桃原さんから言われたこと その25「なぜかそうなっています」
「伊勢神宮に奉納するお酒は白鷹なんです」
「なぜか、昔からそう決まっています」
霊能者の桃原さんからそういわれました。
桃原さんが「なぜか」と前置きするときは、ほかにもう、選択の余地はないのです。
昔から決まっていることには、逆らわない方が良いと思います。
以前、昔の侍従さんの日記を読んでいたときのこと
「天皇陛下。風邪で新嘗祭をお休み。東宮様、ご代拝。
そもそもお上がお休みなら、祀りをやらなくても良いのでは?」
そんな風に書いてありました。
この著者の侍従さんはとてもまじめな方のようです。
ただ、一点、凡人の私が感じたのは「毎年やっているお祀りを、人間の都合で止めてはだめなのでは?」という素朴なことでした。
理由がわからなくても、奉納する、捧げる、祀るという行為は、人間の都合で変えない方が良いのでは?とは思います。
それで、桃原さんの別の言葉を思い出しました。
「あるお寺で、夜の2時半から毎年やる儀式があって、ある呪文のようなものを唱えるのですが、お坊さんのだれ一人、その呪文の意味が解らないんです」
「でも、毎年決まっていることだから、疎かにはできず、必ず夜中の2時半から、何人ものお坊さんが集まって、今となっては意味不明のその呪文を唱えるんです」
はー・・・信仰とか信心って、そういうことなのかもしれないな・・・捧げる気持ちが大切で。祈りの言葉にしても、お供えにしても、儀式そのものにしても。