Aladdin Vaseのメリット、デメリットとは?
気が付けばpopin Alddin関連記事ばかり書いているしょうです。
noteの新エディタが実装されたのでちょっと加筆修正しています。
先日、popIn社の新商品Aladdin Vase(アラジンベース)が発表されました。今回は発売前のAladdin Vaseがどのような商品か調べましたので購入を検討してる方は参考になればと思い書きました。性能面を公平に見ているつもりです。
Aladdin Vaseは今までのpopIn Aladdinシリーズとは違いコンパクトな縦型スマートライト付きプロジェクターです。類似商品にAnkerのNebula Capsuleシリーズがあるのでそちらの商品と比較してみたいと思います。
今回の記事で比較しているプロジェクターの情報をNotionにもまとめました。
1.価格
まずは価格です。Aladdin Vaseが少しお高めな設定ですがpopin社は頻繁にセールを行うのでNebula Capsule IIと同等の金額ぐらいになると思います。むしろセール以外の期間に購入すると後で損した気持ちになるくらいの勢いでセールしてます。公式通販、楽天市場、Amazonを巡回するようにするのがおすすめです。
XGIMI Mogo Proは他のものより少し高いですが機能が他より充実しているので妥当な額だと思います。
¥74,800:XGIMI Mogo Pro
¥69,800:Aladdin Vase
¥59,800:Anker Nebula Capsule II
¥39,999:Anker Nebula Capsule
¥37,000:Anker Nebula Capsule Pro
2.明るさ
明るさに関してはアラジン2が700ANSIルーメンに対してアラジンベースは200ANSIルーメンとかなり暗い印象です。基本的には寝室、夜の野外など基本は暗いとこで利用する用途になると思います。リビングの壁に時計などをうっすら写す使い方でも思います。
300ANSIルーメン:XGIMI Mogo Pro
200ANSIルーメン:Aladdin Vase
200ANSIルーメン:Anker Nebula Capsule II
150ANSIルーメン:Anker Nebula Capsule Pro
100ANSIルーメン:Anker Nebula Capsule
3.OS
OSは上位モデル3台に関してはAndroid9.0を搭載しています。おそらくアラジンベースは他の自社製品と同様ベースOSとしてAndroid使用しているためGoogleのストアからアプリケーションをインストールするといった自由度ではNebula Capsule/Mogo Proのほうが上だと思います。
正直アラジンのアプリは限られていて自由度がほぼないです。実装するとのアナウンスはされているものの12/9時点でTVer、Disney+の実装がまだです。
Android TV 9.0:XGIMI Mogo Pro
Android 9.0:Aladdin Vase
Android TV 9.0:Anker Nebula Capsule II
Android 7.1:Anker Nebula Capsule Pro
Android 7.1:Anker Nebula Capsule
3.大きさ
XGIMI Mogo Proが少し重いです。プロジェクターは置いて使うものなのであまり重さは気にならないですね。上位モデルにあたる3台が少し大きめですが大きいので使いにくいといったものではないので問題ないと思います。
外で使用する用途だと軽くてバッテリー内蔵のAnker Nebula Capsule Proあたりが良いかと思います。
105(幅) x 94(奥行) x 146(高さ)mm 約1kg:XGIMI Mogo Pro
80(幅) x 80(奥行) x 169(高さ)mm 約650g:Aladdin Vase
80(幅) x 80(奥行) x 150(高さ)mm 約739g:Anker Nebula Capsule II
68(幅) x 68(奥行) x 120(高さ)mm 約471g:Anker Nebula Capsule Pro
68(幅) x 68(奥行) x 120(高さ)mm 約470g:Anker Nebula Capsule
4.画質
画質は上位モデルがHD(720p)、下位モデルがSD(480p)です。XGIMI Mogo ProはフルHD(1080p)になります。利用するアプリで画質上限があったりしますが最高画質は良いに越したことはないです。
