【popin Aladdin】シーリングライト一体型プロジェクターはこのまま終焉を迎えるのか
何故かここ3週間連続で閲覧数のトップがAladdinX(旧popin Aladdin)のNetflixアプリのサポート切れに関しての記事だった……最近この手の話題には触れて無かったので続報というか、この辺りのトレンドをピックアップした記事を書こうと思う。
・終焉を迎えそうなシーリングライト一体型プロジェクター
トレンドと書いたがいきなりあまり良くない話題から始めます。
製品情報のリークなどをつかんでるわけでは無いので完全な個人の感覚と言うか、直感的な考察になってしまうところはご理解いただきたい。もしかしたら新製品の準備は進んでるかも…とそう信じたい気持ちもある。
シーリングライト一体型プロジェクターは2018年の発売以降長らくAladdinXの1強時代が続いた。2022年4月にAnkerが参入、AladdinXは2022年6月にAladdin X2 Plusを発売した。ここから2年半は2強時代になる。
両社の最新機種が以下の通りで価格では2.5万円ほどの差がある。
Ankerの参入により製品開発は加速するかと思われたが両社ともに発売から2年以上が経過してるが新製品の情報はない。
この2年の間にいろんな問題が散在されるようになってきたのでここで取り上げておきたい。
ハード面の進化の限界説
シーリングライト一体型プロジェクターは大手2社が2年以上新製品が出ていないのでハード面では2年間全く進歩してない分野になる。少なくともユーザーの目に見える範囲では何も起きてない。
所謂据え置きタイプのプロジェクターはEPSONやCanon、SONY、BenQなどの様々な会社が毎年のように新製品をリリースしている状況である。
この新製品のリリースが止まっていることについて考察したいと思う。
可能性として挙げられるのがハードウェアの限界説です。
まず物理的にシーリングライト一体型プロジェクターに大きくのしかかる課題が本体の重さの制限です。
引っ掛けシーリングの重量制限は基本的には5㎏です。
一般的なシーリングライトの重さは部屋の広さにもよるが2~5㎏程度なのに対して、Aladdin X2 Plusは4.9kg、Nebula Novaは4.7kgとほぼ重量制限の限界に近い。
ハード面の大幅なスペックアップとしてはそろそろ4K対応を…なんてことがあげられるのだがこの重量制限がかなりネックになると思われる。
一部例外があるものの4Kプロジェクターは小型なもので4.5kg~5㎏程度あるためこれに照明機能までつけようものなら余裕で5kgには収まらない。
恐らく現状のフルHD、1000ルーメン以下くらいのプロジェクターを乗せるのでギリギリなのではないだろうか。
もう一つが耐久性の問題です。
1年ないし、数ヶ月ほどでドットが欠けてきたという報告は少なくない。
照明とプロジェクターの組み合わせは革新的ではあったもののそれぞれが熱を発し悪影響を及ぼしてる可能性がある。
サポートに連絡した人が数時間の連続使用は想定してない旨のメールをもらってる人もいた(もちろんマニュアルにはそんなこと書いてない)
アプリ、ソフトウェアの問題
過去の記事にも書いている通り、現在AladdinX社の方はNetflixのアプリのサポートが切れてしまっている状態にある。
またDisney+のアプリもバージョンアップに不具合があり視聴不可になってるといった報告がX上でチラホラ上がってきている。
独自にカスタムしたOSをベースにしていることから基本的にはAndroidアプリを自社でカスタムしてストアにリリース的な手段を取っているんだと思うが開発の方が明らかに追いついてない。
バグの報告は散在されるがほぼ無視状態である……
4K、1500ルーメンくらいのゲームチェンジャーになりうる製品が来ない限りは先のあるプロダクトって感じではない気がする。
・進化を遂げるモバイルプロジェクター
同じくベンチャーや比較的新しい会社を中心に発売が増えてきたモバイルプロジェクターだがこちらはかなり形のバリエーションも増え、色々なことが出来るようになってる。
小型化も進み、画質も明るさも少しずつではあるが良くなって来ている。
・まとめ
ネガキャンなんてしたくは無いのだがサポートは雑になり、スイカゲームの会社に成り果ててしまった感は否めない。
なんか面白い製品出してくださいよ!!!