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パナソニックITSがつくるMaaSシステムの裏側

こんにちは!はじめまして!MaaSシステム開発チームの佐瀬です。
このたび、当社の技術アピールとナレッジのオープン化にむけて、テックブログを記載させていただくことになりました!
 
初回の今回はズバリ「MaaSシステムの裏側」ということで、どのような仕組みで当社のサービスが動作しているか、一部をご紹介したいと思います。

MaaSシステム開発チームってどんな仕事?

こんなサービスの設計・実装・評価・運用を一手に担うチームです!
スマートフォン用アプリ・Webアプリ・サーバーシステムを一貫し、UIデザインや機能検討も含め、北海道室蘭市の拠点メンバーとともに開発をしています。

https://www2.panasonic.biz/jp/solution/report/archi/vol48/adr48_11_12.pdf

システムアーキテクチャ

バックグラウンド

最初にスタートしたMaaSプロジェクトが、ごみ収集の効率化&デジタル化を目指す「収集しマース」でした。技術選定として、”サービスを作るためのアプリケーション開発に集中したい”という点を最重視しました。
 
当初の利用率や、他都市での展開の可能性を考え、重視したのは以下の観点です。

  • サーバーシステムへの初期投資最小限にしたい

  • 運用メンテナンスに人員を割くよりもアプリに集中したい

  • 困ったときに解決しやすいインフラを選定したい

インフラとアーキテクチャの選定

そこで、当社のMaaSシステムはAWS(Amazon Web Services)を基幹インフラとし、クラウドの構成としてサーバーレスアーキテクチャを選択することとしました。
挙げられるメリットは、以下の通りです。

  • 世の中での開発事例が多く、トラブルシューティングが容易になること

  • サーバーリソースの管理が最小限でいいこと

  • 従量課金で利用した分だけの支払いで済むこと

サーバーレスアーキテクチャの詳細については、上記などのAWSで公開されている記事などを参考にして頂くのがベストですが、基本的には“サーバーの存在・管理を意識せずに稼働する構成”ということになります。

MaaSシステムで利用した当社の基本的なアーキテクチャ

サーバーとのインターフェースを実現するAPI Gatewayを中心に、CI/CDを含めた環境も同時に構築しました。
いずれの機能においても、各サービスを実現するためのサーバーの管理はしていません。ここでの管理は、OSやミドルウェア・パッチ適用などの運用保守の意味合いが強い部分の作業を指しています。
(サービスごとに設定された性能上限への到達等の監視業務は実施)

今後のテックブログとシステムの展望

簡単にシステム構成を説明させていただきましたが、当社のメンバーも多くのトラブルに悩みながら、システム化を実現してきています。
ご紹介できていない各AWSサービスの利用方法など、技術的解決策をふまえながら、当社でカバーする技術領域をお伝えしていければと思います!