横アリまで爆走したあの日

#なんかみた
ということで、その なんかみた(公演に参加するオタクにもそれぞれ色んな事情があるねって話) の元ツイの方やその界隈の方々に対してどう思うかとかとかそういうのは特に意見はありません。悪しからず。
ただ なんかみた ので思い出したことをつらつらと。

結構前。
私には大学院の受験がありました。なんとその日は実習期間中の唯一の休日で、なんとなんと自グループの横浜公演がある日で、なんとなんとなんとメンバーの誕生日公演でした。
とりあえずバカなので、ローラーで申し込むジャニオタはあらゆる公演を申込だけしていました。
ねぇ知ってる?昔のジャニーズのコンサートってね、公演案内が来て公演番号を書いた払込用紙で申し込んだチケットの総額を手数料かけて全部振り込んで、お席をご用意いただけなかったら手数料を引かれたチケット代を返金手続きしたんだよ。幸せの青い封筒って呼ばれてたよ。ちなみに払込用紙は振り込め用紙って呼ばれてたよ。振り込め用紙をとにかくたくさん貰ってきて、授業中とかに必死に書いてたんだよ。閑話休題。

とにもかくにもローラーで申し込むってワケ。予定?しらねーよチケットとれたらそれが最優先でしょうが。だから高校の時は試験期間の休日に石川公演とかとれちゃうワケ。雪降りしきる中親に車出してもらって(!)いさぎよく教科書なんか持たずに行ったりしてたのよ。トンネルを抜けると雪国であった夜の底が白くなったとか言いながら車内でアルバムかけてペンラ振るのよ。親は大爆笑してたわ。宝払いで返すからって(※ONE PIECE)よく言ってはお願いしてたけどワンピースが見つからないので何も返せてないな。親孝行しよ。
東日本は基本入るっていうスタイルだったので、ローラー。いい?コンチケさえとれたら、新幹線のチケットとホテルなんかすぐとれるんだからさァ…。バカなんだよジャニオタって基本…。

というわけでウン年以上前のあの日、お席をご用意いただけたんですが、受験日でした。面接もあるやつ。まあ長く見積もってもこれくらいじゃない?という甘い計算のもと(というか計算が甘くなくてもメンバーの誕生日公演が当たっておいて行かないという選択肢はなく、かといってさすがに受験しないわけにはいかないのでとりあえず急ぐという作戦しかないわけですよ)、その日を迎えました。
科目試験はいくつかあったんだけど自分の一番の専門のやつは正直、一問間違えて、その一問を間違えたことが本当に本当に悔しかったんでした。でも全体的に割とよくできて、いい気分で面接を待ってたんだけど、待てど暮らせど呼ばれない。どういう順番?と思いながら、ハラハラ待ってました。リクルートスーツ。カバンもリクルート用。受験のための色んな本の一番下にペンライトが入ってる。まぁ受験の本を持ってただけ成長したよねって。そんな状態で時計見ながらいつ終わるんだ…って。
なんとか終わって慌てて電車に滑り込む。街を走る。会場に着いた時、係の皆さんが駆け寄ってきてくれてすぐに座席に案内してくれました。
スタンド中腹のはじっこの席。どなたかの前を通らなくて良かったことに安心しながらそろそろ会場に入りました。
MCに入る直前の曲だった(すでに何公演も入ってるのでわかる)ので、MCになったらカバンからペンライトと双眼鏡出して…と画策しながら席に到着。
するとお隣の方、私の方をじっと見てる。
目が合ったので、せっかくのコンサートなのに隣が遅刻でドタバタ現れて申し訳ないなと思って謝ろうと思ったら、その方が「おつかれさまです!」ってにこって笑ってくれたのよね。
たぶんスーツでバタバタ駆け込んできたから、時期的にも就活帰りだと思われたのかも。院進一本だったからまさしく就活なんだけど。
ドタバタしてすみません!って伝えたらいいえーみたいなにこやかに返してくれてほんと嬉しかった。頭から見られないことがすっごくすっごく残念で、でもさすがに受験はしょうがないわなって思ってたので、お隣の方が何を思ってそう言ってくれたのかはわからないけど慌てて現れた私にそういう労いの言葉をかけてくれたことがとにかく嬉しくて、胸がぎゅってなったし、このグループのファンの人たちほんとみんな大好きと改めて思ったのでした。
近年、ファンの民度って言い方が出てきたけど、そんな言葉が出てくる前からうちのファンの方たちは素晴らしい方ばかりです。
こういうエピソード、私だけでもたくさんあるし、見聞きしたのも含めるとほんとに多い。
自グループが最高なのは言わずもがななんだけど、ストレスなく現場を楽しめるのはファンの皆様のおかげだし、相互に気をつけていきたいと思ってる。

自グループの解散前後の仮想空間、魂のような姿に身をやつしてあの世界に存在してたのよ。
ファン同士、うちわの文字スタンプを連打することで喋れない中交友してたのが昨日のことのように思い出されます…。
同じ色の魂同士(つまり同担同士)で連打し合って「いいよね!」って気持ちを共有したり、コンビ間でも同じようにお互いこのコンビ最高よねって気持ちを共有したり…。
とにかくこれだけ長いことジャニオタでいられるのは同じファンの方々が本当に素敵なのも大きいと思うんですよ。ノンストレスなだけじゃなく、単純にファンの方が素敵で面白いのでとてもとても楽しいから。最高なものを見て、その感想を交わすのも最高に楽しいという相乗効果。良い…。

そんなのを思い出しました。
また自グループのコンサート行きたいな!最後のコンの埼玉もサブスクから消える前に改めて何周もしたからコン行きたい欲が強まってる。円盤でも見よっかな。