M-1一回戦突破!!嬉しい!
みなさん。お元気でしょうか。ノーテクノロジー兼子です。
今、M-1の一回戦を終えてきました。
渋谷の会場から地下鉄に乗りながらこの文章を書いています。
いや、まさか、合格できるとは思いませんでした。
そうです。
僕は今、M-1の一回戦に合格した世界線にいます。
こっちの世界はですね。やっぱり、空気も美味しく、水も美味しいですよ!
覚えている方、いらっしゃいますかね?
1か月半前に、キングオブコントの一回戦の結果がわかる前に、一回戦突破の記事を書きました。
結果は、ふつうに落ちていたのですが、もう突破した記事を書いていたので、しょうがなく投稿しました。
すると、先輩方に「あれはきもちわるかった」「壊れたかと思った」「怖かった」と賛否両論いただきました。
この時の反省を踏まえてですね、あえて、今回も、事前に記事を書いてます。
結果はどうなろうと、これからも僕は、この「フライング合格報告」の記事を続けていこうと思います。
そもそも、落ちると思って大会に出るなんておかしな話ですからね。
もちろん受かってるに決まってます。
ただ、今回のM-1グランプリ1回戦はですね。
まさか、受かってるとは思いませんでしたね。
、、、どっちやねん!って話ですけどね。
今回、初めてM-1に出ました。ノーテクノロジーとして漫才をしたのも、ここ1か月くらいです。
僕は大学生の時に同級生と一度だけ、漫才の大会に出たことがあります。
空調の「ゴー」という音が一番セリフ量多いというような、残念な漫才をしたことがあります。
その後、相方だった同級生とは音信不通になりました。彼は今、マグロ漁船にのってると風の噂でききました。
キンキンにスベってしまい、そこから、3日高熱を出して寝込みました。
その経験があって、逃げるようにコント作家のスクールに通うのですが、いわば、僕にとって漫才はトラウマなわけです。
しかし、肝心のコントを競う、今年のキングオブコントは1回戦で落ちてしまいました。
そこで、相方のばくすずきと、やることないからM-1出るかという話になりました。
そして、ここからが辛かった。
台本が固まったのは前日です。
今日やった漫才をお客さんの前で披露したのは4日前でその1回だけです。
もう、プライドなんてないので、今日のために、いろんな方に頼りました!
はじめに、とりあえず3本漫才をつくって、後輩の「海を売る男」神戸に送りました。
神戸は、めちゃくちゃ面白い男なので、よくネタのアドバイスをききます。
勝手にブレーンと呼んでます。
見捨てられないように、手作りのカレーを食べさせたりして、どうにか関係を保ってます。
神戸から、送った3本のネタだと「未来の娘の反抗期」というネタが1番いいと言われました。
SF漫才です。
僕としては、1番気に入ってた「セップン」というタイトルの漫才がよかったのですが、それはすぐ却下されました。
「俺こないだ、気になる彼女とセップンしてさ」
「え!?接吻!?」
「そう。セップン。」
「いいなぁ!」
「うん。切羽詰まって脱糞しちゃった。」
「切羽詰まって脱糞!?せっぷん!?」
っていうネタです。
神戸に「賞レースで脱糞はダメだと思います。あと、セップンって日常使わないのに、会話が進むのがおかしいと思います。」
と言われて、言い返せず、ボツになりました。
しょうがないので、先程のSF漫才をどんどんブラッシュアップしていきました。
神戸からもらった面白いボケを入れました。
そのあと、そのネタをライブの待ち時間に、後輩の炭酸水・南原の前で、読み合わせてみました。
南原に「おもろいんちゃいますか?」と強引に言わせて、一緒に考えてもらいました。
そして、それだけでは不安だったので、同期のワンタイトル毛利に漫才の台本を送りました。
ワンタイトルは、その時点でもうM-1の一回戦に合格しているエリートでした。
24時に電話したのですが、毛利はそこから夜中の2時まで一緒に通話しながら、ネタを考えてくれました。
毛利のおかげで、グッと漫才ぽくなりました。全体の流れは毛利がつくってくれました。
ネタが出来た後、達成感から毛利のテンションが、あがってしまいました。
しかし、僕は眠くなってしまって、もっと話したい毛利を置き去りにするように通話を終了してしまいました。
あの時の、毛利の寂しそうな「おやすみ、、、、。」という声は忘れません。
風の噂で、彼は、いま、マグロ漁船、そのものになったとききました。
そこから、お世話になってる先輩の鈴木ジェロニモさん、バローズ徳永さんにネタを送りつけました。
なかなか良いという感想をもらいました。
徳永さんに至っては「完璧」って言ってました。
KOCの前も、僕らのネタ見た後「完璧」って言ってました。
そしてぼくらは落ちました。
もしかしたら「完璧」以外の語彙がないのかもしれないと疑いました。
そして、「ファイトクラブ」という毎月やってるライブでそのネタを下ろしてみました。
お客さんは5人でしたが、思いの外ウケました。
ただ、真ん中のくだりが、あまりウケませんでした。どうしようか悩みましたが浮かびません。
そこで、ハッと思い出しました。
KOC一回戦敗退の後、三福エンターテイメントさんが「言ってくれれば、事前にネタ見たのに!」って言ってくれていたことに。
そこで、3日前、三福さんにライブ映像を送り、ネタを見てもらいました。
真ん中のくだりがうけないことに悩んでることをつたえると、すぐにたくさん改善案を送ってくれました。
正直、1きいただけなのに、10以上かえしてくれました。びっくりしました。
そこで、超おもしろいくだりを一つ頂きました。
そして、迎えた本番。
「どうもーノーテクノロジーです!」
勢いよく飛び出す、兼子とすずき
すぐさま、毛利のつくってくれた、わかりやすい導入が決まります。
続いて、設定をわかりやすくする、神戸のボケが続きます。
観客の関心がこちらに向いたのがわかります。
そして、中盤、三福さんからもらったボケです!
ドカッとウケます!!
そして、漫才の最後!
盛り上がって盛り上がって!!
相方、すずきがつくったボケ!!
どうだ!!?!?
シーーーン
うけねぇのかよ!!!!!!
おい!!!!!!!!!
「もういいよ。どうもありがとうございました!」
そして、漫才が終わりました。
ノーテクノロジーの漫才は前半から中盤で盛り上がり、三福さんのボケを頂点として、後半尻すぼみになってしまいました、、、。
ウケたところは、基本、他の人がつくってくれました。
ぼくがつくったのは「未来の娘の反抗期」という設定だけです。
もはや、僕の作ったネタというより、いろんな人のDNAをまぜた漫才でした。漫才キメラでした。
本当に、たすけてくれた皆さんありがとうございました!
みなさんのおかげで無事、一回戦突破しました!本当にありがとうございます!
次は二回戦です!!
みなさん!また、頼らせてください!!
読んでくれた方ありがとうございました!
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