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【連載】IT系の資格ホルダーになる! ~G検定~ #6

こんにちは。株式会社PlusWordの志築です。
この記事ではAI領域の資格として存在感が出てきている(と思う)G検定を取り上げます。

◇G検定の特徴

G検定の範囲や日程など正式な情報は主催団体から発信されています。

ちなみにG検定のGはGeneralistのことで、AIの知識を汎用的に適用できる知識レベルを身につける、ということが定義されています。
G検定の専門性を高めたE検定(EはEngineer)というものもありますが、世間一般に普及しているのはG検定のほうです。
G検定は先日取り上げたDi-Liteにも関りがあり、公的にも存在感が出てきているといえます。

G検定は年2~3回、定期的に試験日が設けられており、一般的には自宅でWEBを使用して受験するタイプです。指定のURLに接続し、画面に表示される問題を解いて提出する、という形式で従来の受験というイメージより自由度が高い印象を受けます。自宅で受験、カメラで監視される、ということもないので、メモなどを用意してみることができる環境です。(いわゆるカンペを見ながら、という行為がNGかどうかは明記されておらず自己判断に任せられるという感じです)
このことからG検定はやり方次第で簡単に合格できるかも?と思うかもしれませんが、そう簡単な話ではなく、試験は
120分で160問程度。一問あたり約45秒
で構成されています。
かなり時間がタイトになり、問題を読んで少し考えたらすぐに回答を選択しないといけない、いわゆる瞬発力が問われる形式なのです。
問題にぶつかってからその都度参考書・サイトを調べてみる、ということを行っていては全問とてもではないが回答できない問題量なのです。

◇内容は時流に乗っていて勉強になる

AIはまさにトレンドで、このG検定はいわゆる旬の資格と言える内容です。試験範囲はAIの歴史としてAIの起源から現在に至るまで、また社会的にどのような問題を抱えているのか、法的にどのように整備されているのか、世界でどのような取り組みが行われているのか、など一見AI自体の中身に関わりが薄いと思われる分野がかなり出題されます。
もちろんディープラーニング・機械学習・画像認識の原理などAIの原理・原則もメインの出題範囲です。
Generalistが対象なので幅広い知識が問われている試験内容となっており、この学習を行うことで、AIに関わるニュース記事などで取り上げられている専門用語をかなり理解できるようになると思います。
G検定を取ることで、AIを今までより一歩深い視点で理解することができるようになります。

◇試験対策は自作メモの作成を重視

基本的にテキスト・模擬問題集を使用することで、理解度を高めていくことが王道で近道となるのはほかの検定試験と変わりませんが、上記で取り上げたようにメモを見ることができる試験形態なので、自分なりのメモを作成することを推奨します。
自分自身、一通り勉強が終わった段階で、当日見られたらいいな、というレベルでメモを作成してみたのですが、今振り返るとこのメモを作成することで曖昧な知識が浮き彫りになったり、いろいろと線になったり、と仕上げのステップとしてすごく有意義な作業になった思い出があります。
当日は時間がほとんどなく使った記憶はありませんが、それ以上にインプットの定着に役立つ活動になるので、自分なりに取り組んでみてください。
(ネットでその人がまとめたメモなどが配布されているかもしれませんが、それはそれ、一度は自分でまとめてみる、ということをしてみてくださいね)