ちなみにアラジン2はフルHD(1080p)ですが現状NetflixのアプリがHD(720p)までしかサポートしてないのでHD(720p)が画質上限です。
1080p:XGIMI Mogo Pro
720p:Aladdin Vase
720p:Anker Nebula Capsule II
480p:Anker Nebula Capsule Pro
480p:Anker Nebula Capsule
5.画面サイズ/投影距離
100インチの投影に必要な投影距離は以下のようになります。アラジンベースがNebula Capsuleシリーズより20cmほど短くなっています。狭い部屋などでは短距離投影できるのはうれしいですね。
投影距離が長くなると画面が暗くなるので投影距離が長くなるなら明るめのプロジェクターをお勧めします。
2.66m:XGIMI Mogo Pro
2.87m:Aladdin Vase
3.08m:Anker Nebula Capsule II
3.08m:Anker Nebula Capsule Pro
3.08m:Anker Nebula Capsule
6.ランプ寿命
ランプの寿命はAladdin Vaseがちょっと悪いですね。ランプ寿命に関しては使い倒した人の情報をなかなかみないのでカタログ値を鵜呑みにする以外の検証方法がわからない点でもあります。初代アラジンは故障報告が山のようにありましたがアラジン2からは減ってるようにも思えます。
30,000時間:XGIMI Mogo Pro
20,000時間:Aladdin Vase
30,000時間:Anker Nebula Capsule II
30,000時間:Anker Nebula Capsule Pro
30,000時間:Anker Nebula Capsule
7.それぞれの特徴
7.1.Aladdin Vase
アラジンベースの特徴はデザインとスマートライトにあると思います。インテリアとして置いてもよく、機械っぽさがなくいろんなとこになじむデザインになってます。個人的に茶色っぽい色合いのプロジェクターは初めてみたので少しびっくりしています。
先日、発売されたAladdin Connectorにも対応したのでワイヤレスでHDMI機器が使用できる点は使い勝手が良くていいと思いますが、HDMIケーブルの煩わしさから解放された一方電源ケーブルが必須で持ち運びが出来ない点が残念です。公式HPの写真は商品の見た目にスポットを当ててるためあまり設置場所への言及はありません、画像でも電源コードがない状態で置かれてるものもあります(使えないじゃん…)
スマートライトに関しては詳しい機能が公開されてないので何とも言えないでが、プロジェクター自体がそこまで明るくないので同時に使用するみたいなことはあまりないと思います。
HDMIを使用するには別途Aladdin Connector(15,800円)が必要になることは忘れないでほしいです。Twitter上でVase買ったのでゲームするという声が多いですが単体でHDMI接続が必要なゲームはできません。HDMIまで使用するのを想定するとXGIMI MOGO Proより値段は高くなります。
7.2.Nebula Capsule
なんといっても安い、Androidを使用しているので汎用性が高くアプリケーションが充実している点です。アラジンベースとは逆に電源ケーブルなしでHDMIケーブルが必要になる……(バッテリー駆動のワイヤレスHDMI機来て)
底面に三脚穴があるので90度上向きにすれば天井投影もできます。寝室利用には良いですね。(アラジンベースは底面デザインが出てないですがインタビューとか見る限り底面に三脚穴はなさそうです)
最新のNebula Capsule IIが2019年の春に出てるのでそろそろ後継機が出てもいいころだと思ってます。
7.3.XGIMI MOGO Pro
ちょっと高くて大きいですが解像度、画面の明るさでは完全に他よりは上を行きます。個人的にモバイルプロジェクターを買うならこれです。
8.総括
個人的には今回は購入を見送ります。コンパクトでいい商品だと思いますが電源ケーブルが必須になるのがかなりマイナスです。これでかなり自由度が削がれてしまった印象があります。ライトもついてるしキャンプなどに持っていけるようなものが良かったと思いましたが45w出力のバッテリーとセットで持ち歩くにはちょっと厳しいかなと思いました。
デザインもよく据え置き、屋内で使うには申し分ない機能だと思うので購入してみるのも全然ありだと思います。
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