おばあちゃん、それリモコンじゃない
数日前、おばから、祖母が、さっきまでした話題といま話してる話題をくっつけてしまった、と聞かされる。
そこで、私ではなく、外部の専門家に相談することを提案した。
おば「それやってもそんなに意味ないでしょ」
ふむ、案の定否定してきた。
地域包括支援センターに相談する、とおばが言っていた。
ただし行動に移すかは不明。(言ったけどしない、なんてのはおばのよくある展開。で、気がついたら先延ばしされていて何も変わってない、ってなるんだよな)
あれから現在。
行動、してない。
精神状態が悪いとき、とは
おば「芸人さんってすごいよね。お金もらったら(以下略)」
先日、オリエンタルラジオ藤森さん出演の『おしゃれクリップ』を見たらしい。お母さんに親孝行してあげたと。藤森さんのお母様は、いまは、それを自分ではなくお嫁さんにしてあげてね、って。
私「それはお金稼げたらね(遠い目)」
おば「お母さんが家買ってもらったんだって」
私「ああ…、それだったらEXITの兼近さんもしてたよ」
おば「家買ったり補聴器買ったりできるんだねー」
私「……(ぴきっ)」
このあと何か言いながら、朝、いつものように家を出て行ったおば。
私「……(イライラ)」
(なんだよ、買ってあげられなかったよね、あなたは、ってことを遠まわしに言いたいんじゃないだろうな)
自分はお金に余裕なくて母親に何もしてあげられなかったって思っ、
思ったな……。思ったから反応したのか、たぶん。
私の中に、
お母さんに親孝行してあげられなかった「後悔」とか、
心配かけさせ続けた「罪悪感」とか、自分のことでうまくいかないイライラをぶつけた「自分への怒り」とか、そこをつつかれた気がしてイライラしたわけだ。
「あの芸人さんたちみたいに、綾花、お母さんに何かしてあげた?」って言われたわけでもないのにね。そもそも、つつかれてないのに。
このように、心の状態が良くないと、変にひねくれたもののとらえかたをするわけですね。
夫と会話すらない、なんて妻の苦痛をネットで見たことがあるけど、
家族と会話があるのに、孤独感とか疎外感とかストレスがあるって、それはそれでどうなんだろう。
うん、最近おばがどんな人かわかってきたよ。
こいつ自己憐憫うるせぇな。笑(口が悪い)
なんか……当てはまるな。けっこう。
大人になってから、
母が私に「愛してるのよ」って言うと「きっもち悪!」って返すようになった。それぐらいありえなかったし、本当に胸のあたりがざわついてしまった。
いつか、誰かが「愛してるよ」って言ったとき、「気持ち悪い」って言葉が浮かんだらもう終わりじゃないかと思っている。
あっ。
ちょっと待って、終わりではない。
病みと貧困のせいで、自虐とネガティブが、水道管破裂したマンホールみたいにあふれ出るようになっているけど、やめよう。
いまね、おばあちゃんが、
「7押しても何も鳴らない」って、
テレビに
「77」って押した電卓向けてるんだけど、
それ見て絶句して。
さらに別の電卓見せて「77」って押してて、「リモコンじゃないんだ」って言ってて困るー。笑
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