今日は何の日(2020/1/13)

1. 成人の日

成人の日は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨とする日本の国民の祝日の一つです。
1948年公布・施行の祝日法によって制定されました。制定時の日付は1月15日でした。成人の日を1月15日としたのは、この日が小正月であり、かつて元服の儀が小正月に行われていたためだといわれています。
現在は、ハッピーマンデー制度のため、2000年以降は1月の第2月曜日となっています。

ですが、よく考えてみると、1月の第2月曜日となる日は1月8日~1月14日であり、現在の制度では1月15日は成人の日とはなりません。なぜ、1月の第3月曜日(1月15日~1月21日)とはならなかったのかというと、阪神・淡路大震災が起きた1月17日が「防災とボランティアの日」となっており、もし1月1日が土曜日だった場合、「第3月曜日」は1月17日となり、「成人の日」と「防災とボランティアの日」が重なってしまいます。これを避けるために第2月曜日に成人式を設定したと言われているようです。

2. 成人式

成人の日には、各市町村で新成人を招いて成人式が行われます。また、帰郷する新成人が参加しやすいように、成人の日の前日の日曜日に成人式を開催する自治体も多いです。豪雪の影響や帰省しやすい時期等を考慮して、大型連休中やお盆に行われる地域もあるようです。

成人式では、女性は振袖、男性はスーツや紋付羽織袴などの正装に身を包み、市長などから祝福の言葉を贈られます。正装に身を包む理由は、成人式は冠婚葬祭の「冠」にあたる儀式で「最も格式の高い場」であるためです。

成人式の始まりは、戦後間もない1946(昭和21)年11月22日~24日にかけて埼玉県の蕨市で行われた第一回青年祭の中の「成年式」であるとされています。この行事は、戦争によって荒廃した日本の復興の担い手としての青年達にその自覚を促すと共に、彼らを励ますために行われたものだったそうです。この行事が全国に広まり「成人式」となりました。なお、蕨市では今でも成人の日の式典は「成人式」ではなく、「成年式」と呼んでいるそうです。ただし、日付に関しては、現在の成人の日に合わせているようです。

3. 関連する行事

3-1. 小正月 (1/15)

3-2. 防災とボランティアの日 (1/17)

4. 参考文献

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