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目の前の事に愚直に取り組む| 元オービック 伊藤元樹が気づいた人間的成長の重要性

株式会社STANDARDは「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」 をMissionに掲げる、2017年創業のスタートアップ企業です。 

東証プライム市場上場企業を中心に700社以上のクライアントを抱え、人材育成や評価制度構築などを起点にDX戦略立案やAI開発、さらにはSaaS型の自社プロダクトまでを一気通貫でご提供しています。 

今回の記事では、セールス部 部長の伊藤元樹さんにご経歴、STANDARDに入社した理由をお伺いしました。

野球だけじゃない人生の選択肢

ー伊藤さんの経歴を教えてください。

私は子どもの頃から野球に打ち込んできました。

ただ、高校時代に甲子園に出場できなかったことが心残りで…。高校3年生の時に「教員になろう。そして野球の監督になって生徒を指導する立場として甲子園に行こう」と思い立ちました。

教える教科は面白そうだという理由から体育を選択し、筑波大学の体育専門学群に進学しました。

しかし色々あって、大学卒業後は、株式会社オービックに営業職で入社。建設業界・不動産業界・ガス業界を主に担当をしました。

また担当業界のマーケティング施策や集合提案会の企画にも携わる機会にも恵まれ、営業として必要なスキルを網羅的に身につけられたかな、と思っています。

オービックを退職後、STANDARDへ入社し現在に至ります。

ー元々、教員になろうとしていたんですね。一般企業に就職した理由はありますか?

大学に入学した頃は「教員になって、部員たちと甲子園に行くぞ!」と考えていました。しかし冷静に自分の将来について考えた時、教師という職が自分の理想と離れていることに気づきました。

はっきり言ってしまうと、「自分は野球だけに今後の40年を費やして良いのか?」という考えが頭をよぎってしまいました。ただ、教員になれば、休日も生徒の部活動に付き添うことになります。

野球はいまでも毎週のように草野球をしているくらい大好きです。しかし、家庭よりも優先する必要があり、休みなく野球に打ち込み続ける人生は、自分の思い描いている未来とは違うなという考えに至りました。

そこで民間企業への就職をすることに決めました。

自分で考え、行動し、責任を負う、営業のやりがい

ー数ある企業の中からオービックを選んだ理由はありますか?

2つの軸に基づいて、就職先を決めました。

1つ目は営業職として働けることです。
まず、エンジニアやコンサルなどは自分にはあまり向かないかなと考えたんです。その反面、コミュニケーションをとることに関しては、野球で培った経験が最大限活きると感じていました。やっていけるだろうという思いも持てました。

2つ目は楽しく営業できる企業であることです。
稚拙な考えかもしれませんが、せっかく働くなら自分にとってやりがいがあり、楽しく働ける場所が良いと思ったんです。

オービックは、今挙げた2つが叶う上に、営業する際に決裁権のある経営者と話せる場合が多いこと、また自分で考え、行動し、その結果に責任を持ちながら活躍できる土壌が整っていました。

ー営業の適性が自分にあると気づいて、職種から企業を選ばれたんですね。

そうですね。

適性と言って良いか分かりませんが、自分の足で稼ぐ…という働き方が自分に合っていると思ったんです。

ただルート営業など、決まり切った業務は興味がありませんでした。決まり切ったことをやるよりも、自分次第で大きく状況を変えられる環境に惹かれました。自分で試行錯誤することが好きなんです。

野球の経験も、大学野球なら比較的、自由度や主体性が強く求められたので、その影響は強く受けていますね。

ーオービックではどういう仕事をしていましたか?

建設業界と不動産とガス会社をメインに担当しました。商材は人事・労務、給与、勤怠管理、販売管理、プロジェクト管理などのシステムです。様々な企業とお仕事をする中で、印象的だったのが大手不動産メンテナンスの企業の案件です。

受注前、競合企業がいたんです。その企業が提案単価がオービックと比べてすごく安くて…。私が営業していたお客様の担当の方は、私とオービックを評価してくれていましたが「正直、価格的にきつい」と言われていました。

内心「この案件は獲得できるか分からないな」と思っていましたが、そのとき幸運にもお客様の役員にプレゼンをする機会に恵まれたんです。そのときプレゼンが好印象となり、この案件を獲得することができたんです。

実は、これが私の初めての案件でした。

最初に獲得した案件が、イニシャルの収入だけで数千万円というかなり大規模な案件で、しかも大逆転劇の末に獲得するとは思っていませんでした。

同年代の創業者に衝撃を受けてSTANDARDに入社

ー入社前に抱いていた希望にマッチした仕事ができていたんですね。それなのにオービックを退職した理由は何でしょうか?

端的に言うと、もっと成長を実感できる環境に行きたかったからです。

転職を考えたのはオービックに入社して、3年ほど経った頃でした。ちょうど仕事にも慣れ、一人前になる時期ですよね。営業成績は上位をキープしていましたし、自分でもそこそこ仕事が出来ていると思っていました。

ただ、仕事ができるようになった満足感に反して、悪い意味での慣れが生まれて新鮮な気持ちが薄らいでいくのを感じていました。同じ業務の繰り返しが続くことが嫌で目新しいものを探していました

これは今考えると傲慢な考えで、振り返ればオービックでも、まだまだ成長機会や業務の改善余地は絶対にありました。ただ、転職したからこそ、そのことに気が付けたとも思うのでもちろん後悔はしていません。

転職がきっかけで、ちゃんと物事を冷静に見ること、そして自分で出した答えを自分自身で正解にしていくことへの意識を身につけられたと思います。

ー転職先をSTANDARDに決めた理由は何でしょうか?

