チャンスは2回 ソウル,韓国
ソウルから韓国の南にある島、チェジュ島行きの飛行機に乗った。
ソウルから出ている便の9割はチェジュ島行きで、あとは釜山と大邱だけしかないみたいな、韓国はとにかく行き先が限定されている。
電光掲示板に示されている出発予定の便を見ると、「済州,済州,済州,済州,釜山,済州,済州」のように、とにかくチェジュ行きの便が羅列している。
とにかく多いチェジュ行きの便に乗る際にオススメなのは夕方の便。
なぜなら夕日を拝めるから。
北のソウルから南のチェジュに向かうとき、機体の右側のシートに座ると夕日を見ることができる。
この日はあいにくの曇り空で天気は良くなかったものの、夕焼け空が見えた。
離陸したときにはまた空が少し晴れて、雲の下に太陽が見える。
夕日が好きだ。どの県に行っても、どの国に行っても、日没の時間になったら西の空を見て、オレンジなりピンクなりの色を探してしまう。
たぶん多くの人がやっていることで、なぜ夕日に見惚れるかは単純に綺麗という理由以外見当たらない。
いつも違う顔をする夕日は飽きない。
雲に突っ込む直前に海岸線から突き出たようなオレンジの光線が美しかった。今まで飛行機からたくさんの夕日を見てきたけど、一番だったかもしれない。
そして雲に突っ込んだあと、しばらくすると雲を抜けて、もう一回太陽を見ることができた。
いつも地上から夕日を見るときは、太陽が沈んだらもう見ることができない。
でも、飛行機だとタイミングがあえば雲の下と上で2回見ることができる。高度が上がれば見える範囲が広がるからだ。(スカイツリーに登ったら関東全体が見渡せるのと同じ)
これから社会人になって仕事を任されるようになると、そこには失敗と成功があったりして、その機会こそが這い上がるチャンスになることもあると思う。
チャンスは逃したくないし、一発で成功させたい、失敗したくないと思う。
でもチャンスは1回逃しても、視座を上げて高いところから見渡してみたら、もう1回チャンスを見つけることができるのではないか?
飛行機から見える西側の太陽みたいに。
そんなに何回も巡ってくるチャンスがあったとしたら、それはチャンスとは言えないけど、この世界に「チャンス」と「飛行機から見える夕日」に因果関係があったとしたらチャンスは2回やってくる。笑
視座を上げて、視野を広くしてみようかな。
もし2回のチャンスを逃したら、明日の太陽に賭ける。