今日は何の日(2020/3/11)
1. 東日本大震災発生の日
9年前の2011年(平成23年) 3月11日(金曜日) 14時46分18秒 (日本時間)、宮城県牡鹿半島の東南東沖 130 km (深さ 24 km) を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生しました。地震の規模はマグニチュード 9.0 (モーメントマグニチュード) で、発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震でした。
震源域は、岩手県沖から茨城県沖までの南北約 500 km、東西約 200 kmのおよそ10万平方キロメートルととても広大なものでした。最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7で、宮城・福島・茨城・栃木の4県36市町村と仙台市内の1区では震度6強を観測しました。また、東北や関東の沿岸に津波が押し寄せ、その波高は場所によっては高さ10メートルを超えました。
これまでに確認された死者と行方不明者は1万8428人、また避難生活などで亡くなった「震災関連死」は3700人以上で、「関連死」を含めた死者と行方不明者は2万2000人を超えています。津波による浸水面積は561平方キロメートルで、これは山手線の内側面積の約9倍ほどの面積です。
現在でも福島県の住民を中心に4万8000人近くが避難生活を余儀なくされています。
2. いのちの日
「災害時医療を考える会 (Team Esteem)」は、災害時医療の改善を図るとともに、9月1日に防災訓練が行われるように、3月11日には健康、医療、災害時の体制などを考える機会を設けたいとの思いから3月11日を「いのちの日」としました。
この記念日は、命の尊さを思い、命の大切さを考え、震災で学んだことを風化させることなく災害に備えることが目的です。
この日を中心にシンポジウムの開催や標語の募集などが行われます。
災害時医療を考える会は、東日本大震災の際に自ら被災地に向けて、心と体の健康回復に関して何らかのアクションを起こした医療者、ジャーナリスト、政治家、大学教員、災害ボランティアなどで構成されており、災害において医療に関係する問題を解決するために、何ができるのかを考える人たちの会です。
関連する記念日としては、9月1日が関東大震災が発生したことに由来した「防災の日・防災用品点検の日」があります。また、12月1日は同じ「いのちの日」ですが、こちらは厚生労働省が自殺予防活動の一環として制定した記念日です。
3. まとめ
東日本大震災は多くの国民に多大な影響を及ぼしました。この日をきっかけに、災害が起きてしまったときどのように行動すればよいのか、被災者の方々のために私たちは何かできることはないのかなどを考えてみてはいかがでしょうか。
また、毎年3月11日には以下のような企画も行われています。この企画は、ヤフーで「3.11」と検索するだけで、復興支援のための寄付をすることができるというものです。この企画に参加してみてはいかがでしょうか。