石井さんたちと出会い「この人たちと仕事したら面白そうだな」と思ったことが、STANDARDに入社しようと思った一番の理由です。

こんなにも成長することに全振りしている人たちがいるんだと衝撃を受けました。味わったことのない世界観がここにあると思いました。

それと同時に、自分が井の中の蛙だったんだとも感じました。世の中にはすごい人がいくらでもいるんだな、、、と。

正直、オービックの営業は、優秀な人間が多いと思います。みんな全体的に優等生というか、平均的に能力が高いというイメージです。ただ、石井さんたちは、世間一般での物差しに収まりきらない人だと感じました。

こういう規格外な人がいる環境に身を置いたら、自分はどんな風に成長していけるんだろうという好奇心や期待感で入社を決めた部分は大きかったですね。

ー実際にSTANDARDに入社されてみていかがですか?

オービックをはじめ、大企業は仕組みでしっかりと、業務を型化していたり、社員を指導したりしますよね。STANDARDはスタートアップなので、当時は自由度が異常なほど高くて入社したばかりの頃は戸惑いっぱなしでした笑

最初は、右も左も分からないまま、がむしゃらに営業として数字を作ることだけに注力していました。そんな混沌期を脱したきっかけは、現在の営業本部長の吉原さんが入社したことです。

特に吉原さんが営業に関する業務について整理してくださり、向かうべき方向やタスクが明確になりました。

それだけでなく、吉原さんと一緒に商談に入らせていただいたことで『聞く力』というものは、もっと研ぎ澄ますことができるのだと気づきました。同時に自分は浅いヒアリングをしていたという課題も見えてきたんです。

具体的には、お客様の本当の課題意識や迷っている部分に、もっと踏み込んで聞くことができるという可能性に気が付かされました。

気づいたことや学んだことを自分に取り入れることで、数字という目に見える成果で成長を実感できるのは、とてもやりがいを感じましたね

新しいものを生み出す中で得られる人間的成長

ーSTANDARDに感じる面白さを教えてください

常に変化があり、新しいものを生み出すことに関われる点にとても新鮮味を感じています。例えば直近では新サービスである「Talent Quest」の開発とローンチですね。

テストマーケティングをしたり、製品のフィードバックをしたり。または、そもそもの製品の売り方を考えたりとか…。型が決まっていないので、自分次第で仕事のやり方を決められることが面白いですね。

こういうスタートアップならではの業務に携わることができるのは、とても貴重でありがたいことだと思っています。

ー仕事をする上で、今後も大事にしたい考えなどありますか?

一番根底にあるのは、自分も含めて仕事を通して人としての成長をし続けることです。

例えば、営業成績を上げられるだけで威張っている人がいるとすれば、それはすごくしょうもないと思うんです。そういう人間になりたくないし、部下にもなってほしくありません。

もちろん営業としての売上は大切ですが、最も大事なことは人としてどうあるべきかだと感じています。私自身そんなしょうもない、慢心した人間になりそうだった時期があります。

ただ、そうなったときに、ふと思ったんです。「仕事を取ったら自分に何が残るんだっけ?」と。

自分から仕事を取り上げると、しょうもない人間だけが残ってしまう。そんな思いにとらわれていた自分を、オービックの同期が心配して飲みに連れて行ってくれました。

私のことを心から気にかけたり気遣えたりしてくれたんですよね。誠実さに人間としての深みや器の大きさを感じて尊敬しています。こういう人間としての魅力ある人間になりたいと思いました。

今は人間的に成長しながら営業としても結果を出していきたいと考えていますし、それをチームのメンバーにも伝えていきたいです。

ー伊藤さんは入社した後に部長に昇進しましたが、今のポジションにつくために心がけたことはありますか?

部長になるための特別な工夫や心がけはありません。ただただ、目の前の仕事に愚直に真摯に取り組んできました。結果として部長というポジションをいただけたことは嬉しく思いますが、それが目標だったわけでもありません。

また、個人的にはまわりの人を大切にする姿勢も評価いただけたと思っています。STANDARDで昇格を目指すなら、この姿勢が最も重要かも知れません。

これから入社する方も、お客様はもちろん社内のメンバーとの人間関係も大切にしながら、愚直に真摯に成長し続ける人が活躍できると思います。

今回は、セールス部 部長の伊藤元樹さんのインタビューをお届けしました。

当社は、「ヒト起点のデジタル変革をSTADARDにする」というミッションに活動をしています。もしも、あなたが過去に日本企業のDX推進に携わったことがあり、かつ「ヒト」の壁にぶつかった苦いご経験がおありなら、そこでの心残りを吹き飛ばすことができる最高の環境になります。

STANDARDでは、さまざまな知的好奇心を持つメンバーが、日々切磋琢磨し合いながら働いています。熱い想いを持ち、事業を成長させようと思っているメンバーばかりなので、入社後はきっと刺激的な生活が待っています!

少しでもSTADARDで働くことにご興味がある方はカジュアルに話をさせていただければ嬉しいです。

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