【界津軽・特別会席】大間の生鮪、葱鮪、揚鮪、漬鮪、雲丹鮪
2025年1月に青森県にある界津軽に宿泊しました。星野リゾートの界シリーズは「王道なのに新しい」をコンセプトとした温泉旅館です。大好きな旅館の一つで、これまで10施設ほど宿泊しましたが、界津軽の夕食「大間のまぐろづくし会席」は過去一、二を争うレベルでおいしかったです。鮪自体の美味しさはもちろん、生食できる鮪を贅沢にも火入れしてしまう料理がいい意味で期待を裏切ってくれました!
アクセス 雪深い青森の大鰐温泉
星野リゾート 界 津軽は、青森県南津軽郡大鰐町に位置しています。最寄り駅は大鰐温泉駅で、新幹線の新青森駅から特急つがるで約40分、普通電車の場合は約1時間かかります。大鰐温泉駅からは送迎バスが運行されており、事前に予約することで利用可能です。
鮮やかな館内の様子
界 津軽は、津軽文化が光る宿として知られており、ねぶたをモチーフにした飾りやガラス細工なども随所に見ることができます。ロビーには日本画の巨匠・加山又造氏が描いた大壁画『春秋波濤』が飾られており、毎晩三味線の演奏が行われます。
かまくらの中にあるかのような温泉
内風呂とかまくら露天風呂の2種類があります。私が宿泊した際は内風呂にりんごが浮かべられており、爽やかな香りに包まれて癒されました。かまくら露天風呂からは灯籠と雪景色を眺めることができ、温泉で温まりながら至福の時間を過ごせます。
湯上りどころにはアイスキャンデーの他に、りんご酢とごぼう茶が用意されており、温まった体のクールダウン・水分補給に最適です。なお、脱衣所内にはりんご水がよういされていました。
大満足のまぐろづくしの食事
界には特別会席という、食事グレードアップがあり、その地のものを味わうことができます。季節に応じて内容が変わるようで、私の宿泊した時期は「大間のまぐろづくし会席」ということで、迷わず選択。
まぐろのねっとりした味わいにウニの濃厚な風味と黒ニンニクのパンチの主張の強い三者が混ざり合って、いい方向にまとまった感じでした。
お造りや握りには刷毛で醬油を塗ります。お造りがシンプルに鮪の素材の味を感じることができると思います。特徴とかわかりませんが、さすが大間の鮪、とにかくおいしかったです!
日本酒飲み比べも注文、辛口がマグロには合うらしいです。そう言われて飲むと、そんな気がしましたが、全て美味しくいただきました。
火入れなので、そこまで期待はしていなかったのですが、裏切られました。衣の中はレアに仕上げられた鮪が入っており、加熱することで、より鮪の脂分を感じることができます。衣には鮪の削り節が使用されており、繊細なパリパリ食感と節の強い香りを同時に感じることができます。
これも煮たらツナになって勿体無い😢と危惧していた料理。生でもいただける鮪を鍋で頂く一品。しかし、加熱することで鮪のホロホロ感を味わうことができます。スープもとてもやさしい味であくまで鮪が主役をキープしてくれます。
これまたいい意味で期待を裏切られました。お造りを超える食べ方はないと思っていましたが、個人的にはこれが最もおいしかったです。鮪の漬かっている表面部分が、漬けの効果なのか、とてもねっとりしており、うまみと醤油が濃厚になっていました。ごはんと食べても、付属の温泉卵や海苔と合わせても、何をしても常時おいしかったです。
やわらかいチーズ×りんごのスイーツ、中にはベリーソースもありいいアクセントでした。
こぎん刺しや三味線を!ご当地楽
津軽の伝統文化を体験できるアクティビティが豊富に用意されています。
こぎん刺し体験は予約不要で、トラベルライブラリーにて、いつでに気軽に楽しむことができます。型紙に糸を通してオリジナルのしおりを作成できます。針と糸なんて20年振りくらいに持ったかもしれませんが、ガイドや器具がしっかりしており誰でも楽しく作業できると感じました。
また、津軽三味線の生演奏も毎晩行われております。演奏終了後には三味線体験コーナーも催され、気軽に弾かせてもらえました。なお、日本酒もふるまわれました。
まとめ
以上、界津軽での宿泊記録でした。本州最北端の青森県、せっかく行くからには特別会席にグレードアップがおすすめです!
その他記事をブログにも書いていますので、よかったらご覧ください。