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Zone Count(その3): 波読みの精度をシミュレーションする

(2024/10/16) タイトルを変更しました。
Zone Countによる波読みの精度を自作のシミュレータを使って検証します。         
     

注記:「Zone」は単に「区間」という意味です。AT機などで言う、当たりやすい区間という意味のゾーンとは違います。


はじめに

ノーマルタイプのパチスロの波を読んだり設定を推測したりする方法として、Zone Count(ゾーンカウント)という筆者独自の手法を、以下の2件の記事を通して紹介しました。

  記事1   パチスロの波を理論で読む: Zone Count(その1)
  記事2   波読みの精度を計算する

記事2ではZone Countの精度がどの程度のものかを理論的に考察しました。

今回は記事2の続きです。


目的

今回はシミュレーションを実施してZone Countの精度を"概観"してみたいと思います。

”概観”と書いた理由は、十分に多数の結果を掲載できないからです。真の精度については記事2をご参照ください。

この記事では、最初にシミュレーション結果を示し、次にその結果をレビューしたいと思います。

どうぞ、最後までお付き合いください。


シミュレーション結果

自作の簡易シミュレータを使って、Zone Countのシミュレーションを実施しました。

ボーナスを80回引くまでを1セットとし、20セット実施しました。なお、ボーナス確率は1/140にしています。

※ ボーナス確率の違いはZoneの区間の違いに取り込まれますので、以下のシミュレーション結果はボーナス確率には依存しません。

以下にシミュレーション結果を示します。実施した順に、取捨選択せず、ありのままに掲載しています。

図の見方ですが、最初にグラフの凡例を示しています。
その次から、Zone1~4の結果を左に、Zone5の結果を右に置いています。

グラフは、横軸がボーナス回数、縦軸が各Zoneのカウント数です。黒い直線はカウント数の期待値です。

図の凡例
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結果のレビュー


期待値から大きく外れたグラフが強く印象に残ったのではないでしょうか。

一方で、期待値に近いところにいるグラフや、期待値に近づいたり離れたりしているグラフも多くあります。

印象に影響されるのを避けるために、数値で見てみましょう。

ボーナス回数が40回のポイントでカウント数と期待値の差(絶対値)を見てみました。なお、期待値はZone1~4が10回、Zone5が4回です。

Zone1~4については、
差が3以下に収まっているグラフは65本(全体の81%)で、差が4以上のグラフは15本(全体の19%)でした。

Zone5については、
差が2以下に収まっているグラフは19本(全体の95%)で、差が3以上のグラフは1本(全体の5%)でした。

ちょっと出来すぎですが、記事2で理論的に求めた結果とシミュレーション結果は、ほぼ一致しました。


まとめ

この記事では、Zone Countのシミュレーション結果を20例示しました。

期待値から大きく外れている結果もあり、期待値に近い結果もありました。

ボーナス回数40回のポイントでの期待値とカウントの差を見たところ、記事2で理論的に求めた結果とほぼ一致していました(ちょっと出来過ぎですが)。

今回の結果を見て、Zone Countの精度、つまり、Zone Countの有効性をどう思われたでしょうか。

Zone Countを「やってみようか」or「やらないよ」の判断に、今回の記事が参考になれば幸いです。

Zone Countをやらない方にもZone表は有用かと思います。無料のものもありますので、是非ご覧下さい。
Zone表一覧


次回

”ギャンブラーの誤謬”から逃れる


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