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Netflixオリジナルドラマ『グランパは新米スパイ』感想

2週間ぶりくらいにまともな記事を投稿をしてる気がします。
お久しぶりです。しょうです。

Netflixで配信が始まったグランパは新米スパイを全話視聴したので感想を書こうと思います。

予告はこんな感じ、本編は吹き替えもありますが現時点でYouTubeには日本語版の予告は無いみたいです。

ちなみに原題はA Man on the Insideです。直訳だと内側の男とか内部の男と言ったところでしょうか、邦題と意味が全然違うんですが『内部の男』ってドラマを選ぶかと言われると……タイトルの意味は多少違えどクリックしてもらうためにはタイトルのキャッチーさは大切ですよね。


あらすじ

元大学教授のチャールズ (テッド・ダンソン) は、もう人生には何も起きないと思っていた。1年前に妻を亡くしてからは、単調な毎日から抜け出せなくなり、娘のエミリー (メアリー・エリザベス・エリス) とも疎遠になっていた。ところが、探偵のジュリー (ライラ・リッチクリーク) が出した求人広告を目にしたことで、チャールズは新しい冒険に乗り出すことになる。チャールズのミッションは、サンフランシスコにある老人ホーム、パシフィックビューに潜入し、ある家族の盗まれた家宝の謎を解き明かすこと。入居者たちもスタッフも、すべての人が容疑者という中で、パシフィックビューのあらゆることに目を光らせている施設長ディディ (ステファニー・ベアトリス) に気づかれることなく、事件を解決できるかどうかはチャールズにかかっている。なのに、目立たずにいることは思いのほか難しく、人当たりの良いチャールズは、たちまち入居者たちの人気者に。"スパイ"となって、新たな一歩を踏み出したチャールズは、人生にはこの先もまだまだいろいろなことがあると気づき、そしてエミリーとのきずなも取り戻していく。

「グランパは新米スパイ」は、2021年アカデミー賞®長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた「83歳のやさしいスパイ」をもとに、クリエイターのマイケル・シュアが贈るコメディシリーズ。

Filmarksのあらすじより

このドラマには原作にあたるドキュメンタリーがあるらしく、アマプラなどで見ることが出来ます。Netflixでは見れなかった。


感想

この時点で邦題、原題、あらすじを読んでいろんなところにギャップを感じてる人もいるのではないかと思う。
たぶんその感覚は間違いではない、キービジュアル含めこうやって並びで見ると原題だけが堅苦しく感じるが実際にそんな感じだった。

作風としては全く堅苦しくなく、コメディ感強めのスパイ(探偵)もののため雰囲気は邦題のキャッチーさの方が合ってはいる。

ただグランパって感じでもない。年齢的におじいちゃんではあるが、孫と直接絡むシーンは少なくそこに関しての祖父感は少ない。基本は父と娘の話であって孫から祖父を見る視点はほぼないため、この邦題に対していろいろ言われてるのもわからなくはない。

ストーリーはあらすじの通りでいたってシンプル。

定年を過ぎ、妻に先立たれ、やることのない老人がひょんなことから探偵会社の内偵役としてとある老人ホームに忍び込む。

ただそれだけです。本当にそれだけです。そこでルビーのネックレス窃盗犯を探すのがミッション。

スパイと書くと隠れて暗躍してアクションありみたいなのを想像してしまいますが基本は老人ホーム内の老人たちの話です。
格闘も無ければ、ガンアクションも無いです。

老人ホームに住む老人たちにも様々な事情があり、預けられたっきり家族が面会にこなかったり、みんなにキレ散らかしてガンなのに葉巻吸ったり、認知症を患ったり、昨日まで元気だったと思ったら急な別れが来たり、老人ホーム内結婚、離婚したりと…34歳の私が見るにはちょっと早すぎる話のようにも感じた。

今のところは両親も老人ホームのお世話になるほど老いてもいない。
この前コロナ禍中に亡くなった祖父の墓参りに行ったが、最後に会ったときは普通に元気だったので親族がそういった施設に入ることの家族の悩みなどの理解にはまだまだ時間がかかりそう。

コロナ禍真っただ中で県境跨いだ移動も憚られる時期だったので葬式にも参列出来なかったのを思うと最後に祖父に会いたかったと感じさせてくれる作品だった。

タイミング的に初めての墓参り後の新幹線で見始めたので余計にそう感じたのかもしれない。

この作品はもう少し年を取って視聴したら感じることも変わるだろうなと思う。

30分8話とかなりコンパクトで笑って泣けてかなり良い作品だった。続編を匂わせるような終わり方をしたので続きも気になる。

オマージュやイースターエッグ

オマージュやイースターエッグなども存分に盛り込まれている。
1つはNetflixで配信されているドラマ グッドプレイス関係、制作が同じくマイケル・シュアとのこともあってカメオ的にグッドプレイスのキャストがちょこちょこと出てくる。
最終話とかもね、またツーショットが見れたのは嬉しかった。

エレノア役だったクリスティ・ベルは本編で登場しないが、LAプレミアには足を運んでたようでその様子がYouTubeにアップされていた。

マジでグッドプレイス特別編とか作ってくれないっすか????

最後に本作のサブタイトルはスパイ、探偵小説などをオマージュししてたので小ネタとしてまとめておきます。

1話:Tinker Tailor Older Spy
ジョン・ル・カレの小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ/Tinker Tailor Soldier Spy』が元ネタ。分かりやすく映画版の邦題で言うと裏切りのサーカスです。
グッドプレイスにはTinker, Tailor, Demon, Spyと言う回も存在します。

2話:The Man Who Knew Too Much About Bridges
アルフレッド・ヒッチコックの映画『知りすぎていた男/The Man Who Knew Too Much』

3話:The Emily Always Rings Twice
ジェームズ・M・ケインの小説『郵便配達は二度ベルを鳴らす/The Postman Always Rings Twice』

4話:The Curious Incident of the Dog in the Painting Class
マーク・ハッドンの小説『夜中に犬に起こった奇妙な事件/The Curious Incident of the Dog in the Night-Time』

5話:Presents and Clear Danger
トム・クランシーの小説『今そこにある危機/Clear and Present Danger』

6話:Our Man in Sacramento
グレアム・グリーンの小説『ハバナの男/Our Man in Havana』

7話:From Russian Hill with Love
イアン・フレミングの小説『007 ロシアより愛をこめて/From Russia with Love』

8話:The Spy Who Came in from the Cold
ジョン・ル・カレの小説『寒い国から帰ってきたスパイ/The Spy Who Came in from the Cold』

まとめ

今回はさくっと読める量にしてみました。
初週のランキングが出ましたが64ヶ国ランクインしましたが案の定、日本ではランク外、KAOSやThe Cageに続いて人気のないタイトルを取り上げるでお馴染みの人みたいになってますね。
しかしどれも1000ビュー越えてるし、The Cageに至ってはそろそろ5000ビューが見えるほどになってきてるので需要が無いわけでも無さそう。
地道に続けていく。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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しょう
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