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reilife_12
限られた時間の中で
定期訪問しているお客様がいます。
最近訪問した日、やたらと「もたもたしてごめんなさい」「迷惑かけてごめんなさい」って何度もおっしゃるんで、不思議に思っていました。
よくよく話をお伺いすると「ヘルパーさんに言われた」のだと。
介護保険で来てもらっている訪問介護のヘルパーさんが「〇〇さんは何をやるのも遅いから、早めに取り掛かってください」と言われたのだとか。
「保険内サービスのヘルパーさんは、居られる時間には限りがあって、やるべきことをその時間内に全て完了させないといけないので」とフォローのつもりでは言いましたが。
何かモヤモヤ。
自分も訪問介護のヘルパーをしてたから。よくわかるんですけどね。限られた時間の中でやらないといけないの。
でも、そこをうまくやるのって、介護士のスキルなんですよ。
急がせているとは悟られずに、かつ物事を早く進めるのってスキルなんですよ。
そこに気づいてもらいたい。
苛立ちを利用者様にぶつけるのではなく、どううまく進めるかを考えて、自らのスキルアップにつなげたらいいのにと思います。
背景には、人手不足とか色んな問題があるとはわかってます。介護士が気持ちに余裕がなくなるほど追い詰められてるのも理解はできます。
でも、そんな事が日常になったら、ご利用者様は楽しいでしょうか?ご飯が食べられて、お風呂に入れて、部屋の掃除もできて。その状態で「長生きできる」って幸せなことですかね?
癖のある利用者様がいるのも事実です。やりにくいのも分かりますけど。
そこをうまく関われるようにするのもスキルですよ。