やることないので結婚してきた
みなさん、お元気でしょうか。兼子です。
先程、婚姻届を提出してきました。
なんと、今日は、10年付き合った彼女との記念日だったのです。
10年というと、長いと驚かれるのですが、毎日会うわけでもなかったので、
僕は、ぎゅっとしたら1〜2年の付き合いだと思ってます。
これを言うと、いろんな人に「違う」って言われます。
ここ1年は一緒に住んでいたので、もしかしたら3年くらいの付き合いかもしれません。
ほとんど毎日、喧嘩をして、泣かされているのですが、
今日は、めでたい日なので、喧嘩せずに、泣かされていません。これは、嬉しいことです。
昨日は、喧嘩しました。泣きそうでした。
理不尽な文句を言われ、朝から大喧嘩して、
僕が「そんなのおかしい!さっきから、精神が不安定すぎる!」と彼女に言ったら、
ハッとした顔をして、彼女は
「マリッジブルーってやつでしょ!」と僕に怒鳴りました。
そして、部屋が静まりかえって、一呼吸あってから、
僕は「マリッジブルーの人は、自分でマリッジブルーって言わないだろ」と思ってしまい、
なんか、それが、妙にツボに入って、吹き出してしまいました。
そして、喧嘩は終結しました。
プロポーズと指輪
婚約指輪は、キングオブコントの一回戦に落ちた次の日に、買いに行きました。
もともと、彼女は、当分、指輪は要らないと言っており、僕としても買う気はなかったのですが、
キングオブコントにしっかり、落ちたので、あえて買いに行くことにしました。
これは覚悟の問題とか、そういう大それた話ではなく、ただ単に、ほかにやることがなかったので買いに行きました。
指輪もピンキリで、けっして高いものではないですが、彼女の気に入ったデザインの指輪がありました。
どうでしょうか?
僕がシンデレラなら、王子様に「君が!あの時の!」といわれるほど、ジャストフィットの指輪でした。
あまりにも、ピッタリで、もはや、僕がプロポーズされたかったのですが、
そこはグッとこらえて、クレジットカードで支払いました。
本当は、お笑いで稼いだお金で指輪を買いたかったのですが
現時点では、そのお金はなかったので
他人の食べ物を運んで得たお金で買うことにしました。
恥ずかしい話、僕は、指輪も含め、何の準備もなく、気づいたらプロポーズしてしまいました。
普通、みなさん、サプライズのプロポーズとかやるそうですね。
僕の場合は、本当に、プロポーズする気はなかったので、結果的に、彼女よりも自分の方が「サプライズ」になってしまいました。
ちなみに、僕のプロポーズの言葉は、
「ラクだから、結婚しちゃうか〜」です。
誰がどう考えても、よくなかったと思ってます。
これをきいた母は彼女に「最低な息子でごめん」と謝ってました。
言い訳をすると、「ラク」という言葉には、僕なりのいろんなニュアンスがあるのですが、
プロポーズの言葉としては、ふさわしくなかったです。
失言する政治家の人の気持ちがわかりました。
そんな最低なプロポーズの様子を書きます。
その日は、家で、2人で夜ご飯を食べていました。
彼女がずっと喋っていました。
僕はどこか上の空で、話をきいておらず、いろいろ考えていました。
彼女はずっと、なにかを喋っていました。
すると、ひらめいたように、僕は、彼女の言葉を遮りました。
彼女は、一瞬、驚いた顔をしましたが、僕は何も考えずに、
「思ったんだけど、ラクだから結婚しちゃうか〜」と言いました。
彼女は何事もなく「うん、いいよ」と言い、
僕は「うん」と頷き、おかずに手を伸ばしました。
少しして、彼女が「え?今のプロポーズ?」と聞き返すと、
僕は「え?おれ、プロポーズしてた???」と、また聞き返しました。
彼女に「あれ、違った?」と言われ、
僕は「うわぁ!?いまのプロポーズかよ!」と、言いながら
顔が紅潮するのを感じ、慌ててしまい、飲んでた味噌汁をこぼしました。
彼女はそれを見て、味噌汁が気管に入り、笑いながらむせてました。
最初は2人で笑ってたのですが、あまりにも、彼女の気管に入った咳が長くて、
だんだん、笑いより心配が強くなって、気づいたら、プロポーズが終わりました。
両家顔合わせ
先日、両家顔合わせが、ありました。
大した収入もなく、好き勝手やってる身分ですので
うちの両親が、「こんな息子で申し訳ない」としきりに頭を下げていました。
向こうの両親も、「こんな娘で申し訳ない」と頭を下げていました。
「両家顔合わせ」って、「両家頭下げ」でしたっけ?
普通は、どうなんでしょうか?
僕は、他の人より、明らかに「申し訳ない」ので、頭下げレートが釣り合ってないと思いました。
和やかな雰囲気で「うちの娘はやらん」とかもなくて、会は進みました。
顔合わせの最後に、彼女のご両親には、改めて、誠心誠意、
「絶対に、彼女に幸せにしてもらいます」
と、伝えました。
両家、爆ウケでした。
いやぁ、気持ちよかったです。
彼女のご両親が笑ってくれたことは、本当にありがたいことです。
人によっては、僕は殴られてもおかしくない立場なわけですから。
時代と運と人が本当によかったと思います。恵まれてます。本当にありがたいです。
というより、向こうのお義母さんは、むしろ
「それでいい。それが正解」と、深く頷いてました。
なんか、意図せず、正解してました。
そして、僕の母は、笑いながら
「同じこと言ってる!!!」
と、親父の肩を激烈に叩いてました。
まさか、両家顔合わせの部屋に、こんな言葉を平気で使う男が、もう1人いるとは、思いませんでした。
親父は、肩をすくめて「すみません」顔をしてました。
ちなみに親父は、
「〇〇ちゃん(母)と結婚すると俺が幸せになれる」
とプロポーズしてたようです。
母は「アタシは幸せじゃねぇのかよ!」と思ったらしいです。
親子は、こういう、残念なところも遺伝するようです。
最後に
そういえば、保証人は「ばくすずき」に書いてもらいました。
すずきは変わった奴ですが、思いの外、「おめでとう」って言ってくれたので、意外とまともなやつでした。
はい。とりあえず、結婚した、ということで、
いち早く、彼女の扶養に入れてもらおうとおもいます。
バイバイ!!
読んでくれた、みなさんありがとうございます!
PS
このnoteを書くのに夢中になっていたことで、いままさに喧嘩してます。泣きそうです。
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