他大学の大学院を受けるということ2(電通大大学院受験記録)
お久しぶりです。この記事の更新がすっかり遅れていました。もし最初にこのページを見つけた方はこちらからご覧ください。
そろそろ大学院の入試シーズンですね。1でも述べましたが、大学院を目指そうと思った君、僕は全力で応援します。
出願まで
私はもともと東京生まれであるが、大学受験では地方の公立大学に合格したため東京から約600km離れた地方に進学しました。大学では情報工学(プログラミングとか)や通信工学(フーリエ解析とか)について勉強しました。特に興味があったのが、無線通信。できることなら大学院に進学するなら、伝統のある(つまり、通信とか無線技術について定評のある大学)場所で研究したい!と思ったからです。
東京生まれなので、東京の大学院に行きたかったし、両親は国公立大学の大学院なら進学していいよと言ってくれました。このため私は東京の調布市にある電気通信大学の大学院を受験することにしました。
今までの入試と大きく違う点は、事前に希望する教授(准教授でも助教でもいい)と面談するということ。入りたい研究室の先生に「あなたの研究室にはいりたいのですが…」と相談しておく必要があります。これやっとかないと出願しても落ちます。まぁ学部のときも希望する研究室の先生に話聞きに行きますよね?それと同じです。
推薦入試か一般入試か
大学院入試には大きく分けて2つあります。といっても高校や大学でも同じですね。推薦か一般があります。推薦はない大学院もあります。(私のいた大学は一般のみでした)簡単にまとめます。
推薦入試
大学での成績(GPA)が関係する
試験科目は少なめ(面接だけが多い) そのかわり書類が多い(志望理由書etc…)
試験が早く始まる(一般入試より1か月くらい早い つまり合格発表も早い)
合格したら必ず進学する必要がある
一般入試
大学の成績は関係なし
試験科目は大学によって異なる。(数学、英語、専門科目、面接など)
だいたい8月に試験がある
併願ができる
こんな感じです。私の第一志望は推薦入試をやっていました。しかも出願要件(大学の成績が最低でも上位30%じゃないと出願できないやつでした)を満たしていたので推薦入試の受験を決めました。第二志望は自分のいる大学を一般で受けるつもりでした。ちなみに、第一志望を一般で受けるのはやばそうでした。
第一志望校 一般入試の試験科目
・数学(解析学、線形代数学)
・専門科目4つ(電気回路、電磁気学、信号処理、確率統計)
・面接
・TOEICの点数
第二志望校 一般入試の試験科目
・数学 (解析学、線形代数学)
・面接
・TOEICの点数
こんな感じなので、難易度は明らかでしょう。
推薦をもらえたのであとは提出書類の志望理由書を指導教員と相談しながら書きました。卒業研究のテーマを5月に決めることになって大変でしたが、なんとか志望理由と卒業研究のテーマの概要を書きました。試験科目は面接だけだったので、ひたすら自分の卒業研究のテーマに関連する論文を読んで理解を深めました。ゼミで発表するために内容を軽くまとめたレジュメやパワーポイントも作りました。
出願から2週間くらいで受験票が送られてきて、私は東京に行きました。
試験
コロナのせいで東京には緊急事態宣言が出ていました。そんな中でも面接試験は対面で行われました。すごいね。
試験日の前日は緊張のあまりそんなに寝れませんでした。朝起きてもなんだか緊張していて落ち着きませんでした。
対面で面接やるので、大学まで面接に行きました。
すべての受験生は3種類の色の紙を受け取り、待機室に通されました。待機室ではみんな頭よさそうでした。なぜなら推薦入試を受けるのはほとんどが内部生(その大学の学部から進学した人)の成績上位層。自分があの部屋のなかでは一番カスだったと思います。
私の配られた紙には、面接の順番が書いてありました。
面接順 「1」の字を見つけてしまいました。でもまあグループ内だからもう少しはかかるでしょ とか思っていました。(フラグ)
前に入試課の人がでてきて「これから、この色の紙を持っている人はついてきてください。それ以外は待機です」と言い始めました。さらに
「ただし今から読み上げる人はこれからすぐに面接を行うので、前に来てください」と番号を読み上げた。
お察しの通り、呼ばれてしまいました。まじか!!!!もうやるの!?と考える暇もなく面接室の前に連れていかれました。
部屋に入ると2人の試験官がいました。一人は30代くらいの(大学にしては)若めな先生、もう一人はだいぶ年のいった先生だった。もちろん今まで会ったことない知らない人です。だいぶつっこまれるかと思ったけど優しい感じで面接は進みました。
聞かれたこと
・志望理由は?卒業研究テーマに関連して話してください
・何でここの大学院がいいの? ここまでで5分経過
・大学院卒業後はどうしたい?
→君、アマチュア無線なんて変わったことやってるけど、全国3位取ったみたいだね何か工夫したことある?とか言われてここから自分の話をたくさんした
・学部で習ったことなんでもいいから言ってみて
こんなことを聞かれました。まじめな質問は初めの5分くらいであとは軽くお話したって感じでした。自分の緊張がほぐれたからかもしれません。
全部で20分くらいかかりました。案外早く感じました。
なんだかんだ面接順がトップだったのか大学に入構してから退構するまで40分くらいでした。あっけなかった。
結果
合否はネットで発表だったので東京ビッグサイトでオリンピックのバイトをしながら見ました。
10時ちょうどにページを開き合格者番号を探し始めました。
ありました!!!! めっちゃうれしくてその場にいた人たちと「よかったね!!!!」と祝っていただきました。
そんなこんなであっさりと終わってしまった大学院入試でしたが、選択肢を増やすためにも学部の成績は大事だなと思いました。特に、1年の時から講義を休まず真面目に課題に取り組んだおかげだと思っています。あと指導教員にはめっちゃ感謝してます。