による対処が有効と考えられる。しかし、問題はスライムの材質だ。例えば泥を含んだ低温のスライムは、高温でないと死滅はしないだろう。

他の対策方法としては、塩や塩水をかけることである。プラナリアを参考にした場合、プラナリアは塩や塩水によって、脱水症状を起こす。したがって、淡水でできたスライムであれば生命活動を低下させることはできるだろう。

また、強い感想にも弱い可能性も考えられる。

食用化についても考えてみよう。
スライムプラナリア説では、スライムを食べるのは危険といえる。なぜなら、正体不明の病原菌や寄生虫をもっていてもおかしくはないからだ。

しかし、菌や寄生虫が加熱や乾燥によって死滅するのであれば、その限りではない。その場合、水分がなくなったことで体積が縮み固く食べづらいことが考えられる。

そのため、きれいな水などでふやかして食べるのが主流になるだろう。

まとめ

この記事では、架空の存在であるスライムを科学的視点から正体、対策と食用化の可能性を考察しました。スライムはあくまでも架空の存在なので妄想の域を出ませんが書いていてとても楽しかったです。
また、機会がありましたらこういった記事を書いてみようと思います。

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