桃原さんから言われたこと その7

インターネットを検索していると、誰かのブログに、ある有名な神社のことがとても悪く書いてありました。
「穢れている」など結構きつい言葉が並んでいました。

「そういえば、桃原さんはそこについ最近参拝されたのではなかったっけ?」

そう思って訊ねてみると、
「あそこは、神主さんが欲まみれになってしまっていて、神社のもともとの力は良いとしても、それを上回る悪い気があつまってしまいました。欲まみれの神主のところには欲まみれの参拝客が大勢押しかけて、負の念を次々と落とす。『誰それが死ねば自分が…』などと祈ったり、他人の財産を奪おうとしたり・・・そういうお祈りが増えすぎて、土地のキャパシティを超える結果になっているんです」

「まともな神主さんなら、そんな変な気は追い払えるかもしれませんが、そこの今の神主さんはそういうことも出来ないし、自分自身が欲まみれ。『お賽銭は幾ら出すんですか?』と聞いてきたりするからね」

驚いてしまいました。

ちなみに、そこの神社さんは、祭神として公表されている神様のお名前と、本当の祭神さんが違うのだそう。

「時々そういうことありますね。変えてしまっている」とも言われました。

「欲まみれの人のところには欲まみれの人たちが集まるわけです。残念ながら、あそこのお社はいまそういう状況になってしまっている」

僕はまだ行ったことが無いのですが、そういう話を耳にすると、確かに、二の足を踏んでしまいます。

「でも、お社の後ろには清水が湧いているところがあって、そこは力があるんですが、みんな、そういうところまで参らない。だから、お社だけ拝んで終わり。そこの土地自体は悪くないのに、管理する今の宮司たちが、強欲のもと、不法占拠しているわけです。神聖な土地に寄生するダニが血を吸って膨れ上がっているようなものです」。

桃原さんの言葉はいつになく厳しいものでした。

「欲まみれの人間には、欲まみれの人間が群がる」

帰り道、呟きながら歩きました。非常にシンプルかつ分かりやすい言葉です。でも、案外、自分のことは分からないから、この機に重々気を付けねばならない。そう思うのでした。






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