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強敵S字クランク そのコツとは?3

今回も教習について記したいと思います。技能教習の第1段階でやるS字クランクの解説もします。

最初にシフトレバーについて説明しておきます。シフトレバーとは車にある変速装置のギアを切り替える際に使うレバーです。

【P パーキング】
Pは車を駐車する時に使います。この状態ではタイヤがロックされ、車は動きませんが、エンジンをかける事ができます。

【R リバース】
Rは車をバックさせる時に使います。車内ではピーピーという警告音が鳴ります。AT車はブレーキを踏んでいないと、クリープ現象で後ろに動き出します。

【N ニュートラル】
Nは車のトラブルが起きた緊急時に使います。レッカー車に故障車を牽引して移動させる際、ギアをNにします。Nはエンジンの動力が車輪に伝わっていない状態です。

【D ドライブ】
Dは車を運転する時に使います。AT車はブレーキを踏んでいないと、クリープ現象で前進します。シフトレバーがDの位置ではエンジンをかける事ができません。

【Sもしくは2 セカンド】
Sは長い坂道、急な下り坂でスピードを抑えたい時、赤信号や一時停止が分かった時にも使います。2速固定の状態です。

【L ロー】もしくは【1 ファースト】ハイブリッド車は【Bレンジ 】
上記の3つはSより更に強いエンジンブレーキをかけたい時に使います。1速固定の状態です。基本的によほどの急な下り坂でない限りSで十分です。

次に車の内輪差について説明します。車は左折右折の際に、前輪よりも後輪内側を通ります。前輪が縁石をぎりぎりの所を通過すると、内輪差で後輪が縁石にぶつかります。車を運転するには、内輪差を考慮しないといけないです。


まだ2回目なのに最悪な教習

5月の某日、2回目の技能教習(3、4時限)を受けました。教官の指名をしていない為、1回目の時にやった方とは違います。相変わらず車内では緊張して、お腹が気持ち悪いです。

最初、男性教官の印象はきびきびした人でした。教習をするうちに指導が厳しい点が気になりました。ただ厳しいだけでなく、口調も嫌な感じで私との相性は最悪で、腹が立つレベルです。

狭路の通行で実際にやるのが、S字とクランクです。S字とは、緩やかな狭いカーブが2つ、Sのように繋がったコースです。クランクとは、直角の狭路を2つ繋げた90度のコースです。どちらのコースも所内にあるだけで、実際の路上には存在しません。

狭路コースを通る目的は、車体や車輪の感覚を身につける為速度調節を身につける為車の誘導方法を身につける為です。

S字とクランクは狭く見えますが、意外にも3.5メートルの幅があります。車1台分は余裕で通れます。

教官がS字とクランクのお手本を見せてくれました。当然教官なので、すいすいやってのけます。失敗したら大問題です。

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