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🎁#53 the monogatary | Sun(3)
※前回のお話はこちら▼
【第三章】
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<3-1>
ダーチョン「遂にこの日が来ました!皆来るかな~?」
ピンチョン「ね!誰が来るかな~?」
ダーチョン「ドゥルカーあたりは来るだろうね!神出鬼没だけど(笑)」
ピンチョン「たしかに(笑)」
ドゥルカー(男性)。我武者羅。猪突猛進。そんな言葉がぴったり。基本的に。我の人生を彩ってくれたのは…。ダーチョン。そしてドゥルカー。この2人である。いじめから守ってくれたダーチョン。この世界の素晴らしさを伝えてくれたドゥルカー。この2人に出逢えたこと。それは我が人生における最大の幸運なのかもしれない。
<3-2>
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「え~。それでは皆さんには。自己紹介をしていただきたいと思います。このクラスは少人数。少数精鋭。それが我が校のポリシーです。」
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古の記憶が蘇る。我が校は定期的にホームルームという授業が存在する。初顔合わせにて。我は2人の存在を知る。
我の武器とは一体何なのか。他者の場合。それは往々にしてスキルである。基本的に。ドラキュラであれば。10歳の時点で何かしらのスキルを有することになる。初級スキルを身に付けるものが6割。中級スキルが3割。上級スキルが1割といった具合である。上級スキルを所持している者。彼らには特別な権限が与えられる。しかしながら。その詳細は極秘とされている。
ダーチョンとドゥルカー。彼らのスキルは共に中級である。ダーチョンは水のスキル、ドゥルカーは風のスキルを扱う。同じ中級スキルでも。階級というものが存在する。彼らは見習い・弟子・達人という形でカテゴライズされる。我が校に所属する中級プレイヤーは大体。見習いという風に分類される。我が校を卒業するまでの間に。生徒は弟子もしくは達人となれるように。研鑽を重ねていくのである。
<3-3>
ディスオーダーとしての人生。我はその開拓者となりたい。たとえスキルがなくとも。「この世界はこんなにも素晴らしい」と。後輩たちに伝えたい。「ドラキュラ」であること。それだけで特別なのだと…。
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