バッキンガム宮殿の兵士の服装 ロンドン,イギリス
イギリスはロンドンにあるバッキンガム宮殿。
「罰金」以外でバッキンと言う言葉は聞いたことがないし、とりあえずガムを捨てたらペナルティーを課せられそうな宮殿だが、毎週月・水・金・日の10時くらいになると多くの観光客が集まる。
衛兵の交代式があるからだ。
私もその交代式が見たくて、朝早起きをしてバッキンガム宮殿を訪れた。
ロンドンの中心からちょっとだけ外れにあるので、地下鉄で移動する。
交代式を見る前に朝ごはんを食べたかったので、近くのスーパーでサンドウィッチを購入。それを、バッキンガム宮殿の横にある公園で食べる。
バッキンガム宮殿には9時くらいに着いたのだが、すでにお客さんは集まっていた。
10時半ごろになると交代式が始まる。
衛兵交代式の前には、馬に乗った警察官が登場して警備にあたる。
バッキンガム宮殿を警備する衛兵の交代式の警備をする警察。
よくよく考えるとよく分からない、誰が何を守っているんだという疑問から交代式はスタート。
衛兵たちが行進しながら演奏する様子や、かっこいい馬に乗って登場する姿はとても見応えのあるものだった。
「お疲れーっす」みたいな感じで普通に交代すれば良いところを、大袈裟に交代することでたくさんの観光客を呼び込み、大きな経済効果を発揮するバッキンガム宮殿の交代式。
これも一つの観光資源の形なのかもしれない。
しかし、気になる点が1つ。
途中でただ歩くだけの衛兵が登場したのだが、様子がおかしい。
おい、絶対に前が見えてないだろ。
特にこっちから見て奥のやつは、帽子を深く被りすぎている。
と思ったら、もっと見えてなさそうな衛兵も登場。
バッキンガム宮殿の衛兵はとにかく視界が悪そうなのだ。
観光客に対してのパフォーマンスを追求したこの容姿になったのか理由は分からないが、タイマンなら勝てそうな気がする。
手押し相撲くらいならマジで倒せそう。
いつからから観光客に見られることを意識しすぎて、結果的に衛兵側が見えなくなっているような気がする。
それとも「他人の目ばかりを気にして生きていると、今度はお前の視界が悪くなるぞ」という現代人への風刺なのか。
なるほど、帽子を深く被ることでこういうことを伝えたかったのか。
いや、たぶんそんな意図は1ミリもない。
ただ、人に見られることを意識しすぎると見えなくものがあるらしい。